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東京ガールズエレクション

東京ガールズ選挙(エレクション)~こじらせ系女子高生が生徒会長を目指したら

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長嶺超輝/著


アマゾンレビューではけちょんけちょんに言われている。
出来の悪いラノベではある。
がしかし、青少年なら面白く政治の話を自分たちに置き換えて読めるのではないだろうか。


少しネタバレ

校庭に立つ樹齢300年のイチョウの木を自分の根城として一人「ぼっち」をこじらせている女子高生「イチョやま」。
彼女の元にある日現れた徳川家基の霊。若くして謀殺された将軍候補が、今の世に政治家を作り出すことに成功した時、生まれ変わることができる・・・。
選挙コンサルタントとして「イチョやま」に政治や議会制度、民主主義について講義をしていく家基。
講義部分は少し眠くなるが、これは誰もが知っておくべき知識である。
何しろ国民、選挙民の一票は世の中を変えられるのかという18歳選挙権時代に合わせてユーキャンがぶつけてきた本なのだから、ためにならないわけはない。
「イチョやま」の高校の生徒会長は自らアイドル気取りの日色冴。
校庭のイチョウの木を保存するか撤去するかの戦いは、そのまま日色冴とイチョやまの選挙戦へとつながっていくのだが・・・。

この本に唯一重みを与えているのはイチョウの木の話である。
イチョウは火に強い樹木。
「火災に見舞われれば、水を吹き出し、火を消す」と言い伝えられていると家基が語る。
江戸の大火から町を守るため、多く植えられたとも言われているそうだ。

途中、議会制度の説明では眠りかけたが、最後の最後まで、面白かった。
気持ちよく読めた。
生徒会長選だって選挙戦。
不利な選挙戦の場合、浮動票をどう取り込むかの作戦が重要だ。
こじらせマスク女子はウソツキと言われ、イチョウの木の季節によってはひどい臭いをまとった嫌われ者だった。
いよいよ立候補してから、彼女の中身と同様、外見がどう変わったか。
鎧を脱いだ彼女に家基ではないリアル選挙参謀や友人たちがついてくる。


小池さんの初登庁がニュースで流れた。
ゾエやそれ以前の都知事の初登庁と比較して放送される。
大人気ない都議会の面々。
人として自分たちがどう見えるか、わかっているのだろうか。
やればやるほど小池さんを応援する層が増えるだけだ。

「東京ガールズ選挙」の終盤、生徒会長の改選にあたり立候補を決めたイチョやまに、家基が指南する。


「議論の相手を尊重(リスペクト)せよ」


「もちろん、選挙における対立候補じゃから、おぬしが戦うべき敵ではあるんじゃが、同時に、この学校を良くしたいという、共通の目的を持つ仲間でもある」



小池さんはこの通りに言い、やってみせたのだ。
それを入口から拒否してみせる。公衆の面前で。
オヤジたちは面目をつぶしたつもりだろうが、さて、テレビの前の公衆の眼にはどう映っただろうか。

蛇足だが、北区選出おときた駿@ブロガー都議会議員のブログにネット記事からリンクで直接飛んでしまったので読んでみた。
ブロガーはネット記事を書く人(多分それはもう、記者とも呼べないであろう)より余程まともな文章を書く。

「都民の意を受けた都知事にあからさまな対立姿勢を示しているのは一体誰なのか。」と太文字で書いてある。

都議会のオヤジは私の人生には関わりのない人たちではあるし、小池さんを特別応援する人間でもないが、私は人の挨拶を無視する奴は大嫌いなのだ。

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