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アイスダンスの花

「アイスダンスの花」と新聞記事に掲載されるというだけで、
その記事が普通の、ごく当たり前の記事だというだけで、こんなに嬉しいとは。



「ふざけんな!」とか、

「また落とし~?」とか、
思わなくて良いだけで、もう嬉しい。

先日からチームハマコーの中で時折姿をお見かけしていたキャシー・リードさんの話だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151219-00000035-mai-spo

<フィギュア>アイスダンスの花、再び…キャシー・リード
毎日新聞 12月19日(土)12時59分配信

◇今春引退、日本で指導者への道を歩み始める

 フィギュアスケートで日本のアイスダンスを支えてきた選手が指導者への道を歩み始めた。昨季限りで引退したキャシー・リード・コーチ(28)。今夏から宮原知子(さとこ)=大阪・関大高=と木原万莉子(京都醍醐ク)を指導する浜田美栄コーチらとともに指導にあたっている。宮原と木原が出場した11月末のNHK杯では、選手とともにキス・アンド・クライ(採点を待つ席)にも座った。「トップスケーターではなかったけれど、けがとか苦しい経験もした。私の経験を生かしたい」と意欲を見せている。

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 米国人の父と日本人の母を持ち、弟のクリスと組んで2010年バンクーバー、14年ソチの2度の五輪と、8度の世界選手権に日本代表として出場した。だが左肩を痛め、弟のけがも重なって今年2月の4大陸選手権を欠場した時に「頭と体が一体にならなくなってしまった」。3月の世界選手権を終えた後、引退を決めた。

 指導者になるのは夢だった。引退後に米国で左肩を手術して休養していた時に、米国を訪れていた浜田コーチと会った。「日本で教えたい」と意向を伝え、7月から約2週間の試用期間を経てチームの一員になった。

 忙しい日々を送る。「ハードな仕事だけど、とても楽しい」。アイスダンス出身の選手らしく、スケーティングの基礎や体の使い方、ステップ、音楽のリズムの取り方や表現を指導する。10月のスケートアメリカ後は、ステップの評価が伸びなかった宮原に徹底指導。宮原はNHK杯でショートプログラム(SP)、フリーとも最高のレベル4を得た。さらに無良崇人(洋菓子のヒロタ)、永井優香(東京・駒場学園高)らにも指導。振り付けも行っており、11月の全日本ジュニア選手権2位の白岩優奈(京都醍醐ク)のSPなどを担当。選手の特徴や性格に合ったプログラムをつくり、振付師の才能の片りんも見せる。

夢は五輪選手育成 第二の人生でかなえたい多くの夢がある。


アイスダンスの選手を幼い頃から教えて育て、五輪に出場させたい。アイスダンスのテクニカルスペシャリスト(選手が行った要素の種類やレベルを判定する審判)もやりたい」。


スケートへの情熱は尽きない。【福田智沙】



記事になったご当人のキャシー・リードさんのブログにも、素晴らしい記事が載っていた。
「アイデア」のお話。
フィギュアスケートを滑る楽しさ、教える喜びが、よく伝わってくる。
キャシー・リード オフィシャルブログ 「アイデア」←リンクしてます


キャシーさんのスケート人生は決して平坦なものではなかったと思う。
全米のアイスダンス、ノービスクラスで優勝しているが、wikiによれば、当時コーチだったモロゾフから、日本代表として戦うことを薦められたのだという。
日米両方の国籍を持っていたが、当時のスケート拠点はロシアだったのである。

wikiによれば、

2009年世界フィギュアスケート選手権で16位に入り、この成績により翌年開催のバンクーバーオリンピックアイスダンス競技への日本選手の出場枠を獲得。
第78回全日本選手権で優勝し、日本代表に選出されバンクーバーオリンピックに出場する。


2010-2011シーズンにモロゾフの元を離れてからは、アメリカを拠点としていた、とある。

茶番OPのシーズンに、日米両国籍保持から、日本国籍を選んで、日本代表として戦った。
自らのアイデンティティをどこに置くのか、選手としてのモチベーションとも重なる大事な覚悟だったのではと思われる。
ダイスと重なる部分もある。

日本代表として戦ってきたにも関わらず、彼らはまさに孤軍奮闘だったのではないか。
ペアとアイスダンスの選手を育てるために、日本のスケ連は何をしてきたのだろう。

アレックスとマイアのシブタニズ、彼ら二人は、アメリカ代表として成功している。
彼らが最初から日本にいたら、あんなチームになっただろうか。


「悪の組織・黒十字軍」はただ、次々現れたシングルスケーター達を食い物にし、彼らをいかに「商品」にするかに腐心しているように見える。


度重なるクリスの怪我については知られていたので、引退がキャシーさんだけで、クリスは新たなパートナーを探す、と聞いた時には、驚いた。

国別対抗戦の後の引退表明の涙、その潔さが美しかった。

「アイスダンスの選手を幼い頃から教えて育て、五輪に出場させたい」
これは、「日本代表の」アイスダンス選手であったキャシーさんならではの言葉かと思う。

この言葉の中に、今のスケ連に決定的に欠けている部分を見ることができるからだ。


アイスダンスもペアの選手達も、日本でどれ程育っているのか。
ソチOPの団体戦、シングルの選手にさえ力を入れていれば勝てるとでも思っていたのか。
勝つつもりなどなかったのか。

ペアとアイスダンスに関しては、日本に指導者が少ないということもあるのだろうが、
それを組織的に強化しようという姿勢は、全くスケ連には見られない。

選手時代もそうだっただろうけれど、キャシーさんの孤軍奮闘は、コーチ人生のこれからだって、同じかもしれない。
でも、ファンはちゃんと見ている。
「花」の根っこが、どんなに足元をすくわれそうな泥に覆われているかも。

彼女が子どもの頃から育てた、日本のアイスダンス選手が、いつか花開く時が本当にくるといいなと思う。


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