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白い鳥 (追記あり)

昨日、NHK杯のエキシを見た。

浅田選手は、笑顔で「踊るリッツの夜」を滑りきった。
それだけでもう、幸せだ。



シブタニズの「月の光」、アンコールの「Fix you 」は絶品。
アイスダンス優勝、本当におめでとうございます。
マイアさんがまだ21歳と知って、あらためて驚いた。
ここ数年彼女を見ていて、本当に大人の艶やかさが演技に出てきたなと思ったら、
それでもまだ21だとは。
彼女のダンスはメリルの域まで行くんだろうな。
本当に美しかった。

さて、私がぽろぽろ泣いてしまったのが、宮原選手の「翼をください」~「ファイアーダンス」のEX。
日本開催でしかも優勝した試合。
このエキシでこそ、滑りたかったのだろうと嬉しかった。

今季のエキシは「Pennies from Heaven」と「翼をください」、両方でランビが振付をしている。
「Pennies from Heaven」もランビが知子ちゃんにぴったりな振付をしてくれて、とても素敵だ。

さて、「翼をください」。
宮原選手が使ったのはヘイリー・ウェステンラさんの歌った英語バージョンで、「Wings to fly」というらしい。

151129_fig_ex_miyahara_satoko2.jpg



「翼をください」は皆が知る小・中学校の音楽で教わる、「合唱曲」 である。
其々、思い入れがあったりする歌だろう。

私は姉と年齢が離れていたせいもあって、自分の世代と姉の世代の2つを同時に体験しながら育ったようなところがある。
姉がリアルタイムで過ごした青春(という死語)を、自分自身のハッキリとした思い出として小さい頃から同時に追体験していた。
と書けばいいように聞こえるかもしれないが、要するにマセタガキだったのだ。

このマセガキにとって「翼をください」は赤い鳥のというか、山本潤子さんの「翼をください」であって、合唱曲でもなければ「Wings to fly」でもなかった。

wikiによれば、赤い鳥と、山本潤子のセルフカバーによる英語版「翼をください」=「I WOULD GIVE YOU ANYTHING」もあるそうだ。
単に知らなかったのか、忘れてしまっているのか、それすらも定かでないのが悲しい。

私は女性ボーカリストでは山本潤子の声が一番好きなので、これが彼女の歌だったら、知子ちゃんの演技ではなく、歌に泣いていただろう。

私にこの隔世の感を語る術はないので、赤い鳥についてはとてもお詳しいブログ主様がいらっしゃるので、ご承諾を頂ければご紹介したいと思う。
私が抱く「翼をください」に対する感情がそのまま、「フォーク」としてあの時代と共に語られている。
日本の「フォークソング」がいかなるものだったかを書いていらっしゃる文章は、的確で胸に迫るものがある。

「翼をください」の(私から見れば)未来バージョンはこちら。
アンコールの「ファイアーダンス」との対比を見れば、彼女がどれ程短期間に
いわゆる「目に物言わせる」表現を身に着けたかがよくわかる。
本当に素晴らしかった。

動画主様、感謝してお借りいたします。





追記

ブログ主様からご了解を頂きましたので、
私の中の「翼をください」について、ブログ様へのリンクと、その一部分を貼らせていただきます。
kei様、ご承諾ありがとうございます。

「翼をください」そのものについてや、「赤い鳥」についての部分ではないので、少々ずれているかもしれませんが。

こちらの記事の中の、井上陽水についての考察等、思わず机をこぶしで叩きたくなるほど、同意ポチを押したくなるものでございます。同年代、もしくはその年代がお好きな方にはおススメのブログ様です。

 「もうひとつの夕景工房」 さま←リンクしています


「体験的70年代フォーク論/フォークはジャンルではなかった。」  

フォーク、フォークソングとは何か?
 前田祥司・平原康司編著『60年代フォークの時代』(シンコーミュージック)によれば〈古くから各地で伝承されてきた民謡や、民衆の価値観や生活の実感から生まれてきた歌〉とある。
 そうか、赤い鳥解散後ずっと追いかけている紙ふうせんはまさしくフォークを歌っているのかと改めて思う。


戦後生まれのベビーブーマーたち。堺屋太一によって〈団塊の世代〉と命名された若者たちが、フォーク――それは反戦歌でもプロテストソングでもなく、自分たちの言葉で自分たちの生活、心情、愛や希望をうたう歌――を旗印に既成の文化・概念をことごとく打破していく姿を僕は羨望の眼差しで見つめていた。彼らに自分の未来を重ね合わせていた。

 そう、彼らは未来そのものだった。
 フォークはその象徴だったのである。



私にとって、「翼をください」はまさにこういう歌だった。

宮原知子選手の演技は私にとって、ついにやってきた未来そのもののように映った。

スイス人のステファン・ランビエールが、「日本の民衆の価値観や生活の実感から生まれてきた歌」に振付をして美しいプログラムに仕上げたのである。
フォークが新しく来る時代の萌芽だったとしたら、花開かせたその一輪を、私たちはN杯のエキシビションで目にしたのではないか。

・・・それにしても、振付がランビ、コーチにヤマト。
知子ちゃんじゃなかったら、私は裏山すぎて素直に彼女が好きになれなかったかも(^^♪
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Comments 4

sona  
美しいスケートに癒されました

シブタニズの滑り。本当に素晴らしいですね。アイスダンスを見ると、やはりスケートは滑ってなんぼだと実感します。特にアンコールに応え再登場し、ふたり目でアイズしていきなり演技に入った時。すごい加速感があり、びっくりぽんでした。久々にじっくりスケートを見て、やはり技を持っている人はすごいなぁって改めて思いました。

そしてそして   さとこちゃん。なんて素晴らしいスケーターになったのでしょう。白い衣装はとても似合っていますよね。ランビの振り付けなのですね。

なんて・・・なんて上手くなったんでしょう。
しがらみだらけのスケートの世界ゆえ、試合を見るとストレスなのですが、この演技には、心から感動します。
アンコールのSPの演技には驚きました。白い衣装が赤く変わったかのようでした。彼女はとてもひかえめな感じでしが、真央選手のように信念があり、とても品がありますよね。

2015/11/30 (Mon) 23:51 | EDIT | REPLY |   
mikaidou  
Re: 美しいスケートに癒されました

sonaさま

シブタニズ、さすがに息がぴったりでしたね。

>すごい加速感があり、びっくりぽんでした。


ほんと、滑らかでクルクル回って、「(@_@)ぽんっ!」です(^○^)
うっとりでした。


> アンコールのSPの演技には驚きました。白い衣装が赤く変わったかのようでした。彼女はとてもひかえめな感じでしが、真央選手のように信念があり、とても品がありますよね。


日本の実況でも「同じ衣装でも違って見える」といった風に言われていましたね。
「違う人」に見えると言ってもいいくらいですよね。

幼いころは知子ちゃんがあまり話さないのでご両親は心配されたというようにテレビ番組でも放送されていましたが、
彼女はスケートの中に自分の言葉の使い方を見つけたような気がします。

ファイナルまであと少しですが、真央ちゃんも、知子ちゃんも、無事で、楽しんで滑ってきてほしいですね(*^-^*)

2015/12/01 (Tue) 00:24 | EDIT | REPLY |   
mikaidou  
Re: タイトルなし

鍵コメさま

コメントありがとうございます(*^-^*)
メールがうまくできないので、とりあえずブログ様の方でまたコメント入れさせて頂きますね。

2015/12/01 (Tue) 20:11 | EDIT | REPLY |   
mikaidou  
Re: タイトルなし

鍵コメ様

やったー!
ありがとうございます!
その折にはまたリンクさせてくださいませ。

楽しみにしております!

2015/12/02 (Wed) 08:42 | EDIT | REPLY |   

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