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シーズンイン

フィギュアスケートの選手がジャンプで転んだ時の転び方の上手さに
驚くことがある。

あのスピードで固い氷に身体を打ち付けながらもすぐさま立ち上がり、演技を続ける。
JOでも、GGがジャンプで転倒してもすぐに立ち上がり演技を続ける速さとバネに驚いた。

素人ならしばらく立ち上がることもできないと思う。

一番印象に残っているのがあの浅田真央2008年ワールドのフリー。
3Aを跳ぶために上げたスピードのままジャンプが抜けてそのままリンクサイドのボードにぶつかったあの時だ。

あの後の神演技を可能にしたのは、ジャンプを跳べずにリンクに身体を打ち付けた状態で、ボードにぶつかる前のわずかな時間にスーッと身体を滑らせ、衝撃を逃がしながら、身体の立て直しができたからではないかと思う。
恐怖感を超えたその後のジャンプ、キレのあるステップ、スピンの美しさはいつも以上。
あんなことができるのは、勿論アドレナリンの仕業かもしれないが、日ごろどれ程の訓練を積んでいるかがわかる演技ではなかったか。

アクシデントではあったが、あれも訓練の賜物ではないだろうか。
そうでなければ、骨などすぐに折れるかどうかするだろう。

浅田真央は転んだ姿も美ポジ、という写真がいくつもあるが、
あれは転び姿勢の取り方の上手さ、身体の柔軟性を示しているのではないかと思う。





さて、息子の競技は、これからがメインシーズンである。

この大事な時期に、チームは怪我人続出。
骨折や脱臼等、多少の怪我はつきものだが、それにしても多い。

明日は我が身である。

このままではギリギリの人数で現チーム最後の試合に臨まなくてはならなくなる。


理由はわかっている。

基礎練習がほとんどまともに行われていないのだ。

体力作りに走ったら走りっぱなし。

前後のウォーミングアップ、クールダウンも決まっていないようだ。

筋トレにトレーナーがいないため、正しい姿勢でトレーニングしていない。

何度も行うべき基本の動きを繰り返し練習していない。

試合に必要なある部分だけを取り出して何度合わせ練習をしても、
一人一人の基本的な身体能力が上がっていないままでは
身体に負担がかかるばかりだ。

だから怪我人が増える。

ド素人の私が、息子から端的に聞く話だけでもこれだけ挙げられるのだから、
詳しい方が見たら、試合に出られるチームには程遠いと思われるのではないだろうか。

勿論、そういった練習がしたければそういったチームに入れば良かっただけの話かもしれないが。

正しい基礎訓練を入れた時、その選手がどれほど実戦で結果を残すように伸びるのかを、私は少ない経験ながらも見てきた。
試合を想定した練習より、基本の基本からしっかり、でも死ぬほどルーティンを繰り返すことで、ハッキリ効果が上がるかを目の前で見てきた。

ルーティンを繰り返すことほどきつい練習はないと思う。
でも基礎を積むと、それはどんなスポーツにも通用する身体能力を作ることになりうると思う。

努力は人を裏切らない、というが、努力の仕方も、正しいやり方で、という条件があるだろう。

やみくもに頑張るだけで結果は出ない。

息子はチームに戻って以来、自分の意思で戻ったという意識があるせいか、
愚痴を一切言わなくなった。

だからこそ、心配だ。
きちんとした基礎訓練がもう一度必要だ。

スポーツは、最低限、怪我をしない身体づくりが大事なのだと思わずにはいられない。


女子で3Aを長年にわたり試合で跳び続け、更に全ての3ジャンプに挑み、エッジの矯正まで尚も可能にしつつある浅田真央。
超人なのではなく、超人的努力をする人。

今世界で戦い続けるアスリート達が素晴らしいのは、身体作りを怠ることがなかったからだと思う。
その地道な努力をこそ尊敬する。







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