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冷たいリンクの風が

半年ぶりの埼玉は暑かったです。

たまアリの熱狂、で、完全武装の私は汗だらだらでございました。

テレ東放送のJOの前に、「お帰りなさい浅田真央~復活、伝説の第2章へ~」がありましたね。

COIの練習時でしょうか、真央ちゃんの言葉がとても印象的でした。


「冷たいリンクの風が 自分の顔に 当たる 肌がすごく引き締まる感じが 懐かしいなって思いました。」




何年も何年もリンクで過ごしてきた。
その浅田選手の皮膚感覚。
身体に染みついているもの。
最後は理屈ではなかったのではないかと思う。

JOでの浅田選手の3Aの高さには息を飲んだ。
驚くほどの高さ。

まさに別格の美しさ。

心が震える、という経験が一生にどれほどあるだろう。
浅田選手の「蝶々夫人」が始まって、終わるまではあっという間だったが、
申し訳ないが、そのあとのリーザの演技も、日本の優勝、表彰式も、
時間は長く感じたのに、記憶は曖昧だ。

良い意味でのゆとりと自分への客観性。
「気持ちのコントロールができていた」と
浅田選手も語っていたが、その通りだったと思う。

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衣装は、着物風になるだろうなと思っていたが、ロボット版蝶々夫人の、着物をミニにしてみました、というあの極彩色は・・・と思っていたので、ジュピターの時のようなあの袖と淡い美しい紫色は品があって、浅田選手に良く似合っていた。

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浅田真央の十代。

常に試合の前に立ちはだかった、彼女言うところの「大きく高い壁」。
プレッシャーをそう表現していたのかと思うが。

彼女はスケートが好きだという純粋さでその壁を打ち破ったのではないか。
そうして帰って来た。

演技にとどまらず、全ての所作の美しさに見える。
ゆっくりと動きながら
氷の感触を確かめるように、胸に刻みつけるように。

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成熟度が増した浅田真央の“深化”
上々の復帰戦から紡がれる新たな物語

スポーツナビ

浅田を指導する佐藤信夫コーチもこう述懐する。


「本当にどうなるか分からなかったんです。休養明けという状況は彼女も初めてだし、私も25歳になる女性の選手を指導するのが初めての経験でしたから。やはり心配な要素が多かったですし、不安だらけでした」
そうした中、佐藤コーチは練習である変化を加えた。以前は細部にわたり指示を出していたが、トレーニングを再開してからは浅田の自主性に任せたのだ。


「いつまでも子供扱いはいけないと思うし、あんまりそうすると反発も大きくなってくる。もう25歳になっていますからね(笑)。もちろん厳しく指導しなければいけないところは妥協しないでやっています。ただ今までのように『これをしなさい』という感じではなく、自分のやりたいようにやって、スケートを楽しんでいるというのはあると思います。演技で感情が出るようになったのもそういうことがつながってきているのかなと思います」


 ジャパンオープンで演じた『蝶々夫人』は、1人の男性を待ち続ける悲しい女性の物語。そうした難しい人物像を描き切るには、それ相応の表現力が必要となる。しかし、浅田は切ない曲調と見事に同化し、女性の悲哀を表した。感じられたのはスケーターとしての“深化”だ。


 佐藤コーチは語る。


「1年間休養したことで、世界の状況なんかも外からじっくり観察することができて、スケートに対する理解も深まったんじゃないかと思います。私ともいろいろと話をするわけですけど、その中でよく考えながら『こうかな、これは違うかな』という彼女なりの試行錯誤が入ってきて、時間とともに良い方向に変わってきてるのかなと思います」


 休養を経たことで、選手としても人間としてもより深みが出てきたというわけだ。浅田も手応えを感じている。


「日本人として芯の強い女性を演じたいと思って、今日は臨みました。ジャンプや技術の部分だけではなく、自分がこういう滑りをしたいという滑りができたと思っています」



ギリギリだったが良い席が取れたこともあり夜のCOIも見てきた。

ショーと試合は全く違った。

浅田選手が「試合が恋しくなった」ように、
私たちも、「試合に臨む浅田選手」が、恋しかったのだ。




ちなみに、副会長さんのマダムバタフライのお衣装はこちらです。

好みはありましょうけれど、私は真央ちゃんのふわっと薄紫が大好きです。

これ、よくある簡単に着られるキモノ的な品の無さを感じてしまうのは、私にも品がないからでございましょう。

蝶々さん、芸者さん達に混じってピンカートンに紹介されたとはいえ、大村藩の没落士族の娘という設定。
切腹のための刀を父から授かっていたとwikiにもございます。

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Comments 2

sona  
美しさに言葉がみつからない

蓮の花から生まれ出たような彼女が、軽やかに滑らかに氷の上を滑りゆく。水色の薄衣を纏った天女。このまま天上に還ってしまうのではないかと心配になる。それ程短い時間に思えた。

ブログ主様同様私も待っていた。この美しさに再会できる瞬間を。

浅田真央という人は、なんとすごい人だろう。
そして彼女の美しさを目の当たりにできる私たちは、なんと幸運なころだろう。





2015/10/04 (Sun) 23:07 | EDIT | REPLY |   
mikaidou  
Re: 美しさに言葉がみつからない

sonaさま

いつもながら美しい文章に、涙しております。
ありがとうございます。

本当にそうでした。
私たちは幸せです。

浅田真央を見てこられただけでなく、
まだこの先もあるだなんて、
本当に幸せです!

2015/10/05 (Mon) 00:05 | EDIT | REPLY |   

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