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2015
02.18

雑談の中身

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皆でお茶を飲んでいた。

また年齢雑多で不肖な女子会であった。

丁度、『ウソつき』、の話題から大江健三郎の『「新しい人」の方へ』の話に移っていたところだった。
「ウソをつかない」という話の中にディケンズの『デイヴィッド・コパーフィールド』にユライア・ヒープという登場人物がちょっと出てくるよね、とかいう話をしていたら。

突然、上品なお婆様である『つう様』が、『あら、近々BSで風と共に去りぬがあるじゃないの!』と彼女に似合わぬ大声を出した。

その場の全員『?』

つう様はそのおっとりと優しい見かけとは違い、頭の回転が光つうしんである。

多分私達などとは脳みその成分とか、何とかファイバーの数が違うんだな。

何回同じ映画を見たって、なーんにも覚えていない私などと違い、彼女は記憶していたのだ。

『風と共に去りぬ』の中で、スカーレットとは対照的なメラニーが、皆の前で本を読むことにした時に取り上げたのが、『デイヴィッド・コパーフィールド』だったことを。

はい、ここでwiki登場。

『デイヴィッド・コパフィールド』(David Copperfield)は、チャールズ・ディケンズの長編小説。1849年から1850年にかけて、雑誌に月刊連載された。カタカナ表示だと、デヴィット・カッパーフィールドの方が英語発音に近いのでそう表記されることもある。

デイヴィッドは幼少期に辛酸を嘗めるが、大伯母に助けられ作家として成功する。個性豊かな人物が数多く登場し、また前半部は自伝的要素が強い。



これですな。

『風と共に去りぬ』が出版されたのが1936年。映画化がその3年後。
風と共に・・・の舞台が1860年代であったことを考えると、イギリスから流行の小説がアメリカ大陸に渡ってそれほど経っていないといった時期であろうか。

皆で時代の計算をひとしきりした後、やはりメラニーは只者じゃあなかったよなと思った。
メラニーは見かけ天使のようではあったが、あのスカーレットを結局思うように操っていたふてえ奴ではないか。


にしても、この婆様は一体どのように記憶を折りたたんで隠し持っているのか。


『風と共に去りぬ』で私がせいぜい覚えていることなんか、
戦火の下でメラニーのお産の時にとんでもなく役立たずだった、
スカーレットのお付き女中(奴隷ですね)プリシーのモノマネがすごく上手だった友人のことくらいである。



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コメント
風と共に~は、好きな映画のひとつです。

スカーレットは強い女性という人がいますが、一番強いのはメラニーです。

彼女は人の良い所しか見ない人。そして人の善を信じる人。だから恐ろしいのです。

この作品の一番怖いシーンは、後半アシュレーとの不倫現場を見られてしまったスカーレットがメラニーの家にパーティーに出かけ、周囲の冷たい視線の中、メラニーが変わらない態度でスカーレットに接するシーン。

メラニーはスカーレットを守ったのです。ここでぎくしゃぐしてしまったら、スカーレットは完全に孤立してしまいますから。「ライオンの檻に入って来い!」と怒鳴って、思い切り派手なドレスを着せて一人でパーティーに行かせたレッドも、メラニーがそう計らってくれるのをわかっていたんでしょうね。この物語は、メラニー中心の人間関係だと思います。彼女の強さに支えられていたので、彼女の死と共に、物語も終わるのです。

見た目と内面は反比例するのです。見た目たおやかな人程、内面は強い。真央もまたしかり。
sonadot 2015.02.19 01:20 | 編集
sonaさま

スカーレットに自分の命を託して戦火を生き延び、我が子の今後を託して死んでゆく、その信じる心を裏切ることなど、スカーレットにはできなかった。

おっしゃる通り、ある意味主人公はメラニーですよね。

映画ではあの女優さんの瞳が素晴らしかった。

BS録画予約はしているのですが、長丁場、もう一度見ることができるのか、体力勝負の年齢と相成りました。

mikaidoudot 2015.02.19 09:07 | 編集
デビット・コパーフィールドを
読んでいた、のを私は忘れていました。
何度も見ているのに・・・。
そして今回、BSでの放送でまた見て
ああ、これを読んでたんだ、と妙に心に残ってそして今日、こちら様の記事を拝見し
奇妙な符合に不思議な気がしました。
単なる偶然なのでしょうけど・・・。
そしてメラニーのことも。
今まで見た時も、勿論メラニーの強さは
感じていました、一番強いのはメラニーだなあと・・・。でも今回また見て、特にメラニーに強く惹かれました。
彼女は本当にスカーレットが好きで、人のいいところしか見ない。
これってスゴイことですね。誰に対しても
慈悲溢れるマリア様のようで、芯がしっかりしていて強い。アシュレーも、その
芯の強さが好きだったのでしょう。
メラニーのことがとても気になって
また見たい、なんて思ってます。
今度も、長時間だし何度も見てるしもう
いいか・・・と思っていたのに
何の気なしに見始めたらやっぱり
面白くて見入ってしまったんです。
名作ですね。
翡翠dot 2015.02.21 17:37 | 編集
翡翠さま

コメントありがとうございます。

不思議ですよね。
私もいつも訪問させて頂くブログ様の書かれていることが、自分のそれとシンクロしていることが多くて、驚くことがあります。

メラニーに関して面白い考察をされておられたブログ様もいらして、一つの映画からこれほど見た人が今も何等かの発見をし続けられる、すごい映画ですね。

一冊の本を手に取らせることで、その人物を的確に表現していただなんて、若い頃ならこんなに驚かなかったかもしれません。
その人の読んできた本は、その人を語るんだなあ、とつくづく思います。

どうりで私の読書は、いつも薄っぺらいものばかりなんです。


mikaidoudot 2015.02.21 21:52 | 編集
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