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贈り上手

いつも夕飯の買い物ついでにお茶する30年越しの友人から、「あ、これ、作ったの」と、さりげなく渡された。

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その日も二人で散々身体の不調を話し合ったばかりである。

細かい作業をする彼女の指は痺れ、肩こりは胸から脇の下を通り、左半身が痛んで朝起き上がることができない。
細かい作業はできないが、私の症状も全く同じである。
同病相憐れむというが、辛さはよくわかる。

その彼女が、このポーチを作った。
「縫った」だけではない。
短い糸と糸を結び合わせ、ネップ状にアクセントをつけながら、生地から「織った」布だ。

一瞬、泣きそうになった。

指先が痺れる私たちは、頸椎からやられている。
目と手を酷使し、前傾姿勢でいる時間が長い。

そんな指で糸を繋ぎ、1本1本色合わせを考え、ようやくポーチ大の布が織り上がったのだ。
彼女は元々お洒落なのだが、贈り物のセンスもいい。
どうしてわかるのか、必ず私が欲しいと思うものを贈ってくれる。

先日は別の友人が榮太樓飴を送ってくれた。

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そのまま郵便で送れるようになっている、国立博物館のものだ。
何故みんな私が喜ぶものを知っているのかが不思議だ。

贈り物は思いやりだと思う。

私は息子が幼稚園から保育園に移る際に、友人から送られた本を今も宝物だと思っている。
彼女の私達親子を気遣う気持ちに溢れていた。
その本を開いた時の嬉しさを、忘れることはできない。

一方、私は贈り物が下手だ。

自分がお歳暮に送ったものを、写メに撮ってわざわざ「ウケた」と送って来られたことがおありだろうか?
私には、ある。

相手はオットの上司である。
私はいたって真面目だったのだが、先方は冗談かと思ったらしい。

榮太樓飴の友人にも、同じものを送ろうとして、止められた。
「それ送ったら、嫌がらせだから」

結局、普通サイズの普通の店から送った。
それでも、「面白かった」という内容のメールが届いた。

「それ」とは地元の銘菓の一つで、お店によって大きさが異なる。
街で一番デカくてうまいものを送りたい、そう思うのがなぜ嫌がらせなのか?

手織りポーチの友人の誕生日は来月。
プレゼントはもう決めている。
友人も私も、ひどい老眼で悩んでいるのだ。

レビューには、『とても老眼の人には便利』とある。

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やはり、何か、変だろうか。

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