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お茶の時間

今日の午後、集まって何やかやと話に花を咲かせていたメンバーの最高齢者はつる子さん。

昔から美人の誉れ高く、90歳ほどにはなっているはずだが、今もそのすっきりと美しい目鼻立ちは健在だ。
今となっては、彼女の正確な年齢など、皆どうでも良くなってしまった。
お嫁さん曰く、軽い認知も入っているそうだが、元々すっとぼけた人だったので、長年の付き合いの私たちにとっては今も昔も大した違いはない。

若い頃から綺麗だ綺麗だと言われ続けてきたつる子さん。
なのに自分の美貌に頓着がない。
その場の誰よりも美しいのはいつも当たり前だったが、彼女にはそんなこと、常にどうでも良いことなのであった。

流れのままに、自然に生きる。そして諦めがよいつる子さん。

大事な用があるのにデイサービスの人がそれを忘れて、「ブドウ狩り」に連れていかれてしまったりする。
おかげで彼女は大事な席に出席できなかったのだが、「連れていかれちゃったからねえ、ブドウ狩るしかないよねえ」

お嫁さんは消えた「つる子」探しに奔走していたが、ご本人は飄々としてブドウを大量に「買って」来た。

さて、今日盛り上がったのはつる子さんが、何十年も昔の国体の折、天皇陛下の前で踊りを披露した話だった。
つる子さんの立ち位置は陛下の正面あたりであったという話であった。
勿論その時の「陛下」も、今上陛下ではない。

90歳くらいの「つる子さん」、その何十年前でさえ、すでに妙齢だったはず。
その時披露した踊りがどのようなものだったかは定かではないが、
「つる子さんが、陛下の前でセンターを張った。」という話は、私たちにはオオウケだった。

つる子さんに、「センター」の意味を説明するために、その場で一番若い「マリコ」が頑張った。
AKBくらい紅白で知ってるだろうというところから話を始めるが、つる子さんは笑い転げているばかり。

つる子さんにとって、東京オリンピックでさえ「この前」なのだから、「わたしらそんなの記憶がないよっ!」と言うのは野暮というものである。

推定90歳超のつる子さんを先頭に、次の高齢者は70代のヨーコ。

ヨーコは、自分と私たちの年齢の区別がつかない。

別にボケてはいない。
ただ、ヨーコさんと自分の娘、そしてその娘のちょっと先輩の私が、みな同じに思えるらしいのだ。

同じだったのは卒業した学校だけだよ。

でもそんな理屈はヨーコに通用しない。

「あの時あんなことあったじゃないよ。先生が、一緒だったでしょ?」
って、一緒なわけねーよっ!

とは言いながら、つる子さん、ヨーコ、そして私たち更年期シスターズとちょっと若いマリコ。
なぜだか気の合う仲間なのであった。

NHK杯やらフィギュアスケートやら羽生選手の話題でさえ、「そういやこの前のオリンピックに可愛いジャネット・リンって子がいたねえ。」の一言で遠くへ吹っ飛んでしまう。

お茶菓子の饅頭を手に、まだお元気なお仲間や、もうアッチの世界に旅立たれた知己の方々の話もまぜこぜになりながら、私たちは時間も年齢もぶっ飛んだ会話を楽しんだのでありました。




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