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AXNミステリでもポワロと会える

AXNミステリ 名探偵ポワロ 詳細はこちらから
http://mystery.co.jp/program/poirot/index_s01.html

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NHK BSプレミアムでデイヴィッド・スーシェの名探偵ポアロ最終シーズンが放送され始めたが、一方、AXNミステリではこのポワロシリーズの第1話からの放送が始まる。
全20話というから太っ腹だ。

夕べは「スタイルズ荘の怪事件」を見た。
どうも、ミス・マープルといい、ポワロといい、私が本で読んでいて一番惹きつけられた部分は、ドラマ的には端折り対象になるらしく、このドラマでもそうだった。

まず、スタイルズ荘のイメージ、とか。
庭をそぞろ歩くヘイスティングスは、あんなに刈り込まれて見通しの良い広すぎる庭を歩いてただろうか、とか。
戦時下の病院の薬局に勤めるシンシアを、ポワロが訪ね、薬についての疑惑から犯行の手口を突き止めるスリル、とか。

なんだかんだと突っ込みながらも楽しめたのは、デイヴィッド・スーシェ自身が語っていた、ポワロを演ずる上で一番苦心したという「ポワロの歩き方」を見ることができたからだ。

注意深く、丁寧に手入れした靴を汚さないように、そろそろと泥道を歩くポワロは滑稽であるが、原作に忠実に演じたという几帳面さとシンメトリーを愛してやまない性格は、アメリカでも名探偵モンクさんがエキセントリックに踏襲してたわね。

このスタイルズ荘が始まる前に、短い特別番組があって、ゲストにはクリスティーの翻訳を手がけたという女性も出演して、クリスティーの魅力を語っていた。
「恋愛」がその方にとってのキーワードだったらしい。
おー、確かにそうだった。
そういやそうだった。
目からウロコだった。
不貞、密通、純愛、初恋、様々な愛の形がクリスティー作品には描かれ、ポワロもミス・マープルも、ドラマの中でだって、若く美しいカップルを何組も祝福していたではないか。

「恋愛」は確かにクリスティーのミステリに不可欠。
なのに私はそんなこと全然気にもせず、読んでいたのだ。

私にとってクリスティー作品は、戦争の爪痕とは切っても切れない物語であり、クリスティーの旅行記であったり、人間観察図鑑のようなものであった。

その中で、「愛」は色恋沙汰のみに終わらず、家族であったり、友情であったり、庭や森、街の暮らしのすみずみにまで満ち溢れていた。

「恋愛」。
クリスティーを語るときにこの言葉をはずせないという女子力。

きっと私に一番足りていないもの。
どうりでおばさんになってからというもの、生きていくのが楽になったはずだ。

おばさんはあまり女子力を必要としない。
少々おばさんぽくても周りが納得してくれるし。

堂々と女子を降りても生きてゆける。

そうだったのか。
どういうわけか結婚だけはしたが、「恋愛」にはとっくに興味もなく、男は息子で懲りているので二度と手出しするまいと決めている。

「恋愛小説」として読むクリスティー。
おばさんの女子力を、ちょっぴりアップしてくれるだろうか?
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