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ROLLYとジョーと、MAO

「みんなとちがっていいんだよ」 ROLLY 著   

ROLLYといえば、槇原敬之のいとこで、カラコンで不思議な雰囲気のロッカーという印象だったのよ。
その彼が、PHP研究所から出していた本を読んだ。

「YA心の友だちシリーズ」の中の一冊。
ほかにも、人気作家「あさのあつこ」さん、礼儀作法の「坂東眞理子」さん、メイクの「かづきれいこ」さん、華道家の「仮屋崎省吾」さん等が色んなテーマで書いていらっしゃる、10代のための本らしい。

なんとなく、手に取ったのだけれど、読み始めるとあっという間だった。
これは自分の子にもぜひ読んでほしいと思ったわ。

どの章も、自分の体験の裏付けがあるからか、説得力がある。

一番好きだったのが、「あしたのジョー」の話かしら。
ROLLYが語る「ジョー」の魅力は、彼の成り上がり人生でもなければ、スポ根物語でもなかった。
彼が最も「矢吹ジョー」に惹かれたのは、その「ストイックな姿勢」。

チャンピオンになりたいとか、名誉が欲しい、といった欲望とはまったく無縁に、自分の理想とするボクシングをやるためだけに、どんなに苦しくてもひたすら自らを切磋琢磨し続ける。その美意識に、とほうもなく惚れたんだ。



浅田真央がこれほど愛されるのは、その礼儀正しさ、気持ちの純粋さだけではなく、まさにROLLYが「ジョー」を語ったこの部分と全く同じ。

 敵に勝つのではなく、自分に勝つ。
~中略~

ほどほどの努力やほどほどの苦労では、たとえチャンピオンになっても、ほどほどの喜びしか感じられないし、なによりも、心にハガネが入るどころか、まったくもって成長できない。



ね?まるで浅田真央について書かれているかのようじゃありませんか?

彼は「セミの法則」(詳しくはこの本をお読みになられることをお勧めするわ)と、この「あしたのジョー」で苛められる辛さを糧にして生きようと決め、自分が生まれ変わる日を夢見て、生きてきたというのよ。

浅田真央は生ける「あしたのジョー」?

いつの日も、人が心惹かれ、惚れこむ人物の生き方には共通するものがあるらしい。
サムライ、と呼ばれるのもそうした浅田真央に、世界中の人が感銘するからなんじゃないかしら。

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そうそう、真央ちゃんの話になると、ほかのことが全部ぶっ飛んでしまうので、ROLLYさんには大変失礼いたしましたが、「幸せくん」の話には、まじ泣きしたわ。
自分を応援してくれる人が、「一人しかいない」と思うか、「一人いる」と思うかどうか。
ROLLYは「一人のファン」を心の支えにできる人だった。
だから今も、派手にメディアに登場しなくても、きちんと本を出版し(ギターテクニックとかの)、ライブも続けているのだろうな。
それから、彼はこうも書いているのよ。

もしキミが応援したい誰かがいるなら、他の人がなんと言おうと、めいっぱい応援してあげようじゃないか。
「一人」の力、存在感は、思う以上に大きいんだ。


本当に、良い本だったわ。
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