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UNLOCKING SHERLOCK

Sherlock3日本初放送を前に、先日から「徹底解明!SHERLOCKの秘密」と題した特別番組がNHKBSプレミアムで放送されていた。
これもイギリスで製作された番組なので、製作者のゲイティス&モファットの話も盛りだくさんでそれはそれは楽しかった。

先日、はやみねかおるの「都会のトム&ソーヤ」を読む機会があって、児童文学の域に入るこの物語を読みながら、あのキーホルダーのくだりまで読むまでもなく、私は思わず泣いていたのだ。ここにも今を生きるホームズとワトソンがいる、と。

先ほど見終わったばかりのSherlock3 第1話 「空の霊柩車」。
半年近く待った甲斐は十二分にあった。
製作者の深い思い入れと遊び心は勿論だったが、原作をポンッと飛び越えて、素晴らしい1作になっているのは想像を超えていた。
確かにワトソンが本編中で言ったとおり、死の偽装の方法なんてどうでも良くなってしまう出来だった。
なぜ2年も彼に黙っていたのか?
その間に彼はモリアーティの絡めた組織の糸を解き、名誉を回復したうえ、セルビア潜入で組織を壊滅にまで持ち込んだらしい。ジョンや、大切な人たちを巻き込むことなく。

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この間浅田真央の「白鳥」とご存じの元選手の「ジゼル」について書いたけれど、原作を踏襲するなりパロディー化するにはその元作品の「キモ」だけははずしちゃだめだろと思って書いた。
ゲイティスとモファットはやってのけた。
「空の霊柩車」ならぬ爆弾の詰まった「無人の地下鉄車両」に潜入するくだりは、ドイル小説のキモ、まさに「冒険譚」そのものでドキドキワクワクしたわ。言うまでもなく、大人になった私たちの、斜め目線にも充分耐えうる「空家の冒険」だった。
ホームズの持つ気難しさだけでない、自己顕示欲。はっきりジョンに言わせたのも笑えた。
よくぞこれだけ原作を愛し、リスペクトし、抽出したものだと思った。

ワトソンとの再会はお洒落だったわ。
自分が気絶する代わりに場所を変えながら何度もシャーロックを殴らずにはいられないジョン。
ワトソン像は時代と共に変化してきたし、難しいところだったと特別番組の中でも語られていたけれど、愛情深い現代のワトソンは、血気盛んで何とも魅力的。
メアリーもいい味だしてたわ。アマンダ・アビントン、いい女優さんなのね。さすがマーティン・フリーマンのパートナー。

元々のテーマ音楽は最小限に、効果的に。映像も実験的。見るものに投げかけるなぞなぞも難解。
随所に原作ファンにも十分懐かしく笑えるブラッフも用意しながら。
一番笑ったのは地下鉄車両の絶体絶命のあの状況で、スタートレックのドクターマッコイのセリフまでジョンに言わせたところかしら?「僕は爆弾処理班じゃない、医者だ!」かぶせるようにシャーロックが『兵士(軍医)だったじゃないか!』と言うが、相変わらずの夫婦漫才か?

初めの設定ではこのシャーロックは「セクシー」だったそうだけれど、「カンバーバッチがセクシーだって?」って製作者は笑ってたけど、いえいえ、充分、充分すぎるほどセクシーですから。それはもう
来週のジョンの結婚式のベストマンの男っぷりには多分骨抜きになるわね。
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3話目の「最後の誓い」はあの恐喝王とドイツのスパイがどう絡んで「最後の挨拶」と「犯人は二人」とを結ぶのか、エッセンスとして出してくるだけなのかも楽しみ。
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とにかく、半年我慢した甲斐があった。
俳優の口元にぴったり合わせて的確に日本語に翻訳した、翻訳者も素晴らしかったと思う。
彼らの言葉は私には早すぎてくぐもりすぎて、全然わからない。

そうそう、こちらのスタッフブログも面白い。http://www.nhk.or.jp/kaigai-blog/100/188558.html

◆シャーロック・ホームズの両親
シャーロックとマイクロフトの両親として登場するのは、なんとシャーロック役ベネディクト・カンバーバッチの実の両親! ティモシー・カールトン(Timothy Carlton)とワンダ・ヴェンサム(Wanda Ventham)は60年代から活躍する俳優です。インターネットで検索すると、俳優夫婦の間に生まれた子供として、70年代にタブロイド紙に掲載された赤ん坊のベネディクト・カンバーバッチの写真が見つかったりしますよ。シャーロックと両親のシーンなんてただでさえ見ものなのに、本当の親子ならリアリティー抜群ですね。似ているかどうかは、ぜひあなたの目で確かめてください!

◆ジョン・ワトソンの恋人
今シリーズ初登場のジョンの恋人、メアリー・モースタンを演じているのは、ジョン役マーティン・フリーマンの長年のパートナー、アマンダ・アビントン(Amanda Abbington)。ドラマでは2人の結婚式が見られます!

◆幼いシャーロック
今シーズンは、シャーロックの少年時代も登場。演じているルイ・オリバー(Louis Oliver)は、実は製作総指揮スティーブン・モファットの息子です。でも家族のコネではなく、ちゃんとオーディションで選ばれたそうです。ドラマを見れば適役だと納得です。彼は第1シーズン第3回「大いなるゲーム」にも、声だけで登場していました。最後のほうで、モリアーティの人質として携帯電話を通しておびえた声で10からカウントダウンをする子どもがそうでした。


お好きな方にはおススメ。

それにしてもああ、ほんとに面白かった。
誰に言っていいかわからないけど、ありがとう!

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