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ラトビアのジュニア

「シンデレラ」後、この1週間というもの、なかなかテレビを見てる時間はなかったの。
それで今頃やっと男子ジュニアの世界選手権を見てるんだけど、見てるんだけど、見てるのに、これが繰り返し繰り返し見たくなるシロモノで、女子にまで進めないってどゆこと~~~~~!

いやあ、殿こと織田信成さんの解説をたっぷり堪能させていただきました。
育ちの良さが、言葉の選び方、物事の見方に出てる気がするわ。日本人の解説者としてはダントツにいいわ。
選手としても素晴らしかったけれど、この人の会話の間合いの取り方、演技の邪魔をせず、必要なことを必要な時にきちんと話す節度。技術的な解説は勿論、見たばかりの演技の中で大事なポイントをきちんと押さえることができるのに、爺やロボット静香と違って上から目線では決してない。心がほっこりするわ。
優勝したナム・グエン選手の演技の後は、完璧な演技に自分でも涙する選手の映像に、「織田さん大丈夫ですか?もらい泣きしてませんか?」って実況の小林さんに心配されてて笑ったわ。

宇野昌磨くんのトリプルアクセルの話題になった時、織田さんが選手時代、跳び方を真央さんから教わって、やっぱり彼女も「シュって跳ぶのよ」って言ったそうだけど、その通りにしたら、すぐに跳べるようになったって話とか、殿ならではでしょ。
杉爺は、ジャンプは右でもスピンは左とか、色んな選手がいるけれども、その中でも佐藤久美子先生が左右両方の2Aが跳べたっていう逸話なんかも披露してたわね。地上波ではありえない楽しさだわ。スポンサーは高いお金払って、女子では特に、解説どころか、ジャンプの種類だけ言わせてるのよね。アホですわね。

さて、私のジュニア男子リピートの理由は殿の解説だけではないのよ。ラトビアの14歳、今回最年少、初出場で8位に入ったデニス・ヴァシリエフス(Deniss Vasiļjevs)。
来たわ来たのよ、もう次の高橋大輔が、って感じで、この才能が高橋大輔の域にたどり着くことができるのか、ぜひ見てみたいと思ったわ。
選手情報では153センチの小柄な身体なのに、氷の上ではなんと大きくみえることか。
ISUのグランプリシリーズでは最高でも7位、今回の世選の8位も大健闘だったわけだけど。そのほかで出場した今季の大会ではすべて1位。なんと国内では8歳でラトビアのシニアの選手権に出場して2位に入ったという選手。
演技がはじまると、あどけない顔が、ゲスト解説者の殿、織田信成さんが言うところの、「音が鳴りだしてすぐの表情が素晴らしかった」というくらい、生き生きと輝きだす。滑るのが楽しくて仕方ない、そんな調子であっという間に見る者の心を奪っていく選手よ。
杉爺曰く、「非常にリラックスしたいい滑り。初出場でこれだけバランスのとれた選手はなかなかいない。」と殿と二人で「素晴らしい」連発。
ショートの「Jazz Machine」、フリーの「くるみ割り」。スピン、ステップで魅せることができるだけじゃない。
彼が高橋を思い出させるのは、多分首を縦に振りながら音楽に身体全体をのせるあの独特の動きのせいかな。
昔、あの佐野稔が高橋大輔のヒップホップ白鳥の湖の時だったかの解説の時に言ってたわ。
「スケートを滑りながら首を上下に振るなんて、普通怖くてできない。スケーティングの中で首を縦に振ると、方向感覚を失う。自分がどの位置にいるのかがまずわからなくなる。」ってなことを。
素人の私の見る所、スケーティング技術が高いという評価のある選手には首の動きはあまり見られないわね。パトリックも上半身の動きが固く見える要因の一つは首がまったくもっていつも真っ直ぐなままだったからよね。
踊れる選手はどうしても首を振ってカウントを取りがち。多分デニスくんもそのタイプなんだろうなあ。
でもその難しいことを普通にこの年齢でやってる。ポジションも美しく、評価をもらえる技術があるって言ってたわね。
この選手に「ツイズルが好きで得意なんでしょうね」、って言ってくれたのはやっぱり殿。

4回転を飛べるけれど、ジュニアのこの大会では3Aまでしか跳ばない、という選手もいる中、このラトビアのデニスくんは3Aどころか、2Aでこの大会に臨んだわ。それでも誰よりも演技では見る者を惹きつけてやまない。
3Lo+2Tのコンビネーションかしら、タノまでつけて、とにかく一瞬も見逃したくない演技。これを初出場の14歳でやってしまった。
ショートもフリーも、殿も爺も絶賛だったわね。


5位に入った宇野昌磨くんはもちろん素晴らしかったわ。昌磨くん、刑事くんはショートは演技構成点も高かったわね。
昌磨くんは、まっちーが望んでやまないものを持ってる人だわね。
彼の中には文学に通じる日本人的非常に骨太にシリアスな芸術性が入ってる印象だわ。あれは何なのかしらね。あの年齢でそういった感性が氷上で溢れ出す。そんなスケーターがこれまでいたかしら。
羽生くんは未来人だけど、昌磨くんはまた違うわね。

昌磨くん、表彰台に上がれなかったのが、つまり最初の3Aが本当に惜しいわ。
どちらにしても、男子の場合ははっきりとジャンプの難度と順位は連動してるようだけど、じゃ、女子のシニアは別の競技なのかしら?
昌磨くんもこのデニスくんも、大輔さんの域に達するまでにどんなスケーター人生を歩むのか。

私ももう、趣味は?と聞かれて「フィギュアスケート」と答えちゃドン引きされる、こんな日常はいい加減やめにしたいんだけど。できるのかしら?困ったわ。
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