2014
03.17

あの子の身体から曲が聞こえてくるような

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15日深夜の放送を録画してみたわ。

こちらでもまだ見れます。
NHK G  3月20日(木)【19日深夜】午前1時30分

「“最高”に挑み続けて フィギュアスケート 高橋大輔」

歌子先生が冒頭、初めて高橋選手の滑りを見た時の印象を語っていたのがこちら

「曲に合わせてるんじゃなくて、あの子の身体から曲が聞こえてくるような、そんな感じがしたので、ちょっとそこはびっくりしましたし、私はこの才能はすごいなと、きっと絶対に将来トップに上がって行くだろうし、これを世界中の人たちにこういう選手を見せなければならないなと。」


「才能」とは一口に言うけれど、その才能をここまでに磨いてきたことが天才の証。
ソチのフリーを終えて、歌子先生の肩に顔をうずめた高橋選手。
モロもそばにはいたけれど、二人の間には何人も入ることはできなかったろうと思うわ。

私は最初、この番組をナレーション付きで見ることができなかったわ。
ただ滑る高橋選手の3回のオリンピックの演技を音なしで見ていた。
自信と未熟さとがないまぜになった顔のトリノ。
滑る喜びにあふれていたバンクーバー。
そして何かもう、次の世界へ旅立つ寸前の静謐さを携えたソチ。
3度のオリンピック、それぞれの演技は、一人のアスリートの足跡。

ひとしきりこみあげてくる涙で一端番組を見終わってから、今度は淡々とした語り口のナレーションを聞きながら見る。
高橋選手のエッジワークの難しさを、ローリーさんとの振り付け場面を通しながら語る。
バンクーバーのステップでは両足で、交互に速い動きを組み合わせていた。
今回ソチでは片足で大きなカーブを描いていく。求められたのは、難しいエッジのコントロール。

バンクーバー前の怪我、ソチOP前の怪我。
骨折寸前の足で、まともに滑ることもできない状態だったと思うわ。

この時、あのスケ連が全日本の裏側で高橋選手にかけたプレッシャーがどんなものだったかは本当のところはわからないわ。だけど、後がない、追い詰められた状況で全日本を戦い、ソチへ向かったことには違いない。
表立っては愚痴も言わず、言い訳もせず、プル様の棄権を目の当たりにしながら最後まで滑りきったことに驚きを隠せない。

チームD1SKがいたから、応援してくれる人たちがいたから。高橋選手はそう言うけれど、怪我の苦痛もプレッシャーも、応援も全てを自分の演技に帰す、それは誰にでもできることではないわ。
笑顔で、「ありがとうございました」と歌子先生の元へ戻った高橋選手は「幸せでした」と言った。
五輪は「人生なのかな」。そして、「これまで20年間甘えてきたので、これからが大変かな?」と笑って語ったけれど、きっと彼ならこれからも多くの人を巻き込みながら、「芸術」にまで高めた滑りを競技ではなくても、きっと魅せてくれるわね。
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