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ジャンパー

今朝の浅田選手のフリーの演技。これまで浅田選手がいかに自分を抑制し、「表現」に縛られてきたか。
「抑制」は浅田選手の表現を豊かにし、演技の質を高めてきたかもしれない。

だけど

彼女は、ジャンパー。
今日の演技を見れば、彼女が決して3Aだけにこだわってきたわけじゃないことは見て取れるだろう。
DG、URという檻に閉じ込められてきたジャンプを、ずっとずっと、放ちたかった。
これまで跳んできたジャンプを全て、リンクに刻んでゆきたかったんじゃないかしら。
今日の彼女は、もうスピンもステップも気持ちの勢いのまま、見たこともないほど飛ばしてたわ。
「コントロールされた美しさ」は浅田選手の持ち味。
だけど、多分、それはほんの一面。

あんなにも優しく舞うことのできる表現者の、その内側にはこんなにも純粋なジャンパーが息をひそめて生き続けていた。
浅田選手がようやく自分の中からあのジャンプを解き放った瞬間に、私たちの心は突き動かされたのだと思う。

跳べるはずの全てのジャンプを、跳んでみせた。
決して多くを語らない彼女の内側から、「これが私」と叫ぶように。

昨日のショートは、このフリーの、産みの苦しみ。
弱さも脆さも儚さも、すべてを内包しながら尚強い。
彼女が今日、ようやくさらけ出したのはただ純粋に跳びたかった自分。

自分の内なる声に耳を傾けることをしないで生きていることの方が多い。
周りの期待に応える方が生きやすいこともあるから。
でも浅田選手は、自分を貫き通した。

こんな怒涛のジャンプを見せつけた後でも、エキシの「スマイル」を笑顔で演じる時には、きっとまた違った浅田選手になってるわね。
どちらも浅田選手。
世界一のスケーター。

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