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チャルダッシュ

これは全く個人的な思い出話よ。

私が浅田選手を初めてテレビで見たのは、彼女がまだジュニアで、可愛いあどけない少女で、お姉さんの舞ちゃんの方がスケートしながらモデルにも挑戦、っていう、どちらかといえば舞ちゃん中心の取り上げられ方をしてた頃よね。

2005-2006シーズン、初めて出場したGPS、そしてGPFで優勝しちゃう快挙の年。
みどり様の解説にこちらまで興奮しながら「くるみ割り人形」のガッツポーズに嬉しくて仕方なかったわ。
この少女は、幸せな人生を歩むんだろうな、と、あの時はそうとしか思えなかったわ。

ところが、翌シーズン。

アメリカに渡った浅田選手にはお姉さんの舞ちゃんも付き添って、2人での渡米だった。

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慣れなかったのはアメリカの環境、はともかく、まず「チャルダッシュ」だった。
あのシーズンのフリーの「チャルダッシュ」は私はとても好きな演技だったけれど、3Aの前にステップを入れる必要があったのか、今でも疑問に思っていると、浅田選手は語っている。
あの時のコーチが、先日、話題になってたラファエル・アルトゥニアン。

チャルダッシュシーズンの世界選手権が行われたのは日本、安藤選手に次ぐ2位だったけれど、演技はそれはそれは素晴らしかった。
それまでの天真爛漫さと生まれ持った才能だけではない、彼女の根気強さが垣間見えたシーズンだった。
私は彼女がアメリカに渡った前後から、スポーツ選手が世界で戦う厳しさを感じるようになってたわ。
目に見えない何かが、彼女の周りで変わり始めたはじまりが、この頃だったのかもしれないと思ってるわ。

チャルダッシュという曲は、金管楽器では超絶技巧の曲、木管楽器でも難易度が高い曲として知られているそうよ。
当然、その旋律に完璧に合わせて演ずる難しさと、3Aの前に入れるステップとの困難さに浅田選手は苦しんだと思うわ。

でも、それゆえにこの浅田選手の「チャルダッシュ」は、同シーズンの「ノクターン」とはまた違った異彩を放ち、今も忘れがたい演目になっていると思うのよ。

本当に、この高さも幅も十分なジャンプ、このポジションでのスピン、そして優しげな曲調と一体になったあの伸びやかなスパイラルの美しさ。
どの一瞬を切り取っても彼女の良さが損なわれることがない完璧な演目。

解説のベタ褒めっぷり、(この頃はまだこんな風だったのよ)と一緒に、ぜひご覧くださいまし。



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