FC2ブログ
Welcome to my blog

シャーロックホームズの愛情

imagesCA29XV7X.jpg


Sherlock3がまだ見られないもので、グラナダ版のシャーロック・ホームズ、『最後の事件』、『空家の冒険(このドラマの邦題では怪事件)』を見ている。

グラナダ版の何がいいって、馬車の蹄の音が聞こえることよ。
そしてバックに流れるヴァイオリン。
1世紀以上も昔のロンドンやヨーロッパが舞台。

スティーブン・モファット&マーク・ゲイティスだって、多分何度も見てるはず。

グラナダ版の中に、現代版Sherlockのエッセンスがきっと一杯詰まってるのでは、と期待しながら見てみましょ。

『最後の事件』は、ホームズとワトソンの逃避行編。
スイスまでモリアーティー教授の手を逃れて2人で旅をする。
ニューヨーク版Sherlockで、ワトソン役をルーシー・リューにしたくなるのも仕方ないわね。

私は本読みなので、小説のテレビや映画にはあまり期待しない方なんだけど、やっぱりこのグラナダ版はいいわ。
カンバーバッチくんもこの『最後の事件』のホームズと同じく、「ベルグレービアの醜聞」で神父様に変装してたけど、どっちもどっちで変装はありゃりゃね。

「アイアンマン」シャーロックが素敵なワトソン、ジュード・ロウを困らせちゃう映画もとても好きだけど、このゆったりしたグラナダ版の方が、ホームズのワトソンへの『友情』と『愛』が、とても心に響くわ。

wikiによると、このグラナダ版は実際のライベンバッハの滝で撮影され、スタントマンが飛び降りて撮影したとあるわ。
ライベンバッハの迫力と、ワトソンの悲嘆にくれてもあくまでも凡庸な姿が何だかシリアスになりきれなくて、もったいないのよ。

ヴァイオリンが流れるワトソンの部屋には、ホームズが残した煙草入れ(?)、愛用したスリッパやパイプ、拳銃や注射針まで美しく映される。

ジェレミー・ブレットという役者さんには、ロバート・ダウニーJrにはない壮絶な孤独感が漂う。

多分、私がカンバーバッチ・シャーロックにこんなに参ったのも彼の孤独(ただ彼の場合は寂しん坊、くらいかしら)がワトソンの戦争で負った傷と強烈に引き合った、そこがとてつもなくうまく表現されてるからよ。

グラナダ版のワトソンはこの『最後の事件』から『空家の怪事件』でデビッド・バークからエドワード・ハードウィックに変わってるということで。
私がこれまで見てたおなじみのワトソンは、『空家の怪事件』から出演のエドワードさんだったのね。
こちらのワトソンの方が人の好い温かみが前面に出てて好きだわ。

『空家の怪事件』で、ホームズがワトソンの元へ変装して訪ねてくる。
そこで語られるのはホームズがいかにしてあのライベンバッハの滝から生還したかという話よ。

Sherlock3でファンが一番知りたいのもそこよね。
ワトソンは地上に激突する一瞬以外、シャーロックが建物の屋上から飛び降りる瞬間も、落ちた後の死体も目にしている。

原作とは全く違うハードルの高さだし、この種明かしは面白くなると思うわ。
大体大方の予測のとおりかしら?

それにしても『空家の怪事件』の回想シーンで、ライベンバッハの滝で悲嘆に暮れるワトソンを物陰からじっと切なそうに見るホームズの瞳。
雄弁だったわ。
なのに新しく俳優が変わっても、やっぱりこのワトソンをこんなにも愛するホームズの気持ちは私なんかにはわからないわね。

ホームズがワトソンに自慢げに語る3年の月日。
ワトソンが無邪気に驚く様は原作のまま。
ホームズは、ワトソンを驚かせるのが楽しくて仕方ないのよね。

私的には空家の冒険部分は、断然原作で読んだ方が面白いと思うけれど。

カンバーバッチくんが、どんな顔してフリーマン・ワトソンの前に現れるのか、それが楽しみだわ。





関連記事

Comments 0

Leave a reply