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男女交際はだめよ

先日夕食を作っていると
テレビから
「男女交際禁止の校則」を破ったとして退学処分になった女子高校生のニュースが聞こえてきた。


え?

まだ
「男女交際禁止」
を校則にしてる学校があるの?

何がひどいって、卒業間際での退学処分、進学先の推薦も取り消しになってしまったということ。

ネットで確かめると2021年の今も
こんな校則が生きている学校はまだいくつもあるらしい。

かつて私もそういう学校に通っていた生徒の1人で
校則破りにはそりゃもう大変な苦労をした。


今回提訴された学校の校則は
「特定の男女同士の交際」が禁じられていたようだけれど


私のいた学校では当時
父親や兄弟でさえ誤解の元になるということで一緒に歩いてはならなかった。

確かに当時も
退学になる生徒のほとんどはこの「男女交際禁止」を破った生徒だった。


まあそれでも制服を着たままの帰り道
デートしちゃうことだってある。

隠れてコソコソ会っているはずなのに
なんで見つかるようなヘマするかな?

そう思うでしょ?
例えば公園で制服のままデートしていると
通りかかった卒業生が学校に電話で通報
先生がその場に駆け付けるとか。(これほんと、多かったし怖かった)

私が校長室に呼ばれた時は
同級生から直接校長先生に言いつけられたからだった。

校長先生はシスターだった。
「た、他校の男子学生と、こ、公園で会っていらしたのはほんとうですか?」
青い顔して怒ってたのをよく覚えている。

私はふてぶてしいJKだったので
「交際を申し込まれたのでお断りしていただけです」で押し通し(事実そうだった)
無罪になった私に、チクった同級生はその後もあらぬ噂をまき散らしたが
ま、女子高なんてそんなもの。

私が簡単に見つかるような場所でデートなんかするもんですか。


大事なことは、見つかった際は何があっても交際を認めないこと。

なぜなら学校の言い分は

「最初から男女交際禁止という校則を守るという前提で入学したのだから、守れないなら退学になって当然」なんだから。

学校側はそれで通すだろうけれど
司法の場でこれをどう捉えるのか、
今回のこの提訴の行方、とても気になる。

そういえば

三谷幸喜の「古畑任三郎」のドラマの中で沢口靖子さんが犯人役を務めたエピソードがあった。
修道会の中で決められた戒律の中に
「人を殺すなかれ」という文言がなかったから
彼女は自分の欲望に負けた姿を知られた屈辱から同僚を殺害する。
でも「嘘をつくなかれ」という戒律はあったので
古畑警部補の「あなたは人を殺しましたか?」という問いには素直に「はい」と答えるのだ。

おかしなルールに縛られて
人生が狂うことだって無きにしも非ず。


当事者だった頃は
人の少ない街中のスポットや裏通りに詳しくなったり
いざという時の逃げ足が速くなるというしょーもない楽しみを見つけては校則を破っていたものだが

今ならこの校則が所謂人権問題になるんだろうなと
よくわかるのだ。

前髪やスカートの長さは測れても
人の心は測れない。

恋愛だって大事な人生経験だろうに
たったその3年間を我慢できないのかと言われても

16、17、18歳の3年間は一生に一度きり。

人生で一番美しくてみっともない時じゃありませんか。

しかも「校則を守るという約束のもとに入学」したからって
前髪が長くても退学にはならないよね。


まあこういった校則が何を生み出すかといえば

両極端、ということだろうか。

卒業後、派手に遊ぶか良妻賢母にまっしぐらか。

そういえば高校の卒業式の夜
友人行きつけのレストランバーみたいな所で(極端とはこういう子)、仲間内で安ワインをがぶがぶ飲んだ。
もちろんみんな未成年。
アルコールに弱い私でさえあの日は飲まずにいられなかった。
高校という名のトンネルは長かった。

男女交際も、それを禁じることそのものも
悪いことばかりじゃない。

問題は
大人の鋳型に押し込められることに安心してしまうことだ。
人の尺度に合わせることで
自分は真っ当なのだと信じ込むことだ。

いつか「ほんとはそうじゃなかった」
自分の本当の望みに気が付いたってもう遅い。

人間の資質を限定するかのようなルールはただの縛り。

生徒を守るための、育てるための校則が
生徒を罰するため、それまでの学生生活を抹消するために存在するのはやはりどうかしている。

退学になった女子学生には
堂々と自分の道を歩いていってもらいたい。

人のせいにしない人生って、良いものだから。













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