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400年前のビリー・ジョエル

『宇宙探査艦オーヴィル』 (The Orville) は、セス・マクファーレン(『テッド』の俳優さんですね)が製作し主演するアメリカのSFコメディドラマ。

スタートレックのパロディというか、オマージュというか。
シーズン1を見始めた時には『宇宙版お茶の間コメディー』と気楽に観ていましたが、これが侮れない深いテーマをバンバン扱っていくんですよね。
特に女性差別、マイノリティ、LGBTなどに関しては毎回様々な宇宙人を登場させて色んな角度で考えさせられるドラマです。
人工生命体と人間の恋愛を扱った回も出色の出来でした。→『宇宙で恋をしよう』
この記事は前半『荒川アンダー・ザ・ブリッジ』ですが中盤に『オーヴィル』について書いています。

『オーヴィル』はCGがTVドラマとはいえ美しく、スタートレック のパロディとしても愛が溢れていてとても好きです。
『宇宙大作戦』にも昔のギャング映画っぽい世界や1960年代のアメリカに乗組員がタイムワープするお話がありますね。
この『オーヴィル』でも製作総指揮セス・マクファーレンが懐かしいハリウッド映画や音楽で、現代の視聴者を楽しませてくれるのです。


今回のオーヴィルはシーズン2 第4話"戦士の報復"
"Nothing Left on Earth Excepting Fishes"です。

宇宙探査艦オーヴィルの艦長エドが、かつて倒した大量虐殺犯のクリル星人。
そのクリル星人の妹が、報復のため地球人の美女に化けてエドを宇宙への休暇旅行に誘います。

旅行の相談をするエドの部屋で2人が観ているのはユル・ブリンナーの『王様と私』。
クリル星人は地球の映画を知らないのですが、『次は君が映画を選んで』と言われて『タクシードライバーの映画とか。』なんて言って笑わせてくれます。

エド殺害のために旅行に出る出発のシーンで流れるのがビリー・ジョエルの『Don't ask me why』。
『誰の歌?』と聞かれてエドは『ビリー・ジョエル。400年前の地球人さ。』って答えるんです。



とても良いんですよ、宇宙空間に流れるビリー・ジョエルが!

結局敵の罠にハマって色々大変な目に合うエドですが、最後は自分を殺そうとしたクリル星人を逃します。

彼女の中の恋人の面影を追って、ドラマのエンディングに流れるのが、私に『朝ドラスカーレット』の八郎を思い出させる『She's Always A Woman To Me』。

切ないんですよ、とっても。

去って行く彼女は

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こんな感じのクリル星人ですけど、もうそこは関係無く、ほんとに切ない別れのシーンなんです。

問題意識も鋭い『宇宙探査艦オーヴィル』。
単なるパロディドラマを超える面白さです。



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