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私的感想おっさんず

はい、沼に帰って来たところです。

今日は友人とランチして買い物して髪切ってダラダラお茶飲んで帰って来ました。

友人に『おっさんずラブ』を見たかどうか聞いてみると。

『私さ、前から田中圭が好きだったから、見てたよー。今までも脇役で色々出てたから、ずっと見てた。でも田中圭的には「あな番」の方がハマったかな』

『え゛ええーーーー‼️』

バラエティー番組の林遣都をつべで散々観ましたが、私が地上波を見なくなって以来見逃して来たものはデカかったかも、とちょっぴり思っていたことが、この時確信に変わったのでした。

で、ずっと地上波を見続けてブレイク前から田中圭を発掘していた友人は、別段『おっさんず』にハマるほどのことはなく。

林遣都の瞳に釘付けになった私はシナリオブックを買うわけですが、これは何故。

とあるファンブログに、『おっさんずラブを好きになるかどうかは、林遣都演ずる牧の気持ちに感情移入できるかどうかで決まるのではないか』といったようなことが書いてありました。

まさしくそれそれ、それなんです。

牧凌太の視点からドラマを見なければ、このドラマの美しさは入って来ない気がするのです。

もちろん田中圭の受け演技は最高です。

春田創一役の田中圭の側に立ってこのドラマを見てしまえば、このドラマはコメディー(あるいはBL)かもしれません。

でもひとたび牧の目線に立ってしまうと、これ程切ないドラマはないんですね。

林遣都は表情1つでドラマで描かれない裏側までも観るものに伝えてしまいます。

セリフも説明も無いのに、目には見えない牧の感情に自分のそれが共鳴してしまったら、終わりです。

いえ、終わりませんけど、沼に落ちます。


『先輩を好きになってしまったゲイの話』を、これ程純粋な恋愛話に見せてしまった林遣都の演技はすごい。

10代の林遣都なんて地上に舞い降りた天使ですが、美しいまま汚れ役を経てここに来てすごいもの見せてくれたんですね。


で、『おっさんずラブ』の私的注目点はもうひとつあります。

大塚寧々の蝶子さんファッションです。

これ、美しい蝶子さんを自分と同列に考えるなよ、と自分で突っ込みたいところなのですが。

蝶子さんの『基本無地トップス&パンツスタイル』は50代にとってリアルで正しいファッションの選択ではないか?と思うのです。

彼女は部長夫人であるにも関わらず、ステレオタイプなエレガントファッションを身につけているわけではありません。
スカートを履かない部長夫人は、昭和の人間にとって、新しかった。

どの場面でも彼女は体の線が出るコーデは選んでいません。

いつもパンツなのは『友人とセレクトショップをやってる』という設定からかとも思ったのですが、彼女の仕事に関しては何の裏付けもないのです。

常にトップスの生地は麻系かサラッとたっぷりしたもので、ボトムスもたっぷりしたパンツ。
コートなんかは良いものなんでしょうけれど、シンプルです。
で、ほとんど無地トップス(部長と何気にボーダーペアで着ていることはありましたが)なのにアクセサリー無しか、あっても華奢で目立たないもの。

アクセサリーは、映画版でもマロから貰った誕プレを律儀に付けていました。

オシャレだけど頑張ってない、ちょっとユルい感じが素敵です。

映画版でマロと花火大会に行く時も、恥ずかしいからと浴衣は着ません。

蝶子さんがプライドの高い美人であるにも関わらず、とても可愛く等身大に見えるのは、特に後半、マロと一緒に飲んでいる時に着ている甘くないナチュ系ファッションに負うところが大きいと思うのです。

蝶子さんがここでもし、お立ち台から降りられない女、『若い男の子にモテちゃうアタシ感』をファッションにおいても前面に出していたら、『登場人物みんないい人』な感じは脆くも崩れ去っていたことでしょう。

性別も年齢も上手く超えた感じ。

これは春田の幼馴染みの荒井ちずにも言えることですが、彼女たちが『おっさん達の恋愛』をつい応援してしまう立ち位置にいくには、『さっぱりした性格の女子』であることは必須条件です。

このドラマで性別や年齢を超えたのは春田や部長だけではなく、女性の側も同じこと。

ジェンダーもジェラシーも超えて互いに相手の幸せを願うことができるのか否か。

蝶子さんは30年連れ添った夫を、ちずは長年の付き合いである幼馴染みをそれぞれ男に奪われてしまうわけですが、最終的には被害者意識を乗り越えている。
それはおっさんず側があまりに純粋な恋愛を繰り広げているからなのですが。

結局みんなで寄ってたかって春田と牧を応援するに至るには、彼ら自身が皆から愛されていなければなりません。

うっかり愛さずにはいられない春田と牧に命を吹き込んだ俳優達の熱演がここで光ります。

で、春田をひたむきに恋する牧を自分のことのように引き寄せてしまった時。

あなたも沼の住人になることでしょう。

なーんてね。


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