FC2ブログ
Welcome to my blog

アイリス・アプフェル

『特にルールはない。あっても破るだけよ。』


アイリス・アプフェルは、アメリカ合衆国のインテリアデザイナー、実業家、ファッションアイコン。 化粧品ブランドのMAC Cosmeticsとのコラボレーションコレクションをはじめ、ニューヨークの百貨店バーグドルフ・グッドマン でのウィンドウディスプレイの展示、世界各地でのワードローブの展覧会が行われている。



『年齢なんてただの数字』

そう言い放つ、1921年生まれの現役のファッション・アイコン。

20190304064735cdd.jpeg






今年98歳になろうとしている彼女は、テキスタイル、インテリアとファッションを愛して止まない。


夫と共にインテリアデザイナーとして大成功を収めるが、元々アンティーク家具の修復をする中で、アンティーク・テキスタイル=ファブリックのデザインをオリジナルで再現し、成功を収め、そして今なおファッションの世界で『珍しい鳥』と呼ばれアイコンであり続ける女性。

私が観た彼女の映画は、圧倒的な色と世界中で集めた彼女の不思議なコレクションであふれていました。

映画は2005年、ニューヨークのメトロポリタン美術館のコスチュームインスティチュート(英: Costume Institute)で、服とジュエリーの展覧会「Rara Avis: Selection from the Iris Apfel Collection」を開催した時の模様や彼女と夫(このドキュメンタリー映画製作の翌年亡くなった)との日常生活も映しています。
杖をつき、車椅子の夫にキャップ帽をかぶせて2人、笑い合う。その日の体調、その日の天気さえ、高齢の夫婦には辛いことも多いはずなのに、とても幸せそうでした。

今月CSでアイリスの映画が放送されるのではないかと思います。

私は昨年この映画を観て以来彼女のインスタをフォローしているのですが、椅子に座った写真も変わらず素敵。


こちらに大まかな彼女の人生が載っています。


アイリス・アプフェルと夫・カールの素敵なラブストーリー
IRIS APFEL AND HER HUSBAND CARL'S ADORABLE LOVE STORY
https://www.harpersbazaar.com/jp/fashion/fashionista/a67534/cir-iris-apfel-carl-apfel-love-story-171110-lift2/


94歳のファッションアイコン、アイリス・アプフェルのスタイル名言集
11 INSPIRING QUOTES FROM IRIS APFEL
https://www.harpersbazaar.com/jp/fashion/fashion-column/a80920/fir-iris-apfel-quotes-160224/

「やってみないことには始まらないわ。たった一度の人生だということを忘れないで。」

“YOU HAVE TO TRY IT. YOU ONLY HAVE ONE TRIP, YOU’VE GOT TO REMEMBER THAT."

Rare Bird of Fashion
20190304064734e9b.jpeg


20190304064732a17.jpeg


アイリスの映画を監督したアルバート・メイズルスも映画の最後あたりに出てきますが、彼もアイリスの夫カールと同年、2015年に亡くなっています。この監督があまりにもハンサムで、チャーミングで、この映画に忘れられないインパクトを残しています。


アイリスの映画を観た時に記録しておかなかったことが悔やまれるので、またCSで確認しようと思っているのですが、彼女の本当の凄さはそのコレクションでも高齢であるということでもないように思います。

うろ覚えで正確ではないのですが、彼女は映画の中でこんな事を言っていたと記憶しています。

『私はファッションの歴史を見てきた。何にでも基本になる歴史があるのよ。』

その歴史的なテキスタイルを収集し、保管し、今も身につけ続ける。

テクニックではなく自らの感性だけで成功したように思うのは大きな勘違いでした。

彼女のコレクションには膨大な背景があったのです。

最先端のファッション・アイコンは、同時にファッションの歴史研究家。

積み重ねてきた年月の重みと、彼女の知識の土台、基礎基本。

彼女のバックステージとも言える倉庫に眠るアイテムの数々には圧倒されます。

一朝一夕では決して真似できようもない。
系統もルールもないように見えて、彼女の中には秩序やスタイルがある。


『いろんなものをジャラジャラつけたおばあちゃん』。

一見そう見えるアイリスの奥深くを垣間見せるドキュメンタリー映画は、『ルールなんてない。』かもしれませんが、『歴史的要素』を多分に私達に見せてくれます。

彼女の背景に垣間見えた偉大な『テキスタイル、ファッション、インテリアの生ける Museum』としての顔。

上の黄色い衣装の写真もその1つですが、民族衣裳、エスニックテキスタイルへの深い造詣。


『あなたは今もこれからも美人ではないけれど、あなたにはセンスがある』と言われたというアイリス。

でもそのセンスの背景を見逃してはいけない。

つくづくそう思ったのは、この若きアイコン、基本に忠実に滑ってきたスケートを、芸術に引き上げたこの人を見ているからかもしれません。

201903040647297b3.jpeg



20190304064730e68.jpeg





関連記事

Comments 2

りほ  
歴史を破るとは

型を身に付けねば型破りにはなれない。
型を身につけてから、破るから“型破り”っていうんだよ。
型がなかったらただの「形無し」

型破りと言われた、亡き中村勘三郎さんが好んで使った言葉を思い出します。
歌舞伎はパレエと同様、普通の俳優が数年修行したくらいで舞台に立てば、たちまちその差を多くの観客に見破られます。

そして明らかに実力がある役者であっても、品格、おおらかさ、際立って明るいオーラが必要な役でそれらが足りないと「仁が合っていない(雰囲気が足りない)」と批評家に普通に新聞で書かれたりもする。役者によって得意不得意があるのを楽しむのも醍醐味。

フィギュアファンて何て優しい人が多いんだろうと思ったりしました。選手の若さや要素の多さ等を思うと無理のない部分も多いのですが。
真央さんは最初から別格でした。それを硬くなに認めなかったのはフィギュア界だけ。利益だけを考えても素直に後押しした方がずっと得なのに不思議。

どの世界でも長く活躍されてる本物の方々は言葉にされなくとも歴史の重みは理解している気がします。

それにしてもアイリスさん、写真を観ただけでなんて魅力的な方なんでしょう!
その場にいるだけで周囲を明るくしそう。
ファッションの世界でトップを走り続けるのは天才デザイナーでももの凄くきついそうです。毎年4回のコレクションに必要なバイタリティーや体力の消耗が普通ではないと。
観るだけだと、ファッション界を描いた映画などは衣装を見てるだけでも楽しくて好きです。
そしてmikaidou様の見識の広さにもいつも驚かされます!

美しい真央さんの姿がたくさん観られて幸せな春です。

2019/03/05 (Tue) 22:50 | EDIT | REPLY |   
mikaidou
mikaidou  
Re: 歴史を破るとは

りほ様

> 型を身に付けねば型破りにはなれない。
> 型を身につけてから、破るから“型破り”っていうんだよ。
> 型がなかったらただの「形無し」
>
> 型破りと言われた、亡き中村勘三郎さんが好んで使った言葉を思い出します。

今は亡き勘三郎さん、何てカッコいい言葉を遺されたんでしょう。

フィギュアスケートはロシアを見ても分かる通り、現役選手でいられる時間は短いと思います。
真央さんはそんな世界で長く第一線で戦いましたよね。
『長く第一線で』戦ったからこそ磨き抜かれたテクニックが、受け継がれていくと良いのですが。
3Aだけでなく。
美しい滑りを受け継ぐのは、サンクスのメンバーかもしれませんよね。

私こそ、りほ様のご見識の広さにいつも脱帽です。
真央さんの写真がアップされるたびに『うおおおおおー』ってなっちゃって。
ついつい何を書いても真央ネタ落ちになってしまって、ちょっと恥ずかしいですっっw

2019/03/06 (Wed) 19:47 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply