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慰者、医者

ヒデキ(実名)は毎年インフルの予防接種でゴリオの腕に注射する時、『痛くないとこ選ぶからねー』と言いつつ、筋肉だらけで打ちにくいのか、ゴリオの腕をさすりながら困り果てる掛かりつけ医。

60代も半ばになっていようかと思われるヒデキには、ものすごく美しいお母様がいらっしゃるそうで。
お母様に似たのか、スラッとした大層なハンサム医者なんです。

そのヒデキも病院が流行り過ぎて過労が祟ったのか、最近めっきり年相応に枯れてきました。

私は人並の冬休みを貰った後、仕事に行ったらかなりしわ寄せが来ておりました。
忙しかったんですね。

で、一気に血圧が上がり中々下がらず、寝込んでいるのですが。

やっと歩けるようになってヒデキの病院に行くと、2時間待ち。

ヒデキ、疲れてるよねぇ、きっと。

心電図を取るついでにベッドで寝たまま順番待ちさせてもらい、ようやく診察室へ。

ヒデキは意外に元気でした。

『先生、血圧のお薬、効かなかったんです。目眩と頭痛で起きていられなくて。』
そう訴えると。


『あ、あなたはうちの母にタイプが似てるんだよね。長生きするから大丈夫。』

ヒデキの診断は独特です。他の患者さんにはどうなのかは知りませんが。

『心電図綺麗だし。更年期にはこういうことはよくあるからね。』

『動悸がすごいんですけど。』

『あ、そのための薬はあなた飲んでるから、大丈夫。』

『仕事に行けないと困るんですけど。何とかなりませんか😭』

『じゃあね、違う種類のお薬増やしてみて、様子見ようか。』

ヒデキはむやみに薬を変えたり増やしたりしないので、これはラッキー。



『ところで人はさ、何処から来たか、わかる?』



『は?』


『人間はね、宇宙の中で偶然できた星で産まれたミトコンドリアが‥なんたらかんたら‥。
でね、生まれてきたのがもう奇跡だよねぇ。
すごいんだよ、それだけで。』

私はちょっぴりヒデキが心配になりました。

『まあ、老化もあるしね、色々出て来るけど、上手く付き合っていくしかないよね。』

結局そこかい!

そういえば、年末に遊んだ友人が、
『最近何処が不調でも、何でもかんでも老化って言われるの、腹たつわ〜。』
って言ってましたが、同感です。

うちは家族でヒデキにお世話になっているのですが、ヒデキ曰く。

『ご主人は辛抱強いし、ゴリオ君は若いから、自分から調子が悪いって言う時は本当に心配な時だからね。
あなたとは違うから



悪かったわね( ̄▽ ̄)

というわけで、一応あらゆる手立てを講じつつ、こんな調子で仕事を続けられるものなのか、考え中。


それにしても、『ミトコンドリア』にまで遡られると、ぐうの音も出ません。

さすがヒデキ。

長年多くの女性(患者)をたぶらかして来ただけのことはあります。


どっぷり落ち込んでいた気持ちは、診察室を出る時には

『ミトコンドリアwww』



ちょっぴり笑えてきたのです。

医者は時に慰める者、慰者になる。

開院以来メンバーが変わらないベテラン看護師さん達の
『ハイハイ、いいからさっさと次の患者さんに行けよ!』という心の声が聞こえるようでした(⌒-⌒; )






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Comments 2

きょうこ  

ヒデキ、素敵です(*^-^*)

私も以前仕事をしていた頃、ストレスで血圧がびっくりするほど上がって後頭部の痺れるような痛みが続いたことがあります。
しんどいですよね。

どうぞお体ご自愛下さいね。

2019/01/15 (Tue) 23:41 | EDIT | REPLY |   
mikaidou
mikaidou  
Re: タイトルなし

きょうこ様

ありがとうございます(๑˃̵ᴗ˂̵)
やはり年齢と共に、自分でもびっくりするくらい、色々出てきますよね。
ヒデキは経験値と検査結果の両方で判断するのでしょうけど、
フッと肩の力が抜けるような話し方をしてくれるんです。
こんな風に歳を重ねたいものだと思います。

2019/01/16 (Wed) 06:13 | EDIT | REPLY |   

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