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「たつのこたろう」も少年だった

  • 2017.05.09
「赤神と黒神」は2人の男性に慕われるモテ女子の話だった。➡「赤神と黒神」

今回、松谷みよ子の名作『たつのこたろう』=少年ジャンプ説を私は唱えたい。

私が読んでいるのは絵本なので、元の話はかなり端折られていると見た。

にしても、パロディーにしたらワンピースっぽくなった、というより、
話そのものがアクションシーン満載のマンガなのだ(と、私には読めてしまったので松谷さんの偉大な本を尊敬こそすれ揶揄する気持ちはみじんもございませんm(__)m)。



たつのこたろう (新装版日本の名作)
松谷 みよ子 (著)



以下は絵本のざっくりとしたストーリーと、一部私のツッコミですので、
物語はネタバレしております。


―たつのこたろう―

父は無く、母は青龍にされ、自分の目玉をお乳の代わりにたろうに与えて姿を消した。

たろうは母の目玉をしゃぶって育ち、村では『たつのこ』と囃し立てられながら、ばあさまに育てられた。

ばあさまの作る団子を食べ、只ぶらぶら暮らしていた彼に、ある日「あや」と言う名の友達ができる。

彼女は横笛を吹く少女で、笛でけもの達を魅了する能力者だが、ある日鬼にさらわれる。

突如として目覚める たろう。

鬼退治に行こうとする たろうに、ばあさまは天狗の最強アイテム、『力のつく酒』をもらって行けと言う。

団子ばかり食べてぶらぶらしていた時にそれを言ってあげていれば、
彼ももう少し早目に覚醒したんじゃなかろうか?

でもそこはそれ、たろうは赤天狗と白天狗の酒を無事に頂いて、最強のパワーを手に入れる。

たろうは太鼓好きな鬼を投げ飛ばし、あやを奪還して帰ってくるが、
ただ投げ飛ばして来たわけではなかった。

赤鬼は空へ投げられ、彼が望む雷様になった。
黒鬼は望んだかどうか知らないが、岩となって動けなくなった。

考えると、鬼たちは音楽が好きなだけだった奴らではないのか。
バンドのメンバーに「横笛」を加えたかっただけではないのか。

でも鬼はいつの日も悪者にされるので、
鬼退治を果たした たろうは、ふもとの村で大そう感謝される。

見返りは米の握り飯だったが・・・。
もしかすると、その握り飯は天狗の酒の数百万倍のパワーを秘めた握り飯だったかもしれない。

さて、たろうは、ふもとの豊かな村で広い田畑を見た。

そこでばあさまの待つ貧しい村にも、こんな土地があったらなあ、と何がしかのミッションを感じる。

たろうは握り飯をもらって、そのまま母を探しに旅立つ。

途中ふしぎな婆様に出会い、これから先に待ち受ける困難を諭されるが、もちろん先へ進む。

9つの山を越え、勇敢に困難を乗り越えてゆく。

婆様の予言通り、雪女があらわれ、たろうは道を阻まれるが、そこに黒鬼退治で奪ったらしい白馬に乗った「あや」が助けに来る。

1日百里(約3.9km×100=約390㎞)走る、という触れ込みで登場した子馬
(ちなみに百里= 「JR中央本線 東京駅―名古屋駅 : 396.9km」“Yahoo知恵袋より”なので現代ならどうってことはない)
は、なんと東京―名古屋間どころか空飛ぶ白馬となって あやと再登場した。
すごいバージョンアップである。

白馬は2人を母の住む五色に輝く湖に運ぶ。

もちろんナビなど付いていなくとも、白馬には何もかもわかっているのだ。
理屈などいらない。

湖に到着した たろう。
「のどから血がでそうなくらい」叫んでも湖から母が出てくる気配はない。

しかし「お通さん」(吉川英治の小説「宮本武蔵」に登場する)かと勘違いしそうな『あやの横笛』の能力により、
湖は真っ二つに裂け、
サンダーバードならぬ、龍となった たろうの母が現れる。

母が龍にされたのは、村が貧しく食べ物が足りなかったせい
(この山国では「一人で岩魚を三匹食べると贅沢な所業とされ龍になる」という悲しいオキテがあったんで)
だとわかり、
たろうは湖を開いて田んぼにしようと、母である龍の背中に乗り、山にぶつかっていく。

と、そこに現れたのは、かつてたろうと戦ったあの赤鬼ではないか!
しかも仲間を引き連れて。

鬼たちの手助けもあり、湖の水は川となって海へ流れ落ち、平野が生まれた。

そして青龍は、母の姿に戻った。

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いやこれ、少年ジャンプでしょ、と思うのは私だけだろうか?

後は黒鬼なんかが実の父親だったら、
コンプリート?
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