現在の閲覧者数: 未来から来る少年 - 老嬢の鼻眼鏡

未来から来る少年


ゴリオ(仮名)が珍しくため息をついた。

テスト前で頭を抱えているのだ。

彼はシャープペンを置き、台所に立つ私に
「あのさ・・・」と話しかけてきた。

数学の話でもするのかと思いきや、
ゴリオが持ち出したのは違う話だった。

「2020年くらいには小学生がプログラミングを学校で教わるんだよ。
俺たちがどんなに頑張ったって、叶わない奴らが出てくるんだよ。」

「学校教育 - プログラミング教育実践ガイド」
文科省HP http://jouhouka.mext.go.jp/school/programming_zirei/

このあたりの話だろうか。

これから先、アルゴリズムなんかを小学生から学び、「使う」から「作る」へ情報教育がシフトしていくという。

ゴリオが何をそんなに脅威に感じているのかはわからないが、
たしかにこれからの子ども達は、
私たちの知る子ども時代とは違った世界を生きることになるのだろう。

今朝、涙目で謝罪する「昔のアイドル」がテレビに映っていた。

かわいこちゃんだった彼女たちの外見も雰囲気もちっとも変っていない気がする。

「いい年して、恥ずかしい」と思う人もいるのだろうか。

私は自分でもそのうちしでかしそうなことなので他人事とは思えない。
だからTwitterやFacebookにはうっかり手が出せない。

あれは「いい年」だからこそやってしまうことの一つなのではないだろうか。

余談だが、夕飯の買い物に行って「ハート形の豚の角煮饅頭」をバレンタイン用に売り出しているセンスに驚愕した。
どう見てもはみ出た角煮の端が「腰」の部分で、「💛」の形が「尻」にしか見えないのである。

何でも「💛」形にすれば「バレンタインになる」と思っているところに、「いい年」を感じるのは私だけだろうか。

それにしても、SNSなどを使い始めて、日の浅い年代。
我が子の方が余程その怖さを知っている。


例えば

情報検索、ネットサーフィン。
情報リテラシー、ネットリテラシー。

こんなもん、私達が学生だった時には「言葉」すら無かったのではないだろうか。

そもそもパソコンが無かった。


パソコン教室に通うご高齢の方が直面する「壁」の一つに「マウス」があったそうだ。
マウスが上手く使えずにカーソルを自在に操ることができないという。

今ならタッチパネルがあるのでそれも解消されることだろうが、
今度はそのタッチパネルのために、
何でもスワイプ、タップしようとする
本物の本を開いた経験のない子供たちが小学生になる時が来る。

著作権、引用の仕方。
情報活用能力。
昔なら卒論なり書く時に何となく教わったことを、
今は小学校から段階を踏んで学んでくる。

オットと私はゴリオが中学生の時に、
パソコン関連の知識では「もう叶わない」と白旗を上げた。

私たちもMS-DOS時代から仕事で散々使ってきたわけだが、
「オタク」の中学生は中身を知るのが速かった。
以来うちのささやかなPC接続・セキュリティー・保守点検等はゴリラが担当しているのである。

だがしかし、その息子も今、新世代に脅威を感じている(らしい)。

私たちが息子に「負けた・・・」と悟った日のように、
ゴリオも10歳若いだけの世代に叶わなくなる日が来るだろう。

いや、こうテスト前にろくに勉強もしないところを見ると、
すでに同世代にも全く太刀打ちできてないよ・・・とほほ・・・・。


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