現在の閲覧者数: センパイの係活動 - 老嬢の鼻眼鏡

センパイの係活動

花園では、連日熱戦が続く。

Jスポで見ているが、チーム名にくっついている
あの「アニメキャラ」は一体なんなのだ?➡私が知らないだけで、ちゃんとした漫画のキャラらしい・・・。



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さて、ゴリオ(仮名)を昔からとても可愛がってくれたセンパイは花園出場を果たしていた。

怪我の多い子だったと思う。

1人1人、其々に違う競技人生があると思う。

それにしても、あの彼が。

まさか最後のチャンスを掴み切ってこの場に立つとは。

人生とは、わからないものだと思う。


彼は、競技を諦めなかった。

まだやれる、と本人が思ううちは、何があっても諦めなどつかないのだろう。

怪我の絶えない要の足を、どうやってここまで飼いならして走っているのか。
試合で走りぬくには厳しかったはずなのに。

“俺様”だったセンパイ。
この数年は、悔しい思いを山ほどしてきたに違いない。

それでも諦めなかった。

トライを決めたチームメイトを労う姿は、もう立派なラガーマンだ。


一方、晴れ舞台とは縁のないゴリオ(仮名)たち弱小チームは、
年をまたいで新人戦を戦っている。



そう、文字通り、ゴリオも戦っている。

ゴリオは紛れもないオタク。

それも、諦めの悪いオタクだった。


試合中に倒れてから数か月。

ヘッドキャップも肩パッドも、最初は持って行かなかった。
それがここのところ急に持ち物が増え、
「後輩に貸してる」と言い訳しながらなぜか泥にまみれて帰って来るようになった。

先生と話し合わせろ、と言うと、
病院に行かせてくれと言う。

大きな病院を訪ね、
検査という検査をし、
しっかり薬を飲んでいれば、という条件で。
競技は続けて良いという医者の判断を貰って来やがった。

別の病院では、私がゴリオに激昂してしまい、
診察室で親子喧嘩した挙句、お医者さんから私が叱られた(=_=)

話し合って話し合って。
「10分か20分。
それで引くから。」
そう約束をして、ゴリオは出て行った。
平日だったこともあったが、
試合は見に行かなかった。

親には責任があるが、
ここまで来たら、彼が選んだ人生だ。

あのセンパイだって泥にまみれて戦っている。

ゴリオも、チームで戦うことから離れられなかった。

親に似て馬鹿なのだ。

ゴリオは、やはり8番で復帰した。

その意味を考えたくなかった。

チームの総意。
有難いとは思いながら、複雑だ。

年明け早々、また練習が始まる。

あと1年。

ゴリオの係活動は続く・・・のか?


追記

BS1で“伝説の名勝負「不屈の闘志激突!’85ラグビー日本選手権」・・・”なる長いタイトルの番組を見ている。
物凄くいい話で、悔しいが涙が出る。
わかりたいが、わかりたくない。

母親なんて、ちっぽけなんだという気がする。
悔しいが。

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