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老嬢の鼻眼鏡

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Archive2020年06月 1/1

『遠い山なみの光』

『遠い山なみの光』カズオイシグロ/早川書房『信頼できない語り手』Unreliable narratorはカズオ・イシグロの特徴的語りの技法だという。Wikiによればこれは叙述トリックの一種であのクリスティの『アクロイド殺し』なんかがそうなわけで。その『信頼できなさ』がよく現れたノーベル賞作家カズオイシグロのそれはそれは暗いデビュー作『遠い山なみの光』。イシグロの生まれ故郷が舞台。以下めっちゃネタバレしてますのでご注意を。...

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『この夏のこともどうせ忘れる』(老人だからってわけじゃない)

深沢仁/ポプラ社この本はジャケ買いもいいところで。装丁、というか表紙の絵。そしてこのタイトル。4月に読んでこちらにもチラッと書いた本です。表紙からもわかるように登場するのは高校生が中心で。高校生の夏休みが爽やかでもなく夢にも向かわず。ただじっとりと湿度の高い日本の夏の重い空気に沈み込みそうな若さ。まだ生まれて2昔にも満たない彼らの人生の早い時点で負ってしまった傷。傷だという認識もないままそこから歪ん...

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うっかりが過ぎる

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ようやく開館した雨の日の図書館。びっくりするほど混んでいて色んな人に会ってしまう。図書館でマスク越しの小声という何とも言えないもどかしさはあれどそれでもばったり会ってしまえば立ち話の近況報告になるんですねこれが。同業者と会えば昨年仕事を辞めた後のことを散々聞かれ。注意されるどころか顔馴染みの司書さん達までカウンターの透明シート越しに集まってきて終始ヒソヒソ話でしたがなんだか異様な盛り上がり。普段は...

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『この年齢だった!』

『この年齢だった!』酒井順子/集英社27人の女性達の人生のターニングポイントになった『この年齢』に焦点を当てつつ酒井さん独特の切り口が冴える1冊。このタイプの本は他にもあって面白かったのは『そのときあの人はいくつ?』稲田雅子/小学館これも年齢に焦点を当てたショートショート偉人伝です。この本の方がより年齢のみにポイントを置いているのでその年齢で起きた出来事がスコーンっと入ってくる感じ。この本、ちょうど昨...

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踊っちゃってる 思い出のNHK杯 髙橋大輔編

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『思い出のNHK杯』髙橋大輔さん編が放送されましたね。大好きだった髙橋大輔のふうわりとディレイなジャンプを久しぶりにまとめて観ました。こちらの番組、大輔さんのインタビューも多目だった気がしますし髙橋大輔が競技に残した足跡をきちんと言葉にしていてちゃんと大輔さんの軌跡がわかるような構成でたっぷりほぼ2時間。とても気持ちよく観られました。(はい、今日もめっちゃ上から行きますよー)始まりは2002年髙橋大輔16歳...

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応答機

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私の読書アンテナはちゃんと応答しているんでしょうか。よくわかりません。6月19日は桜桃忌。ということで久しぶりに『桜桃』と『ヴィヨンの妻』を読みました。どちらも短編ですからねサクッと読めるわけです。この年齢になって読むとやっぱり随分と違います。太宰は37、8歳で書いてるわけでしょ驚きです。うちのオットも定年が見えて来て。サラリーマン的悲哀であったり年齢を重ねることで頑固さに拍車が掛かったりそれはお互い様...

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思い出のNHK杯

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『浅田真央 笑顔と強さと〜思い出のNHK杯フィギュア〜』浅田真央さんが出場したフィギュアスケートグランプリシリーズNHK杯を中心に真央さんの競技生活を振り返った番組でした。ゆっくり時間を取って観て良かったです。この番組で1番素晴らしいと思ったのはソチオリンピックシーズンのピアコンをNHK杯とあのオリンピックのフリーの両方で放送したことでした。NHK杯はまだシーズン中盤といって良い時期。そこからたった3ヶ月後のあ...

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世界は『フェミニズム、保育問題、そして林遣都』でできている

フェミニズム、保育問題、そして林遣都この3つが同列に並んでいるタイトルが!インタビューされているのは心理学者で認定保育園運営に力を注ぐ小倉千加子氏。これは読まなきゃ。ー以下リンクしています↓いま小倉千加子が考えていること 7年ぶりの新刊発売! フェミニズム、保育問題、そして林遣都……以下記事からの抜粋です 人物評を書くということ──フェミニストといえば、小倉先生も共著がある社会学者の上野千鶴子さんが、東大...

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こころ踊る

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『こころ踊る1日をありがとうございました』そんな風にテンコさんからメッセージが来ました。『こころ踊る』て。テンコさんらしい言い方。テンコさんが定年後、嘱託として仕事をした最後の1年間私たちは同じ職場で働いていました。彼女の無茶振りでとんでもない目に遭いながらその1年は私にとってかけがえのない面白い年になりました。彼女は1人仕事の私を試すように何度も何度も現場に引っ張り出し機会を与えてくれました。彼女が...

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『世界は3で出来ている』

昨夜の『林遣都劇場』ドラマ『世界は3で出来ている』は想像以上の面白さでしたね。『いだてん』再放送はちょうど30話の水泳、大横田選手の回を過ぎたところですしwowowは今月、まるで林遣都祭りで。先月は衛星劇場で遣都さんの舞台『家族の基礎』が放送されましたので2か月分を1か月の視聴料で加入。今月はwowowで『チェリーボーイズ』『劇場版おっさんずラブ』『風博士』。これだけ続けて観ても全部違う人すぎて今もいちいちびっ...

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黒の下から青ートルーマン・カポーティ初期短編集

去年の夏の終わり思いがけず『おっさんずラブ』で牧凌太を演じた林遣都さんの演技に驚いてうっかり沼にハマった気でいたのですが。今月号の雑誌ダ・ヴィンチのBL特集を読んでまたびっくり。漫画も映画もこんなにあったんですね。しかも大昔の『少年』の枠も無くなっていて。竹宮恵子も魔夜峰央も普通に読んでいましたし昔からそのジャンルはありましたけどその手ジャンルと『心の愛』が繋がっていなかったんです。私の中で。昨日、...

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『裏窓』

『ドラマ 火花』と並ぶほど好きな映画、ヒッチコックの「裏窓」。ウールリッチ(ウィリアム・アイリッシュ)の原作を見事なアパートメントの造形、ドキドキするアングル、印象深い音楽と魅力的な人物で映画化。ファッションモデル役のグレースケリーがジェームス・スチュアート演ずる恋人のカメラマンに合わせラフないでたちで読んでいるのがファッション誌『バザール』。片足を骨折して自宅療養していたジェフが裏窓から目撃して...

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『セトウツミ』ー配達されない田中の手紙

久々のカテゴリ『TVドラマ』です。テレ東の『セトウツミ』ドラマ版をprimeで観ていてあまりに面白くてハマっています。『セトウツミ』って、映画の方も好きで映画版は何度も観ているんですけど、あの池松壮亮さんと菅田なんとかさん(テレビ見ないので知らない)の2人の掛け合いをまさかドラマが超えていたとは思いもしませんでした。ドラマ版のヴィジュアルはこちらドラマ版の高校生主人公2人、当時本当に高校生ではなかったよう...

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空も飛べるはずな練習再開

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宇野昌磨選手練習再開!Dancing on my ownで徐々に氷上での感覚を取り戻していくのでしょうがそれでも流石に跳べていますよね。ステファンもあの顔だから許される頭になって待っていますし。コーチの髪が肩まで伸びないうちに(ええ、ここは吉田拓郎よ)早いとこシャンペリーに帰れるといいですね。...

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アツイマスク

ポストに入っていたのは何の変哲もなく住所すら書いていない袋。マスクと『新しい生活様式』の実践例今?ここ数日の蒸し暑さにマスクのまま仕事をしているだけで頭がクラクラするんです。暑い、暑いのよ〜(´༎ຶོρ༎ຶོ`)手作りマスクも柄が気に入って買った可愛いマスクも。すごく顔にフィットするけど息苦しいやつで。うぅ、苦しい!ふと届いたばかりのアベノマスクを見ると。サイズ感もほんと、ふつうです。もしかしたらちょっと涼...

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遠視で乱視で老眼で

自粛が解除されたら益々引きこもるとか書いた割に。映画は観たいし中程度には不要不急の生活用品も買いたいので週末は激混みの店を歩き回ってしまいました。閉鎖を余儀なくされていた駅ビルの書店も大賑わい。ポイントが貯まったので2冊買い。光瀬龍原作の『百億の昼と千億の夜』は萩尾望都の漫画の原作で取り寄せてもらっていました。もう1冊は 青柳碧人の昔話ミステリ(どういうミステリだよ)で、これも読みたかった本。書店も...

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