2016
05.30

慈愛にJBがイン!

ぎゃーーーーーーーーーーーーっ!

THE ICE、名古屋・北九州公演のみですが。

ジェイソン・ブラウンが来る~~~~~~~~~~~~


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ウィバポジェも大好きですし、Pもリッポンポンも、なんとアモまでっ!
予想以上のメンツになりました

チケットと休暇、取って良かった・・・・・


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2016
05.29

絵筆のサスペンス

Category: 映画の話


『迷宮のレンブラント』
原題 INCOGNITO
製作年/国 1997年/米
配給 東宝東和
時間 107分
公開日 1999年10月9日(土)
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監督
ジョン・バダム

出演
ジェイソン・パトリック
イレーヌ・ジャコブ
ロッド・スタイガー
イアン・リチャードソン




ストーリー

 【キネマ旬報データベースより】

(※内容にネタバレを含みます)
ハリー・ドノヴァン(ジェイソン・パトリック)は天才的な贋作画家。ニーヨークでケチな依頼主に贋作を売りながら生活していた彼は、ある日、報酬50万ドルでオランダの巨匠レンブラントの絵画を描くという特別な注文を受ける。
ハリーはアムステルダムに住み、レンブラントの研究を始める。
途中、パリヘ移ったハリーは学生だと名乗るマリーケ(イレーヌ・ジャコブ)に出会う。
恋に落ちたハリーはマリーケと一夜を過ごすが、翌朝マリーケはメモを残して去っていた。

アムステルダムヘ戻ったハリーは製作中の絵画に父の眼を描きこみ、一枚の肖像画を完成させる。依頼主の画商たちはその絵をスペインの農家で見つけたと偽って、専門家に鑑定させる。

その鑑定の場に来たのがマリーケで、彼女は「これはレンブラントではない」と言う。

その後、ハリーは絵を盗難。逃亡するが、その直後、画商たちのあいだで殺人事件が起こる。ぬれぎぬをきせられたハリーはマリーケを連れて逃げるが、警察につかまる。

裁判の席で絵が贋作であることをその場で絵を描くことで証明しようとしたハリーだが、父の眼にとがめられるような気がして筆を置く。

状況は不利に思えたが、画商のひとりが仲間を裏切って真実を告白したため、ハリーの殺人罪は冤罪だと発覚。レンブラントの贋作は本物としてスペイン政府のものになり、マリーケとハリーは和解するのだった。



日曜の朝からたまたまテレビで見たんですが。
いやもう、とにかく楽しみました。


舞台が主にヨーロッパだとはいえ、映像も内容もグッと落ち着いている。
サスペンスと言いながら、手錠をかけた逃亡劇も、「スピード」感はそれほどない。
ジェイソン・パトリックが異常に腕っぷしの強い絵描きなのは、「ワイルド」だからなんでしょうか?
あの「サタデーナイトフィーバー」の監督は、やはりただモノではなかったことは確か。

贋作作家とはいえ、確かな腕を持つ画家が、
「レンブラント」の贋作を依頼され、
愛する父の面影を移した絵にインスピレーションを得た瞬間から、
一気に豹変するんですね。




絵具の研究から始まり、
まずとッ散らかったねぐらを徹底的に掃除する。

大物の器具を入れる。
どでかいのは、オーヴンだったようだ。
オーヴンで絵を3回焼いて、年季の入り具合を調節する。

それからカンヴァス、顔料、古い時代から使われている絵具、文字通りの鉛の兵隊から酢を使って取り出すホワイト、そしてブルー。
わずかな特別な、レンブラントが使った何とかブルー(もう名前忘れた)を手に入れるため、大枚をはたく。

24本の絵筆。リスなど動物の毛を数種指定し、選び抜いた太さの絵筆。

描き始めると、それはもう、確かなデッサンによって迷いなくグングンと描かれていく。

レンブラントは夕べもNHKで『光と影の画家』として紹介されていた番組で見ていたのだが、人物の瞳の奥行が素晴らしい。

この映画の主人公は描きあげた完璧なレンブラントの贋作に、落ちぶれてはいるが画家だった愛する父親の瞳を描き込む。

殺人罪に問われたの裁判のシーンで、自らの潔白を証明するために法廷で模写する時にも、彼が書き上げつつあった絵の人物の瞳は、まさに彼の父の目だった。

彼の絵の才能は父譲りだったが、贋作は父の友人の贋作の専門家に手ほどきを受けた。
父親は彼の全てを受け入れてはいたが、内心天才的ともいえるが贋作しか描けない息子を案じていた。

その父の目を、彼は自ら描いた絵の中に見てしまう。
父の死を知り、父の思いを窮地の場で真に感じ取った彼は、法廷の場でそれ以上、「贋作」を描くことができなくなる。

映画の中で使われた絵とはいえ、その瞳が素晴らしく描けているんですわ。

逃亡中、奪った車に残された子供の絵に手を加えたデッサン画。
子どもの描いた単純な山と太陽の絵が、主人公の手によってあどけない子どもの寝姿に見る見るうちに変化する様。
その絵を売って熱を出したヒロインの薬代にする主人公。

この映画のサスペンスとは、まさに絵を描くことそのものにあるようだった。

いえ、お話としてはちゃんと伏線もあり、どんでん返し的な結末もあり、
ロマンスもありで他にも見どころは沢山あるんでしょうけれど。

バランスの良い映画なので、どこから見てもそれなりに楽しめるのでは。

余談ですが、私的なツボは、法廷で鬘を被った弁護士(主人公を有罪にしようとする敵方の)が、
先日からものすごく気に入っているシャーロック・ホームズテレビドラマパロディーの亜種、
「コナン・ドイルの事件簿 Murder Rooms」でベル教授を演じていたイアン・リチャードソンなんですね。

もうすでにお亡くなりになられているのが残念でならない俳優です。

目力があって、チャーミングで。

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ミス・マープルの書斎の死体での富豪役では別人のようでした。

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ドラマもですが、ハリウッドでも人気があったのでしょう、多くの映画に出演した、息の長い俳優さんでした。








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2016
05.27

前を向いて生きること

Category:
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夜7時のニュースを見ながら、本書の主人公の美甘さんはどのようなお気持ちだったろうと、ふと、思った。

「8時15分」。私は以下のサブタイトルは個人的には不要だと思っている。
作者である美甘章子 さんは広島の被爆二世。

本書以外にも、このような本を上梓されている、心理学者だ。
『「ゾーン」はここだ!―スポーツ&人生で最高レベルのパフォーマンスをゲットする10のレッスン 』



Amzon 作者紹介より
美甘/章子
心理学博士。広島大学教育学部卒業、同大学院生物圏科学研究科在籍、教職(高校英語)を経て渡米。北アリゾナ大学とカリフォルニア臨床心理専門大学院(CSPP、現アライアント国際大学)にて教育学修士号、臨床心理学修士号、同博士号を取得。多人種を対象に教育現場、精神病院、地域クリニック、薬物中毒治療機関などで幅広く臨床経験を積み、1997年カリフォルニア州サンディエゴにて臨床心理ドクターとして開業。USジャパン・サイコロジカル・サービス代表として、日米において、スポーツ心理、エグゼクティブ・コーチング、産業組織心理、心理療法、精神鑑定、多文化コンサルテーション、大学院教育等に従事





Amazon 内容紹介より

1945年8月6日午前8時15分、広島上空でピカドン=原子爆弾が炸裂した。瀕死の重傷を負った父子は、地獄絵さながらの街をさまよい歩く。やがて父を亡くして生き延びた息子は、しかし、怒りと絶望のさなかにも「許す心」を見出し、過去よりも未来を見つめて歩き始める――。
「何かをなくしたときは、何かを得るときだ」
至近距離で被爆しながらも生存している数少ない生き証人である父――その静かで、壮絶な物語。



図書館でふと手に取って読んだばかりの本である。

紹介にあるように、言葉にすれば壮絶だが、読後感は他の被爆体験本とは決定的に一線を画す。

本は返却してしまったので、具体的な名前や良かった部分の紹介には不足するかもしれないが、
これまで読んだどんな「平和関係」、「原爆関係」の本とも違う。
昨年から20冊を超える人権、戦争関係の本を読みこんできていた。
アウシュヴィッツ、人権問題、自由公民権運動、第二次世界大戦、原爆、それに派生する絵本、写真集も含めて。

この系統の本の体験集の中には、「怨念」とも感じられる辛さが時として伴った。
ろうあの方が、全く耳の聞こえない状態で受けた原爆を、手話で語ったものを書き起こした本もあった(これは素晴らしい本だった)。

美甘さんの父は、多くの原爆犠牲者の中でも、孤児となり、全身にわたる重度のやけど、放射線被ばく、片耳の切断など、心身共にズタズタに引き裂かれた命を持って、それでも恨み節で生きることをしなかった方だ。
原爆で亡くなった祖父、戦地で亡くなった兄の生き方を胸に、戦後を生きる糧とした。
やがて父となった彼は、自分の娘、人間として大きな器を持った兄そっくりに生まれてきたこの本の著者の、アメリカ行きを後押しする。
戦争でやったやられたといつまでもその場にうずくまることなく、前を向いて生きることを、娘に教えた。
自分の身体を、人生を破壊したに等しいアメリカに行き、両国の架け橋となるように、娘に託した。

同じような体験をした方の本は多くある。
図書館によっては何種類も置いてあるので手に取って読むことが可能だ。

この本は体験の中身は同じでも、人間の生き方の「表明」が違うと思う。
自分はこんな目にあった。
けれど恨んだままでは終わらない。
それより、これからどのように戦争という最後の手段を取らず、国と国とが協調できるかを考えようとする。
自分はできなくても、子孫にその宿題を託す。

私も親の身体に残された原爆の傷跡を見て育った。
何度もあの日の話を繰り返し聞かされて育った。

その私が、読みたかった本はまさにこれだった。
きれいごとではない。
怨念の渦にいたままでは、一歩も前に進めないのは本当だ。

これをきれいごとだと思う方は、本書を一読されると良いと思う。

本の終盤、亡くなった祖父の唯一の形見、「8時15分」が焼き付けられた懐中時計を、
善意で展示のため差し出した先のアメリカで盗まれてしまうという話がある。
その時の相手先の対応は全く誠意のないものだった。
孫である美甘さんでさえ怒りで震えるほどの出来事だったはずが、
本書の主人公である彼女の父は、物より心、とでも言わんばかりに、拘ることをしなかった。


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「オバマ大統領は謝罪しろ! 賠償せよ!」蕎麦人被爆者がシュプレヒコール、入国審査を“妨害”と怒り
産経新聞 5月27日(金)13時8分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160527-00000526-san-pol


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2016
05.20

本棚に知性

Category:
Booklog(ブクログ)と呼ばれるweb上の本棚サービスをご利用の方もいらっしゃることと思う。

私はイマイチ上手く使いこなせず、色々な方のレビューを読んで楽しませて頂いている。
web上とはいえ、本棚を自分流にカスタマイズしたり、レビューを書いて公開したりと、
みなさんマメなことこの上なしで、素晴らしいのだ。
レビューは本を借りたり買ったりする時にはとても参考になる。

と、ボカロ本とラノベと昔から捨てられないクレしん漫画以外に、
我が家の本棚には何が入っているんだろうと、
思い立って覗いてみた。

小学校を出たあたりから、ゴリオ(仮名)の本棚が見るも恥ずかしいものになってきたので
仕方なく扉付の本棚に変えたのはいいのだが、
そこに増殖している本は、すでに私のチェック範疇から遠く離れたものになっていたのだ。

ネタにできそうなエッチなのとかないかなあ、と少し期待したが、
今はそういう時代でもないのであろう。
なかなか突っ込みにくい。

さて、ネタ探しである。

あったあった。

「おかんメール」
「中学のときイケてなかった体験談」
「爆笑!学力テストおバカ回答!」
「中二病取扱説明書」
「中二病取り扱い説明書コミック」
「ひとりっ子の取扱説明書」



本棚を見ればその人の知性が測れるとすれば、
ゴリオ(仮名)の知性って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

そして何が悲しいかと言えば、

自分の本棚のラインナップが、
息子とさして変わらないことであろうか。





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2016
05.19

笑顔シスターズ

Category: 浅田真央

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http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20160518-OHT1T50242.html



【フィギュア】真央、今季も初戦は10月ジャパン・オープン
2016年5月19日6時0分 スポーツ報知

フィギュアスケートの浅田真央(25)=中京大=が18日、座長を務めるアイスショー「ザ・アイス」(7月30、31日・大阪市中央体育館)のPRのため、プロフィギュアスケーターで姉の舞(27)と大阪市内で取材に応じ、プレ平昌五輪の今季初戦は10月のジャパン・オープン(埼玉)を予定していると明かした。

 浅田は先週までカナダに約2週間滞在し、ショートプログラム(SP)、フリー、エキシビションのプログラムを完成させた。「3つとも今までにないプログラム。新しいチャレンジの曲でもある。チャレンジするからこそ、やりがいがある」と声を弾ませた。昨季も同大会が初戦で、フリーだけで争う団体戦で141・70点の高得点をマークした。今年も新プログラムを初披露する場になる。

 SPとフリーの曲は伏せたが、エキシビションはバッハの作曲と発表した。「曲名はまだお楽しみで」とアイスショーで初お披露目する。「少しでもジャンプのレベルを上げることが今の目標。現役生活はそこまで長くはないと思うので、練習や試合をかみしめながら、味わいながらできれば」と五輪に弾みをつける一年にする。(伊井 亮一)



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美しい姉妹ですね。
シーズンに向けて始動です(*^▽^*)

私は慈愛までにダイエット致します(関係ないけど)。


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2016
05.18

テスト期間

Category: 日常のこと
ゴリオ(仮名)はテスト中。

本当ならわずかなテスト前の部活休止期間とテスト期間をフル活用すべきだと思う。

ところが、彼が家に帰ってきて言うことには。

テスト勉強をするために友人たちと出かけたマックの近くで「献血ルーム」に誘われ、
断り切れず「飲めや食えや」に乗せられて献血してきたそうな。

緊張してとんでもなく血圧が上がったことを除いて、
どうやら彼の献血初体験は楽しいものだったらしい。

初めての未成年献血者は感染症の有無などを調べるため、200ccまでしか取れないらしく、
「2か月くらいしたら、次は400取りに来てねっ!」と中年男性職員に誘われ、嬉しかったようだ。

実は私も献血した時に、私の前にいた青年が「貧血で献血はできません」と帰されているその横で、
「とってもいい(血)ですね。もう一本頂けますか?」とおかわりを要求されたことがある。
勿論お断りしたが、血液を褒められたからと嬉しい女性はどれほどいるのだろうか。

400ccって、牛乳ビン2本分ですが。


「ゴリラの血は人間には使えないんじゃね?」と言うと、

「オレの献血はきっと人様のお役に立つ!」と胸を春日並みに張っていた。

その後マックで勉強しながら、ゴリオの友人達は、好き勝手に妄想していたそうな。
ゴリオ(仮名)の献血がどこかの美少女のお役に立って、彼女の中のゴリオ成分(怖いわ)と互いに
魅かれ合い、恋愛に発展したらどーよ、と。

ゴリオ(仮名)はその妄想のおかげで、次の献血を夢見てガンガン夕飯を食っていた。

非常に気持ちの悪い妄想だが、最近彼らが読む小説なんて、なんだかそれ系の不思議話が多いではないか。


このところブログの更新が滞っているのは、私もテスト期間だったからだ。
勿論受ける側だ。

昨年取り切れなかった単位を、何としても今季で取ってしまいたい。


というわけで、近頃我が家の夜はテレビより会話で成り立っている。

それもまたアリ、かもしれない。
ゴリオ(仮名)の学校生活や友人情報をたっぷり聞き出せて面白い。

彼の恋愛は一向に発展の気配を見せないが、
毎晩ギターの練習をしているのも、
好きな女子のためだということがわかった。

ハッ!

テスト期間なのだ。

少しは勉強しろよ。


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2016
05.12

褒められたい人に褒められる

Category:

「褒められたい人に、褒められたいところを、褒められると、嬉しい。」


これですね、伊集院光さんのラジオ。

今、「小林信彦」でググると、「伊集院光」がセットでヒットするんです。

私が聴いたのはこちら
リンクしてます➡「伊集院光 深夜の馬鹿力  2010年11月15日放送分より」ですので、ずいぶん前の話です。

もうちょっとアクが出てくれば一時期の巨泉さんに似たタイトルコール。

やっと買い戻した小林信彦の「神野推理氏の華麗な冒険」と「中年探偵団」を読んでおりました。

この番組で「褒められた」と喜んでいる伊集院光が、
小林信彦がどんなものを書き、何がすごいのか、
その小林に褒められたことがどんなに嬉しかったのかを語っていらっしゃいました。

嬉しかったんです。とても。

神野推理氏の母、トメ女史にでもなった気分でした。
勿論、この場合「神野推理」は小林氏ですね。

小林信彦の論評について、芸人としてその著書を一生懸命勉強したのでしょう。
出てくる出てくる、フリートークで彼の仕事がスラスラと。

そして読み続けていたんですね、今言うところのスプリングセンテンスの小林コラムを。

「オレの信彦が他のラジオを褒めてるよ!」


などと嫉妬したりしながら。

でも伊集院光氏、元落語家なんですもん。
このラジオに関してだけポッと褒めてるわけじゃないのではと思ったりしながら、
伊集院さんのハイテンショントークを聴いておりました。


中でもいいなと思ったのが、小林信彦がその著書において芸人を述べる時の「距離感」のようなものについて語っていた部分。
このラジオで彼が語ったのは渥美清についてだったのですが、萩本欽一然り、横山やすし然り、
そうだった、そうだったのよと頷きながら聴きました。

嬉しかったな。


「褒められたい人に、褒められたいところを、褒められると、嬉しい。」


これは小林信彦を好きだった者が、このラジオを聴いても同じ嬉しさなんだと思います。


さて、浅田ファンにとって、伊集院光といえばこちらのラジオ

リンクしてます➡「伊集院光とらじおと 2016年04月19日 【ゲスト:浅田真央】 #006」

浅田真央が18歳の時のインタビューで、「人と競って勝つ方が、ただショーなどで滑るより楽しい」的なことを言ったという話から、今も本質的には変わっていないという彼女の言葉を引き出してます。

母の匡子さんについても、具体的にどんなところが「子どもに全てを捧げる母だったのか」に切り込んでいます。

決して上から目線ではないのに、相手へのリスペクトはしっかり感じられる。
で、「核心」にすっと切り込める。

今のマスゴミができないことを、ラジオでサラッとやってる人がいるんだなと唸りました。

先日のスグリ妹がテレビでやらかした「みどり神とマオの3A比較」というくだらない番組。
根底から何かが違うアプローチに、フクザツな思いが致します。
ましてや、その後のスグリ妹のブログは、愛息とのひと時を写真と共に載せていましたね。
「トーマス」と題して。
幸せなド素人。
スケートに関してもテレビのコメンテーターとしても素人すぎる。
自分が幸せであるが故の無知、鈍感さを恥とも思わない。

彼女はスケートを愛してもいず、先輩方に尊敬の念も持ち合わせてはいないのでしょう。
勿論、番組の作り手も。

マスゴミと呼ばれるものには絶望しかないのですが、
そんな世界で、
自分の領分を磨きぬいた小林信彦と伊集院光のお二方に、私は希望にも似た敬意を覚えるのです。



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2016
05.10

購買ぶ

Category: 日常のこと
さて、一昨日の夕方、いつものごとくスーパーで大量の食料品を買い込んでいると、
隣でオットが、もしかしたら今日は母の日ではないかと言い出した。

「来週じゃないの?」と返事をしつつ、サケの切り身の大きさをジッと見極めていた私だが、
そういやスーパーのあちこちに「母の日」なるのぼりが立っている。

ほんの数日前に「こどもの日」と称してゴリオ(仮名)所望の回る寿司を食べさせたばかりではないか。
それなのにもう母の日とは?

早い、早いよ、行事の運びが!

あれこれ考えても仕方がないので普通の日と同じく、
普通の食事をして大量の洗濯物を干し、母の日は終わった。

その翌日、昨日の夕方。

ゴリオ(仮名)が卒業した中学校の前で、車で信号待ちをしていた。
すると道路を挟んで右側に「購買部の顧問」と呼ばれるおばちゃんが手を振っている。
左側には女子中学生が「おばちゃーんっ!」と嬉し気に手を振っている。

ゴリオ(仮名)の母校の購買部のおばちゃんは、京塚昌子に似た一見して優しい人とわかる風貌をしている。
私より少し年長なので、おばあちゃんと言っても良いくらいのご年齢だと拝察する。

おばちゃんの仕事は始業時間前から昼までの購買部の仕切りなのだが、
実は生徒の登校時間よりずっと早い時間からその仕事は始まっている。

ゴリオ(仮名)曰く、それは「部員」がおばちゃんを囲んで談笑する、
「購買ぶ」と呼ばれる「部活動」なのだそうだ。
ほぼ決まったメンバーが、毎日おばちゃんに会うために朝早くから登校する。

意地悪なことを言う同級生はゆっくり学校に来るので、
その様子を見られることなく、思う存分おばちゃんに話したいことを言って授業に臨めるのだ。

ゴリオ(仮名)は部員ではなかったらしいが、メンバーのことも、おばちゃんのことにも詳しかった。

彼は言ったものだ。

「要するに、学校のお母さんなんだよ。安心できるおばちゃんなんだよ。
誰にも何にも言わないし、ニコニコ話を聞いてくれるしさ。」

なるほどなあ。

京塚昌子的おばちゃんは、今も理想の日本のおっかさんなのかもしれない。
例え今の子たちが「肝っ玉かあさん」や「おふくろさん」を知らなくても。

子どもにはつかず離れず、家族のために懸命に働くお母さん。

余計なことは言わず、困ったときには話を聞いてくれ、そっと手を差し伸べる。

子どもにべったりと甘え、自分のためなら懸命になる似非なる母は、
道のあちらとこちらで手を振り合う彼女たちを羨望の目で眺めながら、
「購買部の顧問」を尊敬せずにはいられないのだった。



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2016
05.05

天使と悪魔のカプリ―ス

Category: 浅田真央
浅田真央のEXのプログラムで、特に好きだと何度も書いたかもしれないが、
時間があるとまた見てしまうのが「カプリ―ス」。

デイヴィッド・ギャレット主演の「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」の一部をつべで発見。
ブログではこちらで紹介している映画です。
こちらの「カプリ―ス」が悪魔だとしたら、真央「カプリ―ス」はまさに天使の成せる業。

天使(天才)版


浅田真央(mao asada) World 2010 EX ~ 「カプリース」


悪魔(天才)版


David Garrett (Niccolo Paganini) Caprice 24 [The Devil's Violinist]

デイヴィッド・ギャレットの映画のシーンではパブでの演奏が気ちがいじみた素晴らしさだったのですが、つべで見つけることができませんでした。
でも、こちらの演奏も凄すぎます。

動画主様、感謝してお借り致します。
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2016
05.03

ラストベガスは最後じゃないよね

Category: 映画の話
熊本で被災した友人が連休で実家に帰って来た。
心身共に疲れていないか、どうだろうと心配していたが、会って顔を見ると元気そうでホッとした。

地震の瞬間とその後の話は聞いた話であっても辛くてここには書けないが、
兎にも角にも無事でよかった。

今回集まったのは4人。
女子高からエスカレーターに一緒に乗った仲間である。

多分校則の厳しさに一番辟易していたのは私だったと思うが、
皆それなりに学生時代を楽しんだ。

考えてみると私は学生時代、彼女たちとは厳密には「別グループ」に属していて、
それを思うと、卒業後にこうして集まる中に私が混じっているのは本当に不思議というものなのだ。
何が違うかと言えば、私を除く彼女たちは真面目できちんとしていて、
私はそうではなかったという点だろう。

卒業後、それぞれ違った道を行き、違った環境で暮らしてきた私たちだが、
今回友人の一人が、しみじみと言ったのだ。

「私たちが受けた教育ってさ、厳しかったけど、意外に間違っていなかったってことじゃないかな」

そうかもしれず、そうではないかもしれないが、あと20年もたてば、その是非もいい加減わかるだろう。

  

さて、70歳にもなろうとする、映画「ラストベガス」の4人の爺様たちはいたって元気だった。

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4人の爺様、豪華な上にイカシテル。
決してイカレテはいないのだ。

lastvegas.png

上の写真の左から

マイケル・ダグラス演じるビリーは、成功した実業家。
31歳の若い彼女とベガスで結婚することになった。
恩師の葬儀の席で自らの老いと対峙し、思わずプレイボーイを返上し、彼女にプロポーズしてしまったのだ。
ところが自分のバチェラーパーティーを開くために集まった旧友との再会の場で、運命の女性と出会ってしまう。
プレイボーイを気取っているが、実は友人思いで自分を良く知っている男、ビリー。
一見華やかなはずの彼が実はフクザツなハートと過去を持っていた・・・。


ロバート・デニーロ演じるパディは、最愛の妻を亡くして1年が経つが、近くに住む娘に食事を差し入れしてもらいながら、妻の写真に囲まれた寂しい一人暮らし。
若い頃、妻を巡ってライバル関係だったビリーが、妻の葬儀に来なかったことを未だに根に持っている「気難しや」だ。
妻亡き後、ベガスで出会った美しい妙齢のクラブ歌手に心惹かれるが、彼女の気持ちは別の人に。
覇気のない爺様が、ベガスで弾けるうち、ゴッド・ファーザー、レイジング・ブルを彷彿とさせる迫力とパンチを繰り出す。

モーガン・フリーマンが演じるのは脳梗塞を患って以来、息子夫婦から大事にされ過ぎ、子供のように心配されるアーチ―。
しょんぼりとベッドに寝ているはずの彼が、ベッドから脱出する時のクスグリが笑える。
病気だったことを逆手に取り、嫌がるパディをベガスに引っ張り出すために一芝居打ったり、若い男子に女の子を誘うテクニックをサラッと教授する。パーティーで踊る姿は粋でまだまだイケている。
ラストで見せる孫との姿ではまた普通のおじいちゃんに戻っているが、彼が背筋を伸ばし、スーツを決め込んだら誰よりもクールなのだ。

そしてケビン・クラインが演じるのは平凡だが幸せな結婚生活を今も営むサム。
ベガスに発つ時に、素敵な奥さんから「隠し通してね」のメッセージと共に手渡されたのはバイアグラとコンドーム。
妻が車で走り去ると同時に「ヒャッホー!」と小躍り。
束の間の情事を夢見てベガスに旅立つサムだが、彼が声をかけたのはドラッグクイーンだったり、おじいちゃん好きな若い女の子だったり。
サムは愛される男。愚かではなく、大人で、それも大きな幸せに包まれた男だった。


「ハングオーバー!」や「スタンド・バイ・ミー」を連想するというレヴューも多かった。
確かにそうなのだが、彼らの現実とはかけ離れたベガスでの豪遊を可能にしたのは、
紛れもなく「お金の力」。
その点で、私にはSATCの女4人組の映画とも重なってしまった。

ベガスに着くなり、貯金の半分を持ち出してきたアーチ―が
真面目な顔してギャンブルにハマってしまう。
結果1万5千ドルの所持金が10万ドルに!
軍資金たっぷりのアーチ―のおかげで、予約も取っていなかった彼らはホテルでもパーティーでもVIP待遇。
ビキニ・コンテストの審査員の座までゲットするのだ。

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豪華な俳優陣にこれだけ素敵な役を割り当て、大活躍させた監督は「ナショナル・トレジャー」のジョン・タートルトープ。
ヒロイン役ともいえるクラブ・シンガーには「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」でドクの恋人役になるメアリー・スティーンバージェン。

「ラストベガス」と言いながら、
彼らのバチェラーパーティーはまた行われることだろうし、
来年も、また次の年もどこかで「ラスト」を続けることだろう。

老いてなお人は成長し、出会いがあり、新しい自分を発見する。
4人の俳優陣が魅せる其々の「人生」には、どのシーンも笑いがこみ上げ、同時に胸にしみるものがある。
文句なしの楽しい映画だった。



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