2014
02.28

ロシア版シャーロック

Category: sherlock
今、ここでロシア、と書くと、とんでもない騒ぎに巻き込まれているソト子を思い出して胸が痛むわ。ソト子、負けるな世選でもこれがソトニコワっの美しさで世界中を魅了してやって頂戴

さて、ようやくシャーロック・ホームズの話よ。
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閉会式の四輪⇒五輪の演出を見ても、ロシアの人のユーモアはさすがに洒落てるなって思ったわ。
そしてロシア版のシャーロック・ホームズもまた、素晴らしく洒落てたわね。
ってか、もう、しばしバッチ君すら忘れてたくらいハマってしまった。
このひと月、ソチOPの合間にはずっとこればかり見てたのよ。
このドラマのテーマ音楽とラフマニノフが交互に頭の中でぐるぐる回ってたわ。

旧ソ連体制で制作された隠れた名作!
“正統”と呼ぶに相応しいシャーロック・ホームズが満を持して日本初放送!
1979年~1986年の旧ソ連にて制作された作品。
旧ソ連で1作目が放送された当時、大反響となり、その後、1986年まで7年の間に断続的でありながらも異例の計11本が制作されている。
主演のワシーリー・リヴァーノフは、祖父の代から続く俳優の家系でロシアが誇る名優。監督から「外見は完全なヨーロッパ人で、長頭の頭骸骨を持つホームズそっくりな人物」と絶賛され、ホームズ役は最初から彼に決定していたと言われている。
リヴァーノフは、現在、日本でも大人気のキャラクター「チェブラーシカ」の相棒ワニのゲーナの声でも知られている。
本作は、時代の影響もあり、西側諸国に知られることはなく、一部のシャーロッキアンの間で密かに評価されるに留まったが、2000年になって英国をはじめとした英語圏の国々に伝わり、原作に対する誠実な取り組みにシャーロッキアン達から大絶賛された。
その証明として、ロシアの英国大使館前に彼のブロンズ像が設置され、また、2006年にはエリザベス女王より、主演のワシーリー・リヴァーノフが大英帝国名誉勲章(Honorary Member of the Order of the British Empire)が授与されている。

原作に忠実に描かれていることから、これこそ“正統”とするファンもいる隠れた名作!
AXNミステリーで日本初放送!


これね、隠れた名作にしちゃだめだよ。AXNミステリ、GJ!
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物語の構成が秀逸。
ホームズとワトソンの出会いと信頼を築く過程にたっぷり時間を使ってある。
そこで最初の事件は「まだらの紐」を持ってきて、次に「緋色の研究」を持ってきた。
「バスカヴィル家の犬」では「犬」の怖さよりやっぱりあの「荒地」の怖さが前面に。
ワトソンとホームズ、それぞれの「愛」をテーマに「四つの署名」の間に「ボヘミアの醜聞」を挟んで。
モリアーティー一味との対決とホームズの帰還は見ごたえがあったわ。
そして引退後のホームズ譚として「技師の親指」をはさんだ、「最後の挨拶」。

ハドソン夫人がまたホームズをとても尊敬していて一途なのよね。
そして素晴らしいのがマイクロフト役。
この人をシャーロックにしても良かったのではと思ったのはビリー・ワイルダーの映画版の時と同じだけれど、とにかくロシア版のマイクロフトはそれはそれはゴージャスな男よ。マイクロフトの貴族趣味にはピッタリ。
ホームズはダミ声だし背もあまり高くはないけれど、それでもグラナダ版の病的なホームズよりも私的には原作を彷彿とさせるわ。ロシア版は検閲の関係でお薬関係はご法度だったらしいから、ホームズの力強さや頼もしさの方が出てるのかしら。

ワトソンの人間味は、彼が二人の部屋に持ち込む絵画や文学でも味わえる。ワトソンを頭の鈍い男にせず、勇気あるM男として(失礼)描いてるのもいいわ。
ロシア版のシャーロックは、BBC版とは逆で、どちらかというとワトソンの方に「その気」が見える。
むしろホームズの方がつれないっていうのかしら。
ワトソンの表情一つで彼の心の中の疑問符が訴えてくるような、ホームズの口元ひとつで、彼の皮肉が聞こえてくるような。初めて出会った頃の、ワトソンがホームズの正体を訝り怪しむ面白さ。ホームズが彼の様子を伺いつつ、とうとうワトソンに秘密を明かすまでのじらし方。ワトソンがホームズにボクシングで挑戦したり、チェスを楽しんだり、食事の様子も暖炉の前でくつろぐシーンも、どれもが2人の生活感が垣間見えて嬉しい。
そして221Bの部屋の中の素敵なこと。
ま、火の玉投げ込まれたりモリアーティーの手下が窓から覗いてたり、銃弾が撃ち込まれたりと、色々危険な部屋だけど、ワトソンの壁掛けに至るまで素敵よ。

私がいつか見たいのは、サセックス(だったと思うけど)で隠遁生活をしながら暮らすホームズを描いた「ライオンのたてがみ」。コカイン中毒だったわりには健全な老後(?)を海にほど近い村で悠々と過ごしたホームズの、この小編でご近所付き合いもしている様子が伺えて楽しい。確か「白面の騎士」同様、これもホームズが自分で書いたという話になっていたはず。白髪の紳士になったバッチ君がいつかこれを演じる年齢になった頃、生きているのは難しいかしら?

SHERLOCK3を見ることができるまで、こちらでじっくり楽しむことにするわ。
撮りためたグラナダ版と合わせて見れば、きっとまた原作を読むことになるのよね。
どこまで続くの、この終わりなきループ。
さ、めぐすり目薬

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2014
02.26

銀盤のエンジェル  

Category:
「銀盤のエンジェル―伊藤みどり物語」
児童文学作家の藤崎康夫さんが書かれたみどり様の本を図書館で発見。

アマゾンのレビューが素晴らしかったので、お借りいたします。

 淡々と書かれた名選手の伝記, 2011/6/23

「50年に一人、いや100年に一人」と言われた天才フィギュアスケーターの、アマチュア引退直後(オリンピック銀メダル獲得)に書かれた伝記です。名選手の歩みの記録でもあり、一人の少女の成長のドキュメントでもあります。淡々と、分かりやすく書かれており、誰でも読みやすいでしょう。

ただし20年の歳月が流れた今の目で見ると、もっと細部を盛り上げられたのではないかなぁ・・・と思います。選手生活の最大のハイライトである1989世界選手権優勝(世界戦で女性初のトリプルアクセル)や、1992オリンピック銀メダル(2度の転倒の後、演技終盤でトリプルアクセル成功の偉業)など、もっともっと感動的に描き上げることもできたように思われます。

伊藤みどりさんは間違いなくフィギュアスケートの歴史に残る世界的な名選手なのに、日本ではその偉大さが十分に理解されていないように思います。また伊藤さんに関しては、決定版と言える評伝はまだ存在していないように思います。今の視点でじっくりと書き直したら、どうなるのか。そう思わせる本です。



子供向けに書いてあるので、わかりやすく、すぐ読める。

昨日の会見で、浅田選手が

 「私は小さい頃からずっと伊藤みどり選手に憧れて、みどりさんの「次を継ごう」と思いトリプルアクセルにずっと挑戦してきました。」 


って、言ってるのよ。

彼女が受け継いだのはトリプルアクセルだけではなく、「諦めない心」そのものだったことを、この本を読んで知ったわ。

伊藤選手は2度のオリンピックに出場しているけれど、彼女がフィギュアスケート女子シングルでオリンピック史上初めてトリプルアクセルを成功させたのはアルベールビル冬季五輪でのことだった。

1992年、アルベールビルオリンピックで、伊藤みどりが組んだ演技構成も「トリプルアクセルを含む6種類の三回転ジャンプ」だった。同じラフマニノフの曲(伊藤みどりは1番、2番を使用)。日本からはもう一人、佐藤有香が出場し、米国のクリスティ・ヤマグチが最大のライバルと言われていた。
歴史は繰り返される。この時も「ジャンプのイトウか、優雅なヤマグチか」と対照的な選手2人がマスコミの注目を集めていた。これはハーディングとケリガンにもそのまま当てはまる。
もう一人のトリプルアクセルジャンパー、トーニャ・ハーディングとナンシー・ケリガンは、このオリンピックでは大変な事件の最中にいたわね。
このオリンピック時、伊藤みどりが目指していたのはフリーでの3Aと2Tの連続ジャンプ。結局フリーの3Aのコンビネーションは成功はしなかったけれど、ハーディングに続いて、女子選手としては最高難度のジャンプを目指していた。
オリジナルプログラムで1本、フリーで2本のトリプルアクセルを入れる、ソチ五輪でも当初、浅田選手が目指していたオリンピックで3本の3A。
22年前、ということを考えても、その後3Aのコンビネーションジャンプをオリンピックで成功させたのが4年前のバンクーバーでの浅田選手だったということを考えれば、それがどれほどのチャレンジか、今更ながら、驚くばかりよ。
本には当時、山田コーチは「メダルだけが目的でなく、これが伊藤みどりだ!という演技をしてほしい。」と思っていたとある。きっと、このソチOPでも、佐藤コーチが同じように思っていたと思う。しかしオリジナルプログラム(現在のショートプログラム)を前にして、ジャンプの不調が伊藤を襲った。
「どうしたのかしら。心と体がバラバラみたい。」
この22年前に出版された本に書いてあることが、まるでデジャヴのようだわね。でも本当にこの本にはそう書いてあるのだから仕方ない。2人の天才は、こうまでシンクロしていたのかと、不思議な気持ちになったわ。
「伊藤みどり」を「浅田真央」に置き換えても、そのままそれは「ソチでの物語」になると思う。
でも、ジャンプに関しては少しだけ違った決断があった。
伊藤みどりはオリジナルプログラムの前から不調だったトリプルアクセルをトリプルルッツに変えた。
そしてそのルッツさえ、転倒してしまう。笑顔もスピードも消えてしまった伊藤みどりは4位と出遅れた。彼女はフリーで、トリプルアクセルのコンビネーションと単独のトリプルアクセルに挑戦する。演技の冒頭のジャンプは3LT-3Tが2LT-3Tに、そして次の3Aのコンビネーションを失敗している。にもかかわらず、演技後半、トリプルアクセルを成功させるのである。
一番体力のいる後半に大技の3Aを跳ぶということを、wikiによれば、あの恩田美栄がこう語っている。
「もう並大抵の体力じゃないです。それに同じジャンプを一度転んでるにも関わらず。私にはできない。跳ぶとしたら死ぬくらいの覚悟がいる」
それでも、彼女はもう一度跳んだ。
この時のことは、先日も書いた
ヒーローたちの名勝負・選「五輪初のトリプルアクセル 残り1分からの逆転劇」 に詳しいわね。

伊藤みどりもこの時銀メダル。バンクーバーでの浅田選手と同じ。
そして二人とも、この「諦めない」生き方をファンの胸に刻んだ。この本には「世界の人々は、その不屈の三回転半に賞賛をおしまなかった。そのジャンプの素晴らしさ、そのチャレンジ精神の感動と共に、素直な『みどりスマイル』が人々の心をうった。」とある。「みどり」を「真央」に変えても、そのまま通じるだろう。

この本の結びにかえて、伊藤みどりから子供たちに向けた言葉が綴ってある。
この章のタイトルが、 「あきらめないで頑張ってね」

22年もの時を超えて、その声は浅田選手に届いたのかもしれない。
彼女が「次を継ごう」と目指した生き方は、彼女を誰よりも美しいスケーターにした。
浅田選手が戦った相手は、権力という名の魑魅魍魎かもしれないけれど、目指したトリプルアクセルは、その魑魅魍魎と戦うための彼女の味方でもあり続けたわ。

・・・と、この話だけで、今日は終わりにしたかったんだけど、
実はこのアルベールビルで、日本人女性で初めて冬季五輪メダリストになったのがあの橋本聖子よ。
橋本聖子の銅メダルに続いて、伊藤みどりが銀メダルを獲った。
片や今回の五輪の団長であり、スケ連会長。
「平昌は自国開催のつもりで」選手の強化にあたりたいそうだけど、その発言の本当の意味は、これからわかるでしょうね。
伊藤みどりが昔と変わらないあの笑顔で今もまだスケートを滑っている姿に、私たちは浅田真央の未来を見るのかもしれないわ。
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2014
02.23

「これだから僕らは皆、フィギュアスケートが好きなんだ」

Category: ジョニ子
ソチ五輪もいよいよフィナーレに近づいて、フィギュアスケートのエキシが始まったわ。

真央ちゃんは素晴らしい笑顔で滑ってくれた。
まっちーもエアギター、良かったわ。
良い意味で今日は力みがなくて、彼の良いところが前面に出たエキシ。
大輔さんはピアソラ圧巻でした。本当にキレッキレで、先日のあの演技、膝の状態が嘘のような彼らしさ。
これだから、フィギュアスケートはやめられない、と思うようなそんな演技を見せてくれたわね。
ジョニーが同じことを言ったと書いてある記事を見つけて、また嬉しくなったわ。

The Huffington Postが、浅田選手のソチ五輪フリーを滑りきった後のたくさんの写真と共に、本当に暖かい記事を挙げてくれていました。Bravo, Mao. Bravoこの言葉と共に、真央ちゃんの涙の写真の数々、ぜひご覧くださいませ。
ありがとう
Mao Asada's Redemptive Olympic Free Skate Reduces Japanese Skating Star To Tears

この中に、ジョニ子がNBCのTV解説の中で、フリーの浅田選手の情感あふれる演技を一押しして、"This is why we love watching figure skating."「これだから僕たちは皆フィギュアスケートを見るのが好きなんだ」と言ったと紹介してるわ。

この記事のコメント欄も暖かい言葉が多いわ。

It was a very impressive skate and she displayed such grace and competitiveness. I can't imagine myself, having placed 16th, even wanting to go out there...but she did it with style and class. She may not have won gold...but she surely won every heart that watched.


The women figure skaters were incredible this year. The best I can ever remember.


そしてジョニタラの2人は、浅田選手のフリーの解説の中でこうも言ってたそうよ。

タラ・リピンスキー 「これが、私たちが知ってる真央よ」

ジョニー&タラ「勝てなくても、このオリンピックでみんなが覚えているのは真央だと思う」



New York Timesのネット記事に載ってるジョニー&タラさん解説の記事を読むと。
私個人としては、ジョニ子とタラさんのコメントは、キムヨナに関して言論統制でも敷かれているかのようなNBCの中ではかなり思い切ったことを言ったと思うわ。
こちらとかFrom Johnny Weir’s Team, a Fresh Voice for NBC

ジョニ子「今夜、彼女(キム)はもっと攻めなくてはならなかったのに、そうしなかった。彼女はただ、自分がしなければならないことをしただけだった。」

タラさん「キムのジャンプの高さやスピードはいつものようではなかったし、キムは6つのトリプルジャンプだったのにソトニコワは7つ飛んだのよ。」 


この記事でもそうだけど、アメリカの他の記事でもジョニ子&タラさんコンビがこのソチ五輪で話題をさらった解説者だったと褒めてるわ。毛皮をはじめとするビンテージも取り入れた素敵な衣装の数々やアクセサリーのことまで。

沢庵に関して、NBCで解説するのは、ある意味難しい立場だったはずなのに、ジョニ子はちゃんと、誰のことも傷つけない物言いをしたわよ。

ジョニ子「他の夜なら彼女(ヨナ)のものだった。だけど、オリンピックの夜は、アデリナ・ソトニコワのものだったね。」

タラさん「オリンピックのスケートは無難に滑ることはできないものよ。」


USA Today Sportsのコラムhttp://ftw.usatoday.com/2014/02/yuna-kim-figure-skating-sochi-olympics-controversy/も、タイトルは「ロシアのフィギュアスケーターの金メダルは驚きではあるが、疑わしくはない」。ここでもジョニ子とタラさんのコメントが使われてるわね。
関連記事にはびっしりと「フィギュア採点への疑問」の記事が。どんだけあるの?
大体どれもソト子の金は妥当だったという結論ではあるわ。
ソト子はコスよりもヨナよりも、「現在のジャッジシステムに適応したから」というスコット・ハミルトンの言葉もたくさん引用されてたわね。
ただ、あのソト子の演技を見たのか見てないのか、ソト子の技術点ばかりが強調されて、コスとヨナの芸術性が現在のジャッジシステムでは評価されづらいのか、みたいな論調。
え?

ところで、エキシの後のインタビュー、真央ちゃんは言ったわ。

「バンクーバーも、ソチも含めて、素晴らしい五輪でした。」

よかった。
本当によかった。
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2014
02.21

ジャンパー

Category: 浅田真央
今朝の浅田選手のフリーの演技。これまで浅田選手がいかに自分を抑制し、「表現」に縛られてきたか。
「抑制」は浅田選手の表現を豊かにし、演技の質を高めてきたかもしれない。

だけど

彼女は、ジャンパー。
今日の演技を見れば、彼女が決して3Aだけにこだわってきたわけじゃないことは見て取れるだろう。
DG、URという檻に閉じ込められてきたジャンプを、ずっとずっと、放ちたかった。
これまで跳んできたジャンプを全て、リンクに刻んでゆきたかったんじゃないかしら。
今日の彼女は、もうスピンもステップも気持ちの勢いのまま、見たこともないほど飛ばしてたわ。
「コントロールされた美しさ」は浅田選手の持ち味。
だけど、多分、それはほんの一面。

あんなにも優しく舞うことのできる表現者の、その内側にはこんなにも純粋なジャンパーが息をひそめて生き続けていた。
浅田選手がようやく自分の中からあのジャンプを解き放った瞬間に、私たちの心は突き動かされたのだと思う。

跳べるはずの全てのジャンプを、跳んでみせた。
決して多くを語らない彼女の内側から、「これが私」と叫ぶように。

昨日のショートは、このフリーの、産みの苦しみ。
弱さも脆さも儚さも、すべてを内包しながら尚強い。
彼女が今日、ようやくさらけ出したのはただ純粋に跳びたかった自分。

自分の内なる声に耳を傾けることをしないで生きていることの方が多い。
周りの期待に応える方が生きやすいこともあるから。
でも浅田選手は、自分を貫き通した。

こんな怒涛のジャンプを見せつけた後でも、エキシの「スマイル」を笑顔で演じる時には、きっとまた違った浅田選手になってるわね。
どちらも浅田選手。
世界一のスケーター。

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2014
02.21

はい、できました!

Category: 浅田真央
真央ちゃん、おめでとう!
そしてありがとう!

「はい、できました!」
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自分の演技ができました、と答えた浅田選手。

今日の演技は、一番浅田選手らしかった。

フィギュアスケートが心底好きで、
フィギュアスケートを芸術の域にまで引き上げた。

なのにずっと、アスリートで居続けた。

他の選手たちは知っているわ。
彼女がどんな選手かを。

そして、メダルよりも鮮烈に、とうとう自分のやりたい演技をやり遂げた。

浅田選手が、「恩返しができた」。
恩返しだなんて、あなたからどれだけたくさんの人が勇気づけられたかわからない。

こちらこそ、浅田選手に、心から、ありがとうを言いたい。


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2014
02.20

真央ちゃん、I Love You!

Category: 浅田真央
ソチ五輪のフィギュアスケート女子シングルは、17番滑走者の点数が出た時、すでにもう競技として終わってたわね。
沢庵がジャンプを全部決めた後、画面の奥でブルーのジャケットに関係者のカードを下げた男が小躍りしてるのがちらっと映ったわね。
関係者の思惑はもう、とりあえず沢庵がジャンプを降りさえすれば、それでよかったんでしょうよね。

沢庵が出た第3グループが終わって第4グループがリンクに出てきても、以前の犬HKなら「放送事故」と呼ばれたレベルの沈黙の時間が・・・。やっとアナウンサーが何か言い出したと思ったら、なんとカメラは沢庵を映してたわ
上位選手ばかりか、第4グループには鈴木選手も村上選手もいたわけでしょ。それでも、この二人の6分間練習が映し出されたのは、もうリンクから上がってくる頃だったわね。
そして、第4グループをスルーしてまで犬HKは、沢庵のインタビューをそこにねじ込んだのよ

同胞のための同胞による放送だから、日本の選手も、人気のある他国の選手たちも映す必要すらなく、沢庵さえ映せればよかったのね。
第3グループの6分間練習もひたすら黄色を映して、ゲデ子がどんな状況からこのソチ五輪に出場することになったか、そんなことすら一言も言わなかったわよね。
男子の時とは大違いだわ。

こんな放送も、ネットに次々上がる記事も、ニュースも雑誌も普通じゃないわ。
女子フィギュアの中継は、某国のあの黄色い女を放送するためだけにあるんじゃないわよ

コスは素晴らしい演技だったわ。キラキラの粉がまるでリンクに舞っているかのようなオーラ。
ソト子もやっと、ソト子らしい思い切り華のあるナンバーワンと言っていい演技。
あの2人が、なぜ沢庵の下にいなければならないのか、意味がわからないわ。

浅田選手はパーフェクトに滑らなくては勝てないと、日本のマスコミは散々書いてきたわね。
その通りになったわね。
リプもそうだったわね。

あの点数に見合う演技を沢庵がしたかどうかなんて、誰も一言も言わないわよね。
どこがどう素晴らしかったのかなんて、説明できなくてもいいのよね、少なくとも、ジャンプは降りたんだから。

浅田選手は十分やってきたし、今は悔しい思いもあると思うわ。
でも、きっと彼女が懸命に引き上げてきた女子シングルの技術は、必ず後を引き継ぐ選手が出てくるわ。
彼女が競技を続けてきたあの姿は、いつまでも、次代の選手の中に残って行く。
それは高橋選手が後輩達に残したものと同じ。
多くのファンに、選手達に愛される彼女が、幸せにならないわけはない。

浅田選手は、日本人の誇りよ。I Love You 

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2014
02.20

ヘアスプレーのおばちゃんダンス

Category: 映画の話
トラボルタが太ったママに大変身して話題を呼んだ映画、「ヘアスプレー」。
これはリメイク版。
《Welcome to the 60's》
Lサイズショップのモデルをしないかと話をもちかけられたトレーシーが、太りすぎてもう何年も外に出かけようとしなかったママ・エドナと一緒にミスター・ピンキーのお店に出かける時の曲で、6分13秒もあるわ。

ソチ五輪の女子シングルショートプログラムの演技が始まってしまった。
私はとても落ち着いていられず、・・・この曲で腰振っているのよ。
アホね・・・。

さて、Youtubeの画像の5分9秒から15秒くらいの間にほんのちょっと出てくる太った白人のお針子さんたち。
フィギュアスケートにバレエの素養が必ずしも必要というわけではないとは思いながら、この「ヘアスプレー」のミスター・ピンキーの店のお針子おばちゃんのダンス、こんなにおばちゃんでも、太ってても、見事にクラッシックの基本がが入ったダンサーだわなあ、と思い出したのよね。ま、こんなので比べたって、何の意味もないのよ。
でもこのおばちゃんたちにはあって、沢庵にないものが見えない人たちもいるんだなと思ったら・・・

明らかに黒人系の3人娘とはダンスの質を変えてある。うまくそろえたと思うわ。
この映画は、こういったダンサーの使い分けがまた見どころのひとつかしら。ダンススタイルで登場人物のバックボーンが見えるように作ってある。お店の外での群舞も楽しいわ。
このぽっちゃりしたおばちゃんたちが飛び跳ねながら踊るほんの数秒、この人達がいくつになろうと、どんなに太ろうと、体に染みついたクラッシック独特の筋肉の(脂肪に隠れてるけど)使い方は一生変わらないわね。


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2014
02.18

メリチャリ!

アイスダンスを再放送で見ている。

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アイスダンスはシングルほど見てないので何も語れない私だけど、どうしようもなくメリチャリが好きなのよ。

このオリンピックの大舞台のショート1位で迎えたフリー。
少なくとも「チャリ」は守らなかったわ。
団体戦とは全然違ってた。

暴走、と言われた彼の持ち味、メリルの繊細な美しさを最大限に出しきってあの神演技。

あの守らない、しかもミスらない、メンタルとフィジカルのバランスは何だろう?
あの感情が爆発する寸前で抑制される二人のバランス。
最後の最後まで目いっぱいの演技をして尚も演技の一つも損なわない。

どうよ、これがオリンピックチャンピオンよ!


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2014
02.18

注目選手は探したい

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ソチ五輪のフィギュアスケート男子シングルの試合が終わって以来、こんな地の果てブログに、ちょっと不可思議なアクセスが。

一体どちら様

FC2ブログはアクセスキーワードやリンク元サイトが見られるのでちょっと見てみると・・・。

そこには大量の「ジェイソン・ブラウン」が・・・。
そして時折「ジョニ子 解説」
あとは、「ミッツ 羽生」

うーん・・・そちら系でしたか・・・。

JBのキュートな引力に、ググった方も多かったのね。

私も同じことしたから、よくわかるわ

羽生くんの金メダル確定直後、羽生くんを追っていくカメラの奥に、黒いバックパックを背負ったブラウンくんがちょろちょろしてて、彼はもしかすると羽生くんにお祝いを言いたかったのかしらとおかしかったわ。
何してても可愛い。何をやっても愛すべきキャラ。

これは、ググりたくもなるというもの。

とりあえず、ブラウンくん情報で、もしかしてお役に立つものがあれば、どうぞ。



ブラウンくんinトークショー

Jason Brown goes on Arsenio Hall show (video)

Jason Brown君記事

Jason Brown: Ready for the challenge!

Underdogs have their day in men's short こちらはIcenetworkの記事。まっちーのでっかい写真が出てきますが、中盤ブラウンくんです。

Underdogs have their day

スケアメ、ちょっといいはなしこちらは前半はリッポンのスケート靴の話で、後半がブラウンくん


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2014
02.17

超おすすめ!ザイチカちゃん「表現力とバレエ」編5

「ぶくぶく」ブログ様からお借りしています。
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「柔軟な筋力」これこそ日々の鍛錬のたまもの!
これがないからびしっと決められないのね。
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他の選手が美しくも力強い演技をすればするほど、では何故この選手、こんなんでこんな点数出ちゃうのよ?って不思議で不思議で不思議で仕方ないのよね。
しかもマスコミはそろってこんな選手を褒め称え、自国の選手を大したことないように言い続けるわけでしょ。
もうこれでおかしいと思わない方がどうかしてるのでは?

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もうさ、「演技構成点」が技術を違う側面から評価してるとしても、表現力も含めて評価してるにしても、どっちにしてもヨナにつけられるこの点数が異常だってのは言わずもがなじゃございませんか?

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チカちゃんが膝を抱えて体操座りしたくなる気持ち、なんかわかるなあ。
なんだか、ほんとに残念だわよね。
誰がフィギュアスケートをこんなにも歪ませてしまったのか・・・。

ザイさん、チカちゃん、長丁場お疲れ様!
そしてほんとに、ありがとう
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2014
02.17

超おすすめ!ザイチカちゃん「表現力とバレエ」編4

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大輔さんと熊川さんの対談はほんと、面白かったわね。
熊川さん、「僕がフィギュアスケーターだったら、多分8回転(回転数はうろ覚え)くらい回れそう」とか半分真顔で語ってましたね。大爆笑でした。熊川さんならやりそうで。
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大輔さんの演技で、これが大輔でしょっ!っていう部分は、主にステップを踏みながらの表現だと思うんだけど、彼のうまさは彼独特の「タメ」にあるんじゃないかしら。
ランビは大輔さんに比べるともっと正統派なダンサーの美しさがあるのよね。
大輔さんの場合は少し女性ダンサーっぽいタメ。だから艶も色気もある。
それをスケート靴はいて、氷上でやる。
それがすごい。一瞬音をずらすように動きをタメる。その間の取り方が絶品。

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大輔さんのピアソラには、相手が見えるとでも言ったらいいのかしら。
相手が見えるどころか、「私が彼に抱かれて踊ってる」錯覚すら覚えさせるという恐ろしい力を持ってるわ。
じゃ、ヨナのアディオス・ノニーノには・・・「欽ちゃん」が見えるのかしらっ

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何でもうろ覚えで申し訳ないんだけど、大輔さんは以前、鏡は見ないで練習するって言ってなかったっけ?
鏡に映る自分を見ながら腕の位置、顔の角度を決めるより、自分を見てる歌子先生の反応とか、他の人が見て素敵って言われる動きをするようにしてるって。これには、ふつうの人の感覚とはえらく違うなと驚いたわ。
彼の動きの美しさは、彼の周りの人が磨き上げたといっていいのかしら。
彼はできるだけ自分を客観視できるように努力した。そして自分の持つ踊りの才能を開花させたのではと思うわ。

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ザイさんの名言頂きました!
「バレエは人間が美しいと感じる動き方をテクニックとして持っている!」
そうそうそうっ!そうなのよっバレエの美は、テクニックからっ技術なくして表現なしっ
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顔芸、とはかけ離れた世界にいる選手が日本にはいるわね。
今季の宮原知子ちゃんは、矯正中の口元を意識してか、演技中の表情はほとんど変わらないわ。
だけどあの「戦場のメリークリスマス」の美しさと言ったらどうかしら。
彼女は腕の動き一つ、体の傾け方一つで音楽に角度を与え、丸みを帯びさせさえする。
そこにはもはや「顔の表情」すら必要ないのよ。
あんな音楽表現ができるなんて、驚くべき才能だと思ったわ。
私にとってあの映画は特別。幾度となく見たからではないわ。坂本龍一のあの時代をリアルタイムに生きてきた。
だからこそ驚いたのよ。あの曲に新しい命を与えた、そのくらいの衝撃だったわ。
なのにあのPCSの低さと言ったら・・・。
それこそジャッジの「主観」ではあの知子ちゃんの表現は評価にならないのかしらね。
これもまた謎・・・・。
続きます
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2014
02.17

超おすすめ!ザイチカちゃん「表現力とバレエ」編3

今季、ゲデ子も演じてるジゼル。
ネーベルホルン杯ではとっても可愛かったわ。あんなにグラマラスでも、ジゼルを演じる時は清楚な雰囲気よ。
ところがここに異質のジゼルが・・・。
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中野さん、安藤さん、そしてエカテリーナ・ゴルデーワ(ですよね?)
彼女たちとの違いは、衣装だけじゃないわねえ。
ほんと、これを「ジゼル」と思うからいけないのよねえ。
じゃ、沢庵はジゼルじゃない何を表現してるのかしら?
sawakichi様がおっしゃってた「泣き女」ですか?

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ヨナが好きな人は、フィギュアスケートはバレエじゃないから、って言うのかしら?
ただ単にバレエ音楽を使っただけだって?
基本に忠実に演じることがまずできて、それを十分理解していて、その上で新しい解釈を加えるならわかるわ。
だけど、このジゼルにそんなバックボーンが見えるかしら?

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ザイさん、それって・・・。

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うん、ヨナのイーグルとヨナバウアーは、彼女にしかできない別の世界の技術だって、思ってたわ。
どーりで他の選手達とは違うはず。
見よう見まねの技、そうそう、それこそヨナクオリティーなのね。

続きます
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2014
02.17

超おすすめ!ザイチカちゃん「表現力とバレエ」編2

ザイチカちゃん、怒涛の連投です
「キムヨナは完璧にバレエをやった人の動き」と言った方、「バレエ経験者として」キムヨナを褒めていらした方もいらっしゃいましたね。あれにNOOOOOOOOO~~~~と叫んだのは私ばかりではないはず。
作者の「あわ様」渾身の1作、どうかご覧になっていらっしゃらない方は、ぜひご覧くださいまし。
読めば納得請け合いですわっ

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「フィギュアスケートの芸術性」は審判の主観で採点される?しかもその上その審判は「素人」ですって?

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うわあ、確かに、一人だけ別次元だわ・・・。問題はやっぱりキムヨナなんだ・・・。

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そおよね。バレエはスポーツではないけれど、そのバレエでさえ年月をかけて進化の一途を遂げてきた芸術よね。
芸術でさえ、技術の進化を続けているのよ。
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プル様の「ニジンスキーに捧ぐ」真央ちゃん「白鳥」、ソト子の「黒鳥」、メリチャリ「ジゼル」、コス「牧神」などなど、まあ、なんて美しいコラージュバレエ曲を演ずるフィギュアスケーターにはプライドと自信があるわね。

次回に続きます




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2014
02.16

教えて!ザイチカちゃん!「表現力とバレエ」編1

待ってました!ザイさんチカちゃん
何気にティータイムのザイさん、ドーナツ好きなのね?
作者のあわ様、今回もありがとうございます!
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 「演技構成点」は「表現力」でも「芸術性」でもない?

じゃ、演技構成点で評価される選手は一体何を評価されるの?

その答えは、オリンピックのパトリック・チャンの採点表でわかるかしら?
フリーのみの記憶だけど、パトリックはこのソチOPでもチャンピオンの羽生選手よりも高い演技構成点をもらってたわ。
パトリックの次に高かったのが高橋選手。羽生選手は演技構成点だけではフリーの得点は3番目だったのよね。
自分用に、ちょっと表にしてみました。
PCS比較表1
tvでは今日も、「羽生選手は表現力ではパトリック・チャン選手には及びませんでしたが、技術点で上回りました」って言ってるけど、これはどんなもんかしら。

どっちかってーと、「表現力」に関してはこの3人で比べると高橋選手>羽生選手>パトリック ではないかしら。
じゃ、一般的に言われるパトリックへの評価は何かってーと、「スケーティングがめちゃくちゃうまい」
それならそこを評価されてPCSが高いってのはわかるわよ。スケーティングの技術とか、技の間のつなぎの難しさなんかならね。

じゃ、エッジが使えない選手だということが前回のザイさんのお話からよーくわかった沢庵のスケーティング技術、そして「スカスカ」「ジュニア以下」と言われる「要素のつなぎ」などが、PCSでは「世界最高」ってたかーくつけられるのは何故?
「曲の解釈」だってそう。あのお笑い「タンゴ」のどこが最高の曲の解釈なのか、ちっともわかんないわ。
次回も教えて!ザイチカちゃん!

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2014
02.15

解説者に大切なのは・・・衣装よ!

Category: ジョニ子
某所で見つけた写真
ジョニ子のお洒落な1週間
お借りいたします
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もしかして、一応相棒のタラさんとはコーディネートしてないとも限らないけど、ジョニーはジョニー。
ってか、ごめん、タラさんよりビューテホー

羽生くんへのお祝いと、ダンスと女子についても、こちら
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今日もありがと。楽しい気分で寝られるわ
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2014
02.15

「鐘」

Category: 浅田真央
フィギュアスケートを見ていることが本当に辛くなったのは「ロス・ワールド」の後だったわ。
まだまだフィギュアや浅田選手について、テレビから情報を得ることの方が多かった時。

あの2009年ロサンジェルスで行われた世界選手権の後、浅田選手が例のワイドショー番組でのあの言われように一時不調になってしまったと言われたわね。
表に出てくる情報に明るいニュースは一つもなかった。
2009-2010年のバンクーバーシーズン、沢庵はGPS初戦から優勝を重ね、マスコミはミスなどなかったかのような報道で世間を欺いてたわ。このシーズンでさえ、バンクーバーOP以外で、沢庵は完璧な演技なんかしてなかったわよ。
それでも金メダル候補としてあの選手を押す、圧倒的な情報を流されたおかげで、「浅田選手は大丈夫なのか?」とファンはみなやきもきしたわね。
良く考えればGPSに派遣される日程からしてもうおかしいとしか言いようがなかったわ。
初戦のフランス、エリボン杯からわずか一週間で今度はモスクワ、ロステレコム杯。
結局ロステレコムで表彰台を逃したことで、GPFへも出場できなかった。
多分、私たちなどには知る由もないありとあらゆる障害(妨害といっていいかしらね)が、壁となって浅田選手を阻んだシーズンだったと思うわ。
日本のスケート連盟は完全におかしい。はっきりそう感じたのもこの頃からだった。

バンクーバーオリンピックのシーズンに浅田選手はショート、フリー、そしてEXもすべて、タラソワコーチ振り付けのプログラムを滑ったわ。
OP開催国カナダで準備し、着々と国を挙げて金メダルを網にかけていた某国とその選手に対し、浅田選手側はロシアのタラソワと共に戦うことを選んだ。
そのタラソワが作り上げたプログラムに対して、世論という名で刷り込みを図った日本のマスコミの酷評ぶりといったら、遠慮なしだったわね。

私はこのシーズンのEX、カプリースが大好きで今でもよく見るんだけど、このカプリースをショートの演目にすればいいのにという声は多かった。
でも浅田選手はショートの「仮面舞踏会」もフリーの「鐘」も、変えようとはしなかった。

2009年、10月半ばのロステレコム杯後の約2か月間、浅田選手は表に出ることなく、全日本までどんな思いで練習したのだろう。
オリンピック出場まで、浅田選手に残されたチャンスはあと一度と言われていた。
この年の全日本でしか、堂々とオリンピックの切符を手に入れることができない、そんな雰囲気だったわ。
あの浅田選手が、バンクーバーシーズンの全日本前には、オリンピック出場さえ危ぶまれたのよ。

そしてあの全日本で浅田選手が見せた「鐘」。
オリンピックの代表がかかっていた。失敗は許されなかった。
この時、フリーの3Aは一度しか飛んでいない。
それでもこの鐘は、OPとも、世選の完成形とも違う。
女子シングルの選手が、フィギュアスケートを芸術にした瞬間、それがこの全日本の「鐘」だったと思ってるわ。
スポーツを見ながらその訴えかける何ものかに鳥肌が立った。
それまで見たことのない違った次元の何か。これは一体何が起こったのかと自問自答しながらテレビの前で泣いていた。
後にも先にも、そんな経験はこの時限り。
この先もずっと、私はこの時の「鐘」を忘れることはできない。

浅田真央 2009年全日本選手権「鐘」

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2014
02.15

リンクの神様

プルシェンコに「HERO」と呼ばれ、ジョニ子に「天才」と言わしめたこの華奢な青年。
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羽生くん、金メダルおめでとう
GPF、全日本を通じて、彼は何か、神様にでも選ばれた者独特のオーラを放ちはじめたわ。
運が良かったとはいえ、金メダリストとしては十分すぎる演技構成。
プル様から渡された冠を受け取ったのは、「ユヅル」だった。
メダルが確定した後、はじめてパトリックと抱き合った時、羽生くんのポーカーフェースが、一瞬、崩れそうになった。
私にとっては「未来から来た」少年だった羽生くんがどれほどPを超えたかったか、あの一瞬の素の顔に凝縮されてたわね。
だけど、涙はこぼさなかった。
そのウェットでいそうでそこをフッと超えてしまうメンタルが、彼を世界の頂点に押し上げたのだと改めて思ったわ。

羽生くんのことは、フモフモ編集長が納得のコラムにしてくださってるわ。
もし読んでいらっしゃらない方は、ぜひどうぞ。

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バンクーバーの頃まで、パトリック・チャンは絶対王者でもなく、4回転ジャンパーでもなかった。
ビッグマウスの欠点はありながら、あのOP後、彼こそが4回転、4-3を安定して飛べる王者だったわ。
羽生くんにもミスがあったのに、Pまであんなミスを続けてするのが不思議だったわ。
リンクの神様は、バンクーバーの分を取り戻すべく、ここぞとばかりにソチのリンクを支配したのかもしれないわ。

さて、ショート3位だったナンデス君が、ODAるとは・・・。
演技そのものにも勢いがあったし、4回転は素晴らしかったのよ。

フェルナンデス無念〔五輪・フィギュア〕
 金メダルに輝いた羽生と同じくオーサー・コーチに師事するスペインのフェルナンデスは4位。フリーで4回転ジャンプを2度成功させたが、最後の3回転サルコーが跳びすぎの違反となり0点。合計点で3位とわずか1.18点差でメダルを逃した。
 昨季の世界選手権では3位に入り、母国スペインに世界大会初のメダルをもたらした。無念の結果になったが、羽生に対しては「彼は毎日、ハードに練習してきた。金メダルにふさわしい」と祝福の言葉を送った。(時事)(2014/02/15-09:54)


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ありがとう。高橋選手。

公式練習の曲かけの間も、大輔さんはもう辛そうな様子だった。
プル様と同様、ギリギリの身体で出場したんだと思うわ。
泣きながら拍手するしか、なかったわ。
ありがとう、大輔さん。

男子シングルの最後、やっと心の底からリラックスして楽しめたのがこの人の演技。
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ショートと同じくらいのできなら、入賞できてたと思ったのに、おしかったわ。
彼もシニア初参戦の年にオリンピックに出場し、アボより上位につけてアメリカの男子フィギュアの後継者として存在感を見せたわね。
完璧なリバーダンスではなかったのに、なぜかしらこの人の演技の時の観客の盛り上がりはすごかったわね。
これがこの人の持つエネルギーだし才能だと思うわ。
来季、彼が4回転とどう折り合いをつけていけるのか、楽しみなようでもあり、ちょっと心配でもある。
実は中国のエン・カンが楽しみだったはずなんだけど、すっかりこの人に持って行かれちゃったわね。
世界選手権に出られないのがとても残念。

さて、次はアイスダンス。
そして女子シングルが待っている。
リンクの神様が女子にどんなドラマを用意するのか。
人間の業よりもっと、意味あるシナリオを書いていてくれることを祈ってるわ。

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2014
02.14

次の扉が開くまで

今朝方、眠さもピークに達したころ、大輔さんの演技に思わずテレビの前で正座し直した。

朝のニュース番組で、スケ連理事という肩書の稔が、「膝なんて壊れたっていいんだよ。高橋は思い切りやれ」ってなことを得意げに言い放ったわね。

今、大輔さんはそれでなくても選手生命を賭けた戦いをしてると思うわよ。
十分すぎるほど、あの足で4回転を跳び、ステップを踏み、彼らしい演技をしたでしょ。

プル様でさえ、最後はスケートより、自分の身体が大事だって言ったわよ。
大輔さんの人生だって、これからもずっと続くのよ。

それでも自分の思いのたけを滑って見せてくれる高橋選手に「壊れたっていい」とは何?

朝っぱらからこんなコメントを偶然とはいえ聞かされた挙句、チャンネルを変えたらそこでは蛆が嬉しそうな沢庵ニュース中だったわ。
そして今、蛆の男子フリー中継が始まったところよ。
今から実際の演技が始まるまでの時間、一体蛆は何で番組を埋めるつもりなのかしら。

大輔さんの渾身の演技、そしてケンソゴルの未来人のメンタルを見届ける日がついに来たのね。
こういう気持ちは、なぜかちょっと、失恋に似てる。
スポーツを見てるだけのはずなんだけど。

扉を後ろ手に閉める。そこから出たくはないのに。


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2014
02.14

魔物は皇帝を連れて行った

ソチオリンピック フィギュアスケート男子シングル ショートプログラム。

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「This is the end of my career」

オリンピックの魔物が皇帝プルシェンコを連れて行ってしまった・・・。
魔物は、団体戦、ロシアの金メダルと引き換えに皇帝を連れ去ってしまったのかもしれない。
手術までした腰、膝。それでも皇帝はオリンピックに戻って来た。
彼は、フィギュアスケートを競技に戻したいと願ったに違いないと思うわ。

アボット選手が最初の大転倒で腰と脇腹を強打した後、すぐに立ち上がれなかった時もギョッとしたわ。
だけど、アボはその後からが素晴らしかった。
観客も素敵だったわね。あの手拍子の後押し、第2グループですでに涙腺崩壊よ。はやっ!

30人のシングルスケーター、それぞれの生き様。
ルーマニアのゾルタン・ケレメン選手。
7歳で右目の視力を失ったというこのスケーターが、自国のナショナルを7連覇し、今日もオリンピックの舞台で素晴らしい演技をしたわ。

得点は、ともかく。
第1滑走者から、皆培ってきた技術の全てで選手たちは演じて見せてくれたわ。
4回転ジャンパーが増えたことにも驚いたわ。
誰一人として、「金メダルはもう取った。気楽にやる。」などというメンタルでこの場に立った選手はいなかったろう。
皇帝プルシェンコでさえも。

男子第2グループと第3グループのインターバルにこれを伝える犬HKの女子アナ、字は読めない、原稿見るか八木沼さんの顔見てるかで、テレビ画面の正面向いて話すこともできない。
とどめはうまく話の間を取れずに工藤アナの邪魔をする。ひどかったわね。
このアナウンサーをオリンピックの中継に使うだなんて、さすが視聴者をなめきったTV局だわね。
感動を伝えるどころか台無しにすることこの上なしでございました

さて、JBの「Star Quarity」。
夕べ、このSPのために早めに仮眠をとったのだけれど、その間も私の夢の中ではポニーテール、ジェイソン・ブラウンが滑ってたわ。
6分間練習では緊張した表情だったけれど、武史先生が「ステップのボディ・コントロールがとてもうまい。スピンの回転も加点をもらえる質の高さ。ジャンプも4回転を飛ばなくても加点がもらえる。ジャンプの幅、流れも良かった。音の取り方が素晴らしい。加点を貰える要素をたくさん持っている。」って言ってくれたわ。
今回のOPに4回転は間に合わなかったけれど、彼がその分、ナショナルからまた演技を磨いてきた、そしてきちんとこの場で出しきれたことは自己ベストを更新したこの得点につながったわね。
どう見ても、スターの資質を備えた表現者。

このオリンピックで計5回もの4回転を飛ぶことを決めてきたケビン・レイノルズ。ショートで4回転を2度飛ぶリスクは大きかったのかもしれないわ。でも、「4回転を飛ぶ技術を持ちながら、それが点数につながらない」ってアナウンサーに言われると、なんかカチン、ってくるのよね。

さあ、ベルネルの後は、第4グループ。
羽生くんの強気な表情と対照的なのがパトリック。

羽生くん、ナンデスくん、そしてPが続く。
更にアモディオ、ジュベ。
すごい滑走順。

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羽生結弦。私のケンソゴルに、会場はスタオべ。
テレビの前でも大拍手よ。
菜々美先生もきっと今頃泣いてるかしら。
面構えが、もう違うわ。
オリンピックはメンタルが9割と言ったタラさんは正しいと思うわ。

101.45
技術点54.84
演技構成点46.61

パトリックは美しかったわ。
今日はじめて心からそう思ったわ。
彼の心と演技のほころびが、逆に今日は人を惹きつける。
演技構成点、47.18。それでも羽生くんの上。
だー、びっくり。

さて、あとはまた明日。
私のガソリンは、今スウェーデンのアレクサンデル・マヨロフへの大歓声を聞きながら、尽きてしまいました。

今、ブライアン・ジュベールの演技終了。
ラスト・サムライの面目躍如の素晴らしい演技だったわ。
彼の演技を見ながら、ランビとジュベと、ジョニ子が3人並んでた頃を思ったわ。

世代交代を印象付ける男子ショートになる気がして、・・・やっぱりここでガソリン切れ。
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2014
02.13

Johnny Weir On His Journey

Category: ジョニ子
ジョニ子のインタビューがyoutubeで見られます。
彼が綴った「The ICE」の内容とも被るけれど、最初にフィギュアスケーターで興味を持ち、影響を受けたのがオクサナ・バイウルだったこと、フィギュアスケートは、スポーツであり芸術であり、ショービズでもあることなど、衣装の話も含め、彼のフィギュアスケート観を正直に語っているわ。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=F33kYMXdzvM
ジョニ子の言葉は全部わからないから、ざっくり書き残しておくわ。
超超意訳コンニャク、なので、興味のある方はご自分でぜひジョニ子独特のあの言い回しをご堪能くださいませ。
日本語にはできないけれど、バンクーバーの自分の演技を「ウーハーだった」とか、そのへんの表現、面白いです。
彼は自分のことを「アメリカでも有名なOPフィギュアスケーター(だと思うよ、だって)であり、野次馬みたいなファン(これは超意訳)がいて、一部のゲイ・コミュニティーの祝福を受け、シンガー、作家、アスリート、夫、素敵な子犬ちゃんたちのお父さん、そして幸せな人生を送っている」とまず最初に言ってるわ。自虐的にもならず、ありのままの自分を認め、自分であり続けるジョニ子が、たくさんの人から愛されるのはわかる気がする。
ペンシルバニアの冬場は嵐のような強風が吹いて外に出ることもままならないような環境で生まれ育ち、彼にとって初めてのアイスリンクは家の裏の凍ったトウモロコシ畑だったと話は続くわ。
1994年のリレハンメルOPではケリガン・ハーディングが注目されていたけれど、ジョニ子はオクサナ・バイウルのスポーツとショウビズの融合、それまで見たこともない美を生み出す瞬間や衣装に惹きつけられたというわ。
ジョニ子にとってフィギュアスケートはスポーツだけれども同時にショウビジネスでもある。
「オリンピックは選手達にとってそれはシリアスなものだけれども、フィギュアスケートがとても芳醇なものを含んでいることは時に忘れられがちだ。衣装、ドラマ、音楽、たとえばたった15歳の少女がブロードウェイのトスカから、ロシアの重厚なチャイコフスキー、ラフマニノフまでを演じることもある。フィギュアスケートは多くの人間を演じる驚くべきスポーツなんだ。毎年毎週、違ったもの、変わったものを演じる。音楽、衣装、も含め、フィギュアスケートは僕を魅了してやまなかった。」
「最初にバイウル、そして芸術を見せてくれたクワン、スルツカヤに偉大なロシアのオリンピックチャンピオン、プルシェンコにとてもワクワクさせられたよ。」
プル様に関しては、「ジャンプとスピンだけじゃないよ、その演技の全てに魅了される」と言ってるわね。
そして21歳で迎えた初めてのオリンピックや、ある時期彼を導いてくれたタチアナ・タラソワさんについても話してるわね。
タチアナさんから受けた指導はきっとジョニ子にとって素晴らしい経験だったのね。「とても大きなサポート、絶大なパワーをもらった」と絶賛してるわ。音の息吹まで感じるということ、音楽の徹頭徹尾を理解して演ずる。初めてのオリンピックは「まるでサーカス(良い意味で)だった」と言うのよ。
自分がゲイであることについては、「恥じたりはしていない。自分が白人のアメリカ人で、緑の眼を持っているのと同じことだ、そういう意味なんだよ」と言っているわ。
彼は表現者として、フィギュアスケートでその才能を開花させた。それは歌ったり、本を書いたりするのことや、ゲームのダウンロードでさえ良かったのかもしれない。だけどスケーターとしてのバランス、自分の中のアスリート魂、そして芸術性とその発露、そのようなものが彼をスケーターにした。
そしてあのバラの花束と王冠を身に着けたジョニ子のバンクーバーでの映像と共に、「バンクーバーでの演技は自分の中でもそれまでで最高のものだった。見せたいものを世界中の人に見せることができた。あの瞬間は、どんなメダルよりも僕にとって価値があった」と言うのよ。わーん、今夜男子シングル見るのに、今から泣かせないでよ、ジョニー。
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2014
02.13

ペアを見ながら

ソチ五輪、フィギュアスケートのペア、ロシアが1、2フィニッシュで金、銀メダルを獲った。
国や政治がどうであろうと、団体戦の余波で、あれこれ周りがうるさくても、
少なくとも選手達は真摯だと思うわ。
素晴らしかったわ。

【2月13日 AFP】ソチ冬季五輪は12日、フィギュアスケートのペア・フリースケーティング(FS)が行われ、ロシアのタチアナ・ボロソジャー(Tatiana Volosozhar)/マキシム・トランコフ(Maxim Trankov)組が合計236.86点を記録し優勝を果たした。
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 団体戦で金メダルを獲得している開催国のロシアが、ペアでも表彰台の頂点を守り切り会場を熱気に包んだ。
 メダルの色を期待させる金色の衣装に身を包んだボロソジャー/トランコフ組は、1936年大会以降では初めて母国のリンクで優勝を飾ったペアとなる。2位には、同じく団体戦のFSでロシア代表として活躍したクセニヤ・ストルボワ(Ksenia Stolbova)/ ヒョードル・クリモフ(Fedor Klimov)組が入り、金銀をロシアが独占する結果となった。


ロシアの太鼓応援には賛否はあるだろうけれど、少なくともロシアのファンの姿に「同胞」は重ならない。
「義務」ではない「興奮」、選手たちのひたむきさ。
あのプレッシャーの中で、実力のあるものが実力通りに演ずるという難しさ。
勢いは銀メダルの2人の方があったように思ったが、それは若さなのか。
空中に投げ上げられている間さえ、その姿勢の美しさは奇蹟のようよ。
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さて、今夜から明日早朝にかけて、男子シングルがいよいよ始まるわ。
どうしよう、第2グループの最初にはもうプル様が出場。
どうしよう、名前を知らない選手を探す方が難しいわ。
どうしよう、仕事にならないわ。
どうしよう、すっごい緊張してきたっ

0:55~
7:エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
8:ビクトル・ロマネンコフ(エストニア)
9:ブレンダン・ケリー(豪州)
10:ポール・ボニファシオ・パーキンソン(イタリア)
11:ジェレミー・アボット(米国)
12:ゾルタン・ケレメン(ルーマニア)

1:57~
13:ビクター・パイファー(オーストリア)
14:ハビエル・ラヤ(スペイン)
15:アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル)
16:ジェイソン・ブラウン(米国)
17:ケビン・レイノルズ(カナダ)
18:トマシュ・ベルネル(チェコ)

2:45~
19:羽生結弦(日本)
20:ハビエル・フェルナンデス(スペイン)
21:パトリック・チャン(カナダ)
22:アレクサンデル・マヨロフ(スウェーデン)
23:フローラン・アモディオ(フランス)
24:ブライアン・ジュベール(フランス)

3:47
25:ミハル・ブレジナ(チェコ)
26:デニス・テン(カザフスタン)

27:ペテル・リーバース(ドイツ)
28:閻涵(中国)
29:高橋大輔(日本) 4:14~
30:町田樹(日本)  4:20~

※時間は日本時間



このオリンピックでただ一人、「気楽に」やってきて、
「他の選手の滑りを気にしすぎても良いことはありません。一番大事なのは、自分が目標にしている点数を出すことです」
を目標にしてる人もいるそうだわね。

自分の目標とする「演技」ではなく「点数」。
この一言に、この選手の競技姿勢がよーく見えてるわね。

私は浅田選手の金メダルを信じて疑わないけれど、このオリンピックのために身を削るような練習をして、思いのたけを演じようとする選手たちのことはどの選手も応援してるわ。

それにしても、どうしよう、ロンドンOPのあの楽しさはどこへ行ったの?
とりあえず、ごはんだけは先に作って、落ち着かなくてはっ
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2014
02.09

ジョニ子はお仕事中

Category: ジョニ子
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ソチでオリンピックのアナリストとしてお仕事中のジョニー。
JWe_Sochi_02-04-2014_04.jpgまるでTIN TIN??

さて、「News+Opinion」でジョニ子がインタビューに答えてます。
「Johnny Weir on Fooling Around in the Olympic Village and Being Gay in Sochi」By Simon van Zuylen-Wood こちら
http://www.phillymag.com/news/2014/02/07/johnny-weir-2014-olympics-nbc-commentator-sochi/
このタイトル、えらく失礼なのではと思うのだけど。ジョニ子を色物扱いなの?
インタビュアーの方、ソチは日本のアイスクリームみたいじゃないかと思ってたけど、実際はどうなの?って、ジョニ子にきいてますが、日本のアイスクリームって、固くて甘くないとかって思ってんのかしら?意味わからず。
でもジョニ子は、「ソチは美しいリゾート地で、スターリンやソビエトのエリートたちや黒海で有名だよ。死にそうに寒いだろうって言われるけど、僕は第一に毛皮を持ってるからね。それにソチの気候は穏やかだよ。」とさらっと。
ソチの(男子)メダリスト予想を聞かれたジョニ子はまず、もちろん世界チャンピオンのパトリック・チャンの名を挙げるんだけど、「彼はスケートが上手いよね」ってこれまたさらっと。
そのパトリックの世界最高得点を先日ついに超えた「ユヅル・ハニュー」については「彼は天才だね。僕は彼のフリーの衣装もデザインしてるし」。
バンクーバー直後から米NBCはジョニ子に仕事をオファーしてたのね。それで、彼は制約を受けることなく、彼らしいやり方でNBCでも仕事することができると言ってるわ。
このインタビュアーについては何だかちょっと偏見めいた、ジョニーに失礼じゃないかと思うような物言いをしてるんだけど、親しいからなのか、ただのマスゴミなのか、測りかねるわ。
NBCは特殊な物言いをするジョニ子を、そのままジョニ子でいさせてくれるのか、とか聞くわけよ。
「僕はハンガーゲームのスタンリーになることに決めたんだよ。ブルックス・ブラザーズを着たNBCの会社組織の人々と、スタースケーターの列中にいるジョニーとの狭間にいることをね。」オリンピックの選手村の話題については、「僕自身は自分に非常に集中していたから他の選手達についてなんてほとんど意識していなかったよ。選手村は人生で一番素晴らしい時を迎えているホットな人たちのいる所ってことだよ。」
インタビューはそこからジョニ子節を引き出すことに成功していると思っていいのかしら。
ジョニ子は「ホットな選手達」特に男性のSEXについて、短くもずばりとその本質はこうだろ、ってなことをさらりと言ってのけてるわ。
このへん、やはりこの人は練れてるというか、自分に求められているものを知っているというか。
そして話の核心はロシアの反同性愛とオリンピックのボイコット運動について移るのよ。
「あなたはロシアの同性愛を規制する法律について反対の立場をとっているが、一方オリンピックをボイコットしようとする人たちを愚か者だと言いましたよね」と、インタビュアーも容赦ないわ。
「(ボイコット提唱派にそう言ったのは)辛い時期だったんだ。オリンピックをボイコットする代わりに、サポートする側に回った夏ごろから、僕は身の危険を感じていたんだ。それに加えて僕や家族をあらゆる手段で攻撃してくるストーカーにも対処しなければならなかったし。すごく怖かったよ。だからスピーチをした週は警察署にいたほどさ。」「公的に同性愛者であることは身の安全を危惧しなければならないことなの?」インタビュアーは続けるわ。
「ここは笑うところじゃないんだよ。でもエルトンジョンは最近、パフォーマンスのためにロシアに行って、そして帰って来たんだ。彼は自分のコンサートを勇敢にも、ゲイであるが故攻撃され命を落としたロシアの若者のために捧げたんだ。ここでの問題はロシアでもまた起こりうる状況だと思うんだよ。」「ロシアのジャッジはあなたに厳しかったの?」という微妙な質問には
「僕の競技人生を通して、どの国のジャッジも、僕には厳しかったと思うな。」と答えているわ。

で、その辺の詳しいことは、こちらへ、だって。 “Johnny Drama: Figure-skater Johnny Weir makes headlines for his bad-boy life off the ice.”

彼は自分の人生と戦いながらも、他のアスリートには正直で暖かいコメントをくれるわよね。
ジョニ子の競技人生は終わっても、彼の人生は続いていくのよね。

・・・そうそう、ジョニ子が団体戦の浅田選手についてどんな風に語っているかを探してたんだけど、リプについてしか探せず、こんなところでまた脱線してしまった。
何やってんの。私。


ところで、都知事選、非常に残念な結果になりました。
組織票が強かったということかしら。
これからの都政がどんな風になっていくのか、目を離してはいけないわ。

アメリカでも州によっては実際そうなっているように、日本の議会でも同じことが起きるのが怖いわ。
乗っ取られてはいけない。


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2014
02.09

団体戦女子SP

Category: 浅田真央
真央、トリプルアクセル転倒で3位「自分の滑りができなかった」も総合4位でフリー進出
デイリースポーツ 2月9日(日)2時24分
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あのリプへの大声援の後で、よく滑ったと思ったわ。思ったより緊張したと言ってたけれど、それでもあの丁寧な美しさ。
男子に続いて女子も、とにかく皆レベルが高かったと思うわ。
3-3はポンポン飛べて当たり前のように決めてきた。この中でトップに立とうとする浅田選手のような日本人が、今後果たして出てくるのかしら。
この選手達に尊敬される浅田選手が、やっぱり誇らしいわ。わたしゃ鼻高々よ
それにしても、あのトリプルアクセルが2Aの基礎点から更にさらに引かれてしまったって言ってたけど、どおなのよ、それって?
この女子たちに混じった時の沢庵の演技がどんだけのものか、私はそこで見ている観客たちの反応にも期待してるんだけど。当日の会場の掘る掘る成分の割合にもよると思うけど、昨日のロシアの応援なら掘る掘るをしのぐかもしれないわ。沢庵に変な爆盛り点つけたら、あの勢いでブーブー騒いでくれないかしら。

SP1位はリプニツカヤ
リプ~~~~!緊張すると怒った顔になるのが可愛いけど、演技はキレてました!
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ここには映ってないけど、ちゃっかりキスクラでモロゾフがはしゃいでましたね。

2位コストナー
これは良かった!あまりの美しさにPCSもリプ真央を超えてたわ。素晴らしかったわ。
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それより、また周囲ではあれこれと。
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「真央はやめない」っていうより、「真央はあきらめない」、ただそれだけよ、はっきりしてるのは。

橋本聖子団長が重大証言「五輪後も真央は辞めない」
東スポWeb 2月8日(土)17時4分

【ロシア・ソチ7日(日本時間8日)発】4年に一度の冬季スポーツの祭典、ソチ五輪が開幕した。今大会で最も注目を集めるのは、今季限りでの引退を示唆したフィギュアスケート女子の浅田真央(23=中京大)が悲願の金メダル獲得なるかだ。4月以降の予定を一切入れず「集大成」に全力を尽くすなか、日本選手団団長の橋本聖子氏(49)が重大証言。「真央は辞めない」というのだ。 「アスリートの感覚として真央は辞めないと思っています。今年が『集大成』と言っただけで、本人は『引退』とは口にしていませんよね?」
「真央は今やっと自分のスタイルというものができて、本当の楽しさを感じているように見えます。苦しみを乗り越えることが楽しくて、達成感を感じている状態ではないか。あくまで直感的なものですけど、そんな楽しいものを手放して真央が今季限りで引退することはないんじゃないかと思っています」



だからさ、そんなの、本人じゃなければわからないわよね。
ちょっと期待もしちゃうけど、それが、今回のメダルと関係あるような刷り込みならやめていただきたいのよ。

マスゴミは今こそ、今頃大好きな某国の選手が、どんな手を使ってくるのかしっかり取材すればいいのよ


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2014
02.08

団体戦男子SP

今頃、団体戦男子SPを見てますが。
プル様、さすがの皇帝演技、ジャンプ、思い切り決めてくれたわね。
彼がここで何としてもオリンピックに出なくてはと思ったのは、多分やっぱり、彼の中の何者かが、「フィギュアはスポーツだ」と叫んでやまないからじゃなかったんでしょうか。

プル様、アモディオも、タンゴ。

それぞれの情熱をタンゴに乗せてみせてくれたけれど、高橋選手のピアソラを思い出すと、やっぱり「比べることができないわ」と思うほどの差はあるわよね。
こんな男子のタンゴを見た挙句、今回も「ご存じ」のなんちゃって民謡タンゴで点数だけ盛られたらムカつき度は宇宙までぶっ飛ぶでしょうね。

ま、それは置いといて、羽生くん、成龍ペア、素晴らしかったわね。
ニュースにも「ペア大健闘」って書いてあったわ。当たり前のことが当たり前に書いてあるだけで、こんなに嬉しいなんて、なんなのかしらね。

私のケン・ソゴルは、ジャンプは良くコラえたし良かったわ。
でも、ジョニーの言う、「ユヅルの魅力は時々クレイジーになるところ」それがここんとこ見られないのがちょっと残念かな。
今の羽生くんは、「ゾーンに入っている」ってテレビで誰かが言ってたけど、そのゾーンへの入り方が、メンタルコントロールがうまいこといってるってことなのかしらね。

ジュニア時代の羽生くんを見た時、「日本人男子で金メダルを獲るのはこの子だ」と思ったわ。
先に世界選手権で金メダルに輝いたのは高橋選手だったけれど、きっと、羽生くんもやれる。
それもオリンピックで。
・・・だって、700年も未来から来たんだし・・・(まだ言う)

でも男子も、メダルの行方はまだまだわからないわね。
プル様参戦で、何倍も楽しみになって来たわ。
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2014
02.08

餅しょってGO!

Category: 浅田真央
 桃太郎?金太郎?孫悟空?

浅田真央「勝負メシ」モチ100個持参
東スポWeb2014年02月07日 09時00分
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こだわりの食材を持参した浅田真央餅しょって鬼退治に向かう浅田真央

【ロシア・ソチ発】
 日本代表選手には至れり尽くせりの環境のなか、浅田真央(23=中京大)はこだわりの食材を持参した。日本人のソウルフード「お餠」だ。
 真央は餠が大好物。選手村の部屋にはキッチンがあり自炊が可能、さらにオーブンが付いているという情報を聞くと「焼ける!」とひらめき、餠の持ち込みを決めた。真央と関係者が手分けし、角餠、丸餠の2種類を用意。関係者みんなで食べられるように、合計では100個近く(推定)になった。


もう、なんだか真央ちゃんがついに「ドラゴンボール探しの旅」でも出そうな、きび団子しょって鬼退治にでも行きそうな、頼もしい写真に笑ったわ
この写真、GJ 

団体SP出場の真央「初めてなので楽しみ」
読売新聞 2月8日(土)8時53分配信
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演技を終えた羽生(左)を笑顔で迎える、浅田(右)ら日本代表チーム(6日)=菊政哲也撮影
 フィギュアスケート団体の女子SPに出場が決まったエースの浅田真央は、「初めてなので、とても楽しみにしている」と、笑顔で目を輝かせた。
 金メダルを目指す個人種目の前にチーム戦を行うことについては、調整が難しくなるからなどと反対する声もあった。しかし、浅田は、「五輪という素晴らしい舞台で1回、多く滑ることができる」と前向きに受け止めた。チームメートからの声援が飛ぶ団体は、個人種目よりリラックスした雰囲気に包まれる。「最後の五輪」と覚悟して臨む今大会は、「バンクーバーより、少しでも楽しめたらいいな」との思いもある。


リラックスした良い表情。
試合もだけど、こういった仲間との一瞬一瞬が、浅田選手の笑顔になりますように

真央、メダル獲得へ集大成の演技見せる
DailySportsOnline 2014年2月8日
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団体女子SPに向け、調整する浅田真央(撮影・飯室逸平)
 「ソチ五輪・フィギュアスケート団体・女子SP」(8日、アイスベルク・パレス)
 ソチ冬季五輪は7日夜(日本時間8日未明)、ロシア南部ソチのフィシュト五輪スタジアムで開会式が行われ、17日間のスポーツの祭典が開幕する。8日に行われるフィギュアスケート団体の女子ショートプログラム(SP)、アイスダンスの出場選手が発表され、日本は女子SPに浅田真央(23)=中京大=の起用が決定した。男子とペアのSPを終えた時点で日本は4位。フリーに進む5位以内へ予断を許さない中、真央がいよいよ出陣する。
 調整は順調そのものだ。この日の練習でも、3回連続でほぼ完ぺきなトリプルアクセルを成功させるなど絶好調。指導する佐藤信夫コーチも「まだ晴れの日も雨の日もあるけど、晴れの日が多くなってる。異常気象かな?」と笑顔で冗談を交えながら「本当に状態はいい」と目を細めた。



こうして、浅田選手の記事で楽しい一方、「ご存じ沢庵」の記事が一向に見えない。
ただ今、「準備中」なのか、何の「準備」なのか、沢庵の味方、マスゴミの皆さんも、しれっとスルーしてるわね。
NBCのOlympicTalkをのぞいても、2月4日に提灯ライターに書かせた「ヨナはビヨンセやマドンナと同様の賞賛を集めファンファーレを響かせる」みたいな記事しかないし。
こちらねRyan Seacrest soaks in Yuna Kim’s star power
フィギュアスケーターをシンガーと比べてどうすんのよ?
ビヨンセにもマドンナにも、プライドがあるわよ。怒るんでないの?
でも、どれだけ同胞が仕込んだ記事を書かせても、相変わらずOP2連覇の根拠はどこにもなく、下げても下げても落ちることのないMao Asadaの名をここにも引っ張り出す。
逆に、「浅田も非常に有力とされてはいるが」と必ず挟み込まなくてはならない決まりなのかね。
これだけの情報を操作しながらも、沢庵がフィギュアの女王だと思っているフィギュアファンは一体どれほどいるのかしら。
一方で、全く輝きを失うことなく、一切のアンダーザテーブルもなしにここまでメディアに取り上げられる浅田選手はやっぱりすごいと思うわ。
みんな、わかってやってんのね、もう。

このままこの団体戦のように、沢庵の出ないフィギュアの競技が、ずっと続くといいのにな。

本当のガチンコ勝負なら、ワクワクドキドキ、するのにな。




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2014
02.07

私のケンソゴル2

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2014
02.07

ラベンダーとこうもり

Category: 浅田真央
夕べ、テレ朝ch2の「フィギペディア2010#1」を見て眠ってしまった。

これ、「浅田選手VSキムヨナ 激闘の歴史」と銘打って、GPFでの二人の戦いを2006年から2008年まで綴るっていう巻なんだけど、私とて、肥えているのは身体ばかりじゃなく、目だって少しは肥えたのかもしれないわ。
年ごとに開いていく二人の技術の差はこれ見りゃ歴然。

おかしかったのは点数が実力と反比例していく様よね。

今のやり方(GOE加点とPCS演技構成点の爆盛り)が始まった頃の浅田選手のキスクラでの表情。
切ないわ。

特に2007年GPFショートの浅田選手の「ラベンダー」と同じ試合での沢庵製「こうもり」。

「ラベンダー」はバイオリンの音が美しくも緊張感の絶頂で終わる何とも難しい曲。
タラソワ先生が初めて浅田選手に振付けた曲がこの「ラベンダー」だったわ。
何しろ現在の浅田選手に通じる彼女にしかできないあんなステップこんなツイズル、あのスピン、スパイラル。
豪華でひたすらゴージャスな振り付け。
ハンガリー民謡チャルダッシュと同様、私たち日本人の血の中に、あのようなリズム感は入っていない気がするわ。
それですらしっかり音をとって踊りこなすあの才能。

それに対して「こうもり」は華やかなオペレッタ。
曲の軽やかさ、きらびやかさに比べて、現在と何ら変わることのない中身の演技。
オペレッタである必要もなく、なんというか、この時も今も、彼女の表現は「音楽」とは関係なく、「沢庵流」。
アジア人としてはあれで素晴らしいと思うけれど、世界中のどんな楽曲も滑りこなすとなると、ジゼルでその実力は驚くほどはっきりしたわよね。

音を正確にとる耳の良さとは別に、やっぱりつくづく思うのは、技術的に高いレベルにない選手に、高い表現力がついてくるはずはないのよね。
旋律に乗るその細かい感覚を正確にステップに、スピンに、ジャンプにさえ刻んでゆくのに、毎度同じことしていてそんなことができるわけもなく。

曲によって違う表現をするためには、違う種類の技術が必要でしょ。あの手この手で繰り出される音を身体で見せたいなら、あの手この手の身体の動きで見せていくしかないんだから。
その身体を動かす技術のバリエーションがしょぼい人に、「表現」のバリエがあるわきゃない。
沢庵にそれがあるとするなら、「セックスアピール」しかなかったってことなのかしら。
表現したいものがたとえ「音楽のストーリー」であったとしてもそれは同じことでしょ。

この二人の演技を両方、ご覧あそばせ。
浅田選手がいかに日本人を、アジア人を超えて存在しているか。
浅田選手は、いわゆる欧米人が思う「アジア的」なステレオタイプとは明らかに違っているわ。
沢庵が欧米ウケする一つの理由は、彼女のオリエンタルな魅力が、まさに彼らが思う「アジア女性」のセクシーさにピッタリあてはまったからじゃないかと私は思っているのだけれど。
ま、それも茶番までの話で、過去のことですが。

浅田選手「ラベンダー」


沢庵「こうもり」

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2014
02.02

月の光

Category: 浅田真央
静かな静かな旋律に、浅田選手の演技が始まると、会場のライトは煌々と明るいのにもかかわらず、青い光に照らされた海のような湖のような情景に浅田選手が舞っている。

気が付けば夢から覚めたようにショートプログラムが終わっていた。

「ノクターン」も好きだけれども、この「月の光」はもっと好きかもしれない。

彼女の表現のひとつは、「音と一つになる」こと。
そしてこの「月の光」では、彼女自身が青い光になって、世界を照らすかのようだった。

「月の光」と「仮面舞踏会」は浅田選手の個性の表裏を決定づけたと思うわ。


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2014
02.02

仮面舞踏会FS

Category: 浅田真央
2008-2009年。
あのsawakichiさま曰く、「ロストワールド」。
そして「パンドラの箱が開いてしまった」シーズン。

浅田選手にとって、タラソワコーチを迎えたことは大きかったと思うわ。
彼女の戦いは、オフアイスで、より熾烈になっていった。
色んな意味で、強くなる必要があった。

あの「ミス・サイゴン」が、「死の舞踏」でのひと睨み、強烈な自己主張で鎌首をもたげはじめたシーズンよ。
負の魅力というものがあるならば、キムヨナの魅力はまさにそのような暗い情熱。
私はフィギュアの技術的なことに関しては何一つわからない。
だからこそ書けるけれど、このシーズンのキムヨナは蛇が鎌首をもたげるように、見ている者が身動きが取れない魅力を放っていたわ。
そこに惹かれた人たちもいたと思うのよ。
今見ると、どこが良かったのかわからない。だけど確かにあのシーズン、あの時見た彼女には、ある種の凄味が見えた。

ところが、それは本物の黒さだった。

このシーズン、タチアナ・タラソワは浅田選手に「仮面舞踏会」の狂気のステップを授ける。
あの精神的にも辛いシーズンに、一体どのような練習を積み、あの3Aから始まる怒涛のようなプログラムを作り上げたのか。

いつもはあっという間に夢のように終わってしまう浅田選手のプログラムなのに、この仮面だけは違うわ。
演技内容の濃さに、ただただ圧倒され、その挙句にあのステップに入るのよ。
ダークチョコにブラックチェリーが入っているかのような濃密さ。
タラソワコーチに、「死ぬ気でやりなさい」とまで言われたプログラム。
ワルツの3拍子を他の選手が演じた時と、どれほどの違いがあるものか、比べると驚くわ。
そしてあの、3Aをフリーに2回入れるという、バンクーバーを意識したジャンプ構成。

シーズン2戦目、NHK杯のフリーを見た時の興奮は忘れられないわ。

あの時、浅田選手は初めてフリーで2度のトリプルアクセルに挑戦し、2度目が回転不足判定になったけれど、会場の興奮はお茶の間観戦者のこちらにも伝わったわ。

次のGPFではこのフリー2つの3Aが、2つとも認定。
完全アウェーの韓国でのGPFで成し遂げた、女子フィギュア史上初めての快挙だった。
某国が開催地の、国を挙げてのGPFで浅田選手が勝ってしまった。

多分、最後のパンドラの箱が開いたのはこの瞬間、だったのかもしれないわ。
キムヨナによる日本人選手への妨害なすりつけ事件、マスゴミの過熱報道、キム上げ、真央落とし。
このあたりは、他のブロガーさん方がたくさん詳しい経緯を挙げてくださってるわね。
このシーズンの世界選手権は、何が起きたのかわからなかったわ。
あらゆるメディアを使った心理攻撃と恣意的採点。

あのロスワールドだけは、しっかり見届けたはずなのに、あまりのことに、記憶もぶっ飛んでいる。

それでも、あのシーズン、3Aのコンビネーションの、2つめはタノまでつけてみせた浅田選手。
それまで見たこともないスキルの宝庫だった、「仮面舞踏会」の興奮はいつまでも冷めない。

フィニッシュで転んだ笑顔が忘れられないNHK杯の映像で。
動画主さま、お借りいたします。


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2014
02.02

幻想即興曲

Category: 浅田真央
フレデリック・ショパン  「幻想即興曲」を浅田選手が演じたのが2007-2008年シーズン。

このシーズンの4大陸直前、ラファエル・アルトゥニアンから突然の「責任を持てない」という電話で、浅田選手はコーチを失うのよ。

youtubeでフジTVの日本語版と、その他の外国語バージョンで見比べてみてご覧ください。
この時すでにフジでは音声を操作され、スウェーデンのヨーテボリでの熱狂的な声援が後半に行くにしたがって小さくなってるわ。

なぜかこのシーズンから第一線の選手が4大陸に派遣されることになったために、浅田選手は四大陸選手権にも出場し、初優勝。
大切な試合の前に、消耗するような他の試合をスケ連が入れ込んでくる、その辺で言えば、今度のソチでの団体戦となんだか似た状況かもしれないわ。


そして迎えた世界選手権のあの中継の雰囲気は、とても緊張していたのよ。
TV観戦よ、たかだか。
だけど、TVで見ていても、ピリピリとした緊張感。

たった2シーズン前のGPFでの楽しげな浅田選手はもうそこにはいなかったわ。

私もTVの前で、浅田選手のあの転倒を見た時にはゾッとしたわ。
身体をどこか痛めはしなかったか、そればかり心配したけれど、演技が終わる頃にはTVの前で拍手喝采よ。

このスウェーデンでの浅田選手の試合が、私が初めてスポーツを見ていて怒りを感じ、涙を流した試合だったわ。

このあたりの舞台裏は、宇都宮直子さんの「浅田真央 17歳」あたりに浅田選手のあの時、が描かれていたと思うけど。

現在はアシュリー・ワグナーのコーチであるアルトゥニアンさんのインタビューは読んだけれど、私はあの世界選手権で、コーチのいないキスクラに戻って行く浅田選手の姿を忘れないわ。
彼女の本質は、強さよ。
私は楽しい、とばかり思っていたフィギュアスケートを見ながら、はじめて泣いたのよ。


浅田選手のこの時の演技は、それこそ神掛かっていた。
最初の転倒を最後には忘れてしまっていたほどの息を飲むようなフリー。

この「幻想即興曲」は、ショートの「ラベンダー」の美しさとは違って、最初から最後まで緊張感が貫いたフリーだった。
どちらかと言えば、思い出すのがつらい曲。
でも前年のチャルダッシュと同様、難しい旋律に合わせて細かくステップを踏み続けたわ。
あの音取りの能力はなんだろうと思ったわ。
それでいて曲に流されず、基本に忠実なポジションは、端正。
とっくの昔に「ミス・サイゴン」とは完全に違う個性と方向性だったと思うわ。

私は不運にも、あの悪名高い安藤キャスターの底意地の悪いドヤ顔と、あの転倒巨大パネルと共にカメラの前に座らせらた浅田選手のニュースも、リアルタイムで見てしまっている。
最初は何ふざけてんのか、って思ったわ。
浅田選手の様子は、いつもの通り、何を言わされても、聞かれても、礼儀正しかった。
でも、困ったような様子で受け答えをしてたのは覚えている。
あたりまえだよね。

本来ならば世界女王となった日本のティーンエージャーとして歓迎されるはずの番組で、彼女が見たのは底意地の悪い大人たちだったのよ。
でも私のように、能天気に「真央ちゃん優勝したんだもん。テレビ局だって悪気じゃないよね。」って思い直した人もいたかもしれない。
「まさか、こんな素晴らしい選手を、悪いように報道しようなんて思ってないよね。だって、仮にもこれはニュース番組だし」って。
あのころはワイドショーと報道は、まだ一線違ってるという意識が残ってたわ。

「とくダネ」もひどかったけど、あれは所詮ワイドショーでしょ、って思ってた。

・・・それが、違ってたのね。
メディアはみな、一枚岩だったわ。

あのスウェーデンでの演技は神演技。
どんな報道をされたとしても、それだけは変わらないわ。

この北欧の会場に沸き起こった、本物の声援を聞いてみてくださいまし。



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2014
02.01

チャルダッシュ

Category: 浅田真央
これは全く個人的な思い出話よ。

私が浅田選手を初めてテレビで見たのは、彼女がまだジュニアで、可愛いあどけない少女で、お姉さんの舞ちゃんの方がスケートしながらモデルにも挑戦、っていう、どちらかといえば舞ちゃん中心の取り上げられ方をしてた頃よね。

2005-2006シーズン、初めて出場したGPS、そしてGPFで優勝しちゃう快挙の年。
みどり様の解説にこちらまで興奮しながら「くるみ割り人形」のガッツポーズに嬉しくて仕方なかったわ。
この少女は、幸せな人生を歩むんだろうな、と、あの時はそうとしか思えなかったわ。

ところが、翌シーズン。

アメリカに渡った浅田選手にはお姉さんの舞ちゃんも付き添って、2人での渡米だった。

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慣れなかったのはアメリカの環境、はともかく、まず「チャルダッシュ」だった。
あのシーズンのフリーの「チャルダッシュ」は私はとても好きな演技だったけれど、3Aの前にステップを入れる必要があったのか、今でも疑問に思っていると、浅田選手は語っている。
あの時のコーチが、先日、話題になってたラファエル・アルトゥニアン。

チャルダッシュシーズンの世界選手権が行われたのは日本、安藤選手に次ぐ2位だったけれど、演技はそれはそれは素晴らしかった。
それまでの天真爛漫さと生まれ持った才能だけではない、彼女の根気強さが垣間見えたシーズンだった。
私は彼女がアメリカに渡った前後から、スポーツ選手が世界で戦う厳しさを感じるようになってたわ。
目に見えない何かが、彼女の周りで変わり始めたはじまりが、この頃だったのかもしれないと思ってるわ。

チャルダッシュという曲は、金管楽器では超絶技巧の曲、木管楽器でも難易度が高い曲として知られているそうよ。
当然、その旋律に完璧に合わせて演ずる難しさと、3Aの前に入れるステップとの困難さに浅田選手は苦しんだと思うわ。

でも、それゆえにこの浅田選手の「チャルダッシュ」は、同シーズンの「ノクターン」とはまた違った異彩を放ち、今も忘れがたい演目になっていると思うのよ。

本当に、この高さも幅も十分なジャンプ、このポジションでのスピン、そして優しげな曲調と一体になったあの伸びやかなスパイラルの美しさ。
どの一瞬を切り取っても彼女の良さが損なわれることがない完璧な演目。

解説のベタ褒めっぷり、(この頃はまだこんな風だったのよ)と一緒に、ぜひご覧くださいまし。




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2014
02.01

教えて!ザイチカちゃん!その2

さて、「フィギュアスケートの採点がわかりません」という「フィギスケわからんちんザイチカ」のみなさま、今日も「ザイさんとチカちゃん」コンビにおいで頂いて、教えていただきましょう。

「ぶくぶく」ブログ様からこんな辺境の地まで来ていただいて、ありがとうございます
んまっ!写真もたくさん用意してくださって、ザイさん、デキる熊なのね!

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昨日教わった「エッジ」のお話ね。
ザイさんの話では、スケート靴の斜めに削ってあるブレードの傾きに乗ってスーッて滑るから、自然と足元もエッジの傾きと同じく斜めに傾くわけよね。
スケーティングスキルの高い選手のスケート靴がまっすぐに立ってるわきゃない、そんなはずは、はずは・・・・
あれ?・・・世界一の銀がテンを誇る某国の選手。
あれ?・・・この写真、「立ってますよね、自分で」???

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ザ、ザイさん、落ち着いて!
ところでチカちゃん、バケツ、どっから持って来たの?


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おおお、よく女子選手の衣装のスカートがヒラヒラっとしてキュートなあれ、あれがバッククロスしてる時だったりするのかしら?
某国沢庵選手がいつもやってらっしゃるあれもそうよね。でもながーい腕はヒラヒラでも足はガシガシですわよね。
ごめんなさいね、無知なもんで、そんなことしかわかんない

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クロスオーバーで進んでる間にターンやステップを入れるって、難しそうだわ!
欽ちゃん走りしながら回ったりステップしたら、地上でも転んじゃうでしょっ?
簡単にやるなら繋ぎだけ先にやって、あとはひたすら漕いで漕いでスピードを上げたいわよね。
えっ?ってことは・・・?

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なああるほど、ザイさん、沢庵選手が本来ならスケーティングスキルで9点台が出せる選手なのか?ってところをうまく説明してくださってるわね。
「スピードがある」選手は良い選手。ただし「そのスピードとはエッジに乗って加速したスピードであって、漕いで漕いで出すスピードとは本来別もの」ってことよね。

だけど、数々の映像を見れば、銀がテン女王はエッジワークで加速ができないうえ、本当にスピードがあるかといえばそれもそうではない。
そんじゃどうしてあんな点数が出ちゃうのか、あらら、ますます不思議よね。

魔法使いが「GOEとPCS」っていう「魔法」をかけた上、他では決して評価されないはずの「漕いで漕いで出すスピード」に「スケーティングスキルが最高!」って9点台が出ちゃう。
?ーーーー
なぜにどーしてこの選手のみ、そんなことが許されるのかは謎だけど、そんなこんなの謎魔法であんな点数になっちゃうっていうのはよーくわかったわ。

ザイチカちゃん、ありがとう

ザイさん、次は「バレエ要素」についての解説らしいけど、なんだかとっても楽しみだわっ!
またいらしてね!
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