現在の閲覧者数: カテゴリー "本" の記事 - 老嬢の鼻眼鏡

カテゴリー "本" の記事

路面電車の休日

『袋小路の休日』小林信彦の連作短編集。乾いた、と評されるクールな文体で東京の人、街の変貌をスケッチしたかのように描く。文字で残さなければ、という小林の意識がそこここに感じられる。私小説に限りなく近い文学。彼以外に誰がこの高度成長期の東京と、そこに生きる人々をこんな風に描けただろう。彼の物事の捉え方、笑いのセンス、透徹する目。全てが教科書だった。芥川賞、直木賞に5度もノミネートされながら受賞を逃した...

  • 2017.06.14

カエルの君

『青木雨彦』紫陽花の頃、雨といえば思い出すのが、コラムニストだった青木雨彦のことである。最初に出会ったのが、高校生の時、この『夜間飛行』だったと思う。私が只一度、著者のサイン会の行列に並び、サインを貰った人である。おじさんおばさんの列に1人混じった19か20歳の私は、場違いな雰囲気に恥ずかしくて堪らず、終始俯いていた。青木氏の顔は、見ることもできなかった。ミステリを語りながら男女のなさぬ仲をいつの間に...

  • 2017.06.13

出会いのタイミング

『あしながおじさん』を数十年ぶりに読んだ。言わずと知れたウェブスターの名作。アステアの映画は借りてきたのに見ることができなかった。原作もアステアも好き過ぎて、どちらのイメージも壊したくなかった。大人になって読み直すと、以前は気づかなかったことに気がつくものだ。ジューディーが『普通の女子学生』の中に入る時の第1のハードルは、皆が成長過程で当然知っているはずの一般常識的事柄がすっかり抜け落ちていたこと...

  • 2017.06.06

Chitty Chitty Bang Bang

『わたしの絵本、わたしの人生』ジョン・バーニンガム/著高かったが、どうしても買わずにはいられなかった。この素晴らしい挿絵は、007シリーズで有名なイアン・フレミングが書いた、あの『チキチキバンバン』のためにバーニンガムが描いたものだ。バーニンガムの挿絵に、フレミングは殆ど注文を付けなかったそうである。この本の挿絵がバーニンガム、映画の脚本はあのロアルド・ダール! 『チキチキバンバン』は私が本当に小さな...

  • 2017.05.13

「たつのこたろう」も少年だった

「赤神と黒神」は2人の男性に慕われるモテ女子の話だった。➡「赤神と黒神」今回、松谷みよ子の名作『たつのこたろう』=少年ジャンプ説を私は唱えたい。私が読んでいるのは絵本なので、元の話はかなり端折られていると見た。にしても、パロディーにしたらワンピースっぽくなった、というより、話そのものがアクションシーン満載のマンガなのだ(と、私には読めてしまったので松谷さんの偉大な本を尊敬こそすれ揶揄する気持ちはみじ...

  • 2017.05.09

アンでダイアナで

CMでもよく見る眼鏡型ルーペで続けざまに本ばかり読んでいたら、目・肩・腰、全身に痛みが・・・。そうだった。私はハドソン夫人。老眼鏡どころか、ルーペで目の疲れを癒さなければならないほどキテいたのだ。最近読んだのは重松清 『きみの友だち』これは構成が・・・。良い話だが読み辛かった。この書き方を敢えて押し通してもそうしたかった理由があったのだろうとしか、思いようがない。ただ、最後まで読み通して、本当に良か...

  • 2017.05.04

活字中毒の業

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  • 2017.04.26

はなのすきなうし

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  • 2017.04.21

誰にも見えない

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  • 2017.04.20

牛飼いになるには

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  • 2017.03.25

沈黙の中の饒舌

以下の日記は本の内容に踏み込んでいます。キリスト教に関しては知らないことも多いので。単に「沈黙」を読んだ感想を書いた日記ですのであしからず。...

  • 2017.03.11

アマリリスが残すもの

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  • 2017.03.05

Dilly Dilly

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  • 2017.02.19

マオリ族の昔話(追記あり)

3月公開のディズニー映画「モアナと伝説の海」の元になったというニュージーランドのマオリ族に伝わる物語の絵本を読ませてもらった。「Maui and Other Maori Legends: 8 Classic Tales of Aotearoa」PETER  GOSSAGE /著映画では風と海の守り神となっている「マウイ」が主人公。最後の方はマウイは出てこないが、自然豊かな伝説が美しい絵と共に描かれる。何しろ絵が素晴らしく大胆でアート。太陽から放射される光を「マウイの綱...

  • 2017.02.08

全員探偵団でチェロも弾く

パソコンを開く余裕のなかった間も、寝しなの本は開いていた。1度に何冊も読むのは好きではない。でも致し方ないこともある。「読書日記」や「記録」を付けている方々は偉いと思う。読書系のWebサービスやSNSもわんさかある。使いこなせれば本当に便利だ。私にはそういうことができない。「きちんと」記録を残すということができない。なので日記に時々忘れないための記録を残すのみ。最近読んでしまったり、読んでいる途中だっ...

  • 2017.01.27

レッツゴー ROAD TO THE DEEP NORTH

『ちはやふる奥の細道 (新潮文庫) 』小林信彦/著W.C.フラナガンという、日本文化研究における第一人者と自称する架空のアメリカ人が書いた“芭蕉と日本”を、あの小林信彦が翻訳した、という設定の元で書かれた、小林信彦による著書。なんだか回りくどくて面倒くさいのだが、実際の著者は小林信彦ということだ。私がこの本と再び出会ったのは、PTAの会議場になった、ゴリオ(仮名)の学校の図書室だった。なんと、「俳句・短歌・和歌...

  • 2017.01.07

ライムライトの君の名は億単位の価値がある

「自分と戦うからだよ。諦めてはいけない。幸福のための戦いは美しい。幸福は実在しているよ。」映画「ライムライト」より私も道化師となって、真央ちゃんにこう言ってあげたい。...

  • 2016.12.27

「絵と言葉で語る」―アリスの同類

本当は全日本の後にゆっくり書くはずだったが、今夜の試合を思うと落ち着いていられないので、先に書いてしまおう。但し、私の中で不消化、不勉強なままなので、この記事は随時更新となっていくかもしれない。今年読んだ中で、一番面白かった本。この本一冊の価値は、諸々の本をもっと読みこまなくては私などには理解できないだろう。豚に真珠と言いたくなるほど、私には珠玉の本だった。鳥獣戯画などの絵巻物を、「十二世紀のアニ...

  • 2016.12.24

二番目の悪者

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  • 2016.11.24

イノセンスとナンセンスの間(10/28)追記

「絵本ジョン・レノンセンス 」ジョン・レノン (著), 片岡義男 (翻訳), 加藤直 (翻訳)Amazon内容紹介より奔放自在なことばあそび。つぎつぎに生み出した詩、散文、ショート・ショート。余白せましとちりばめられた自筆イラスト――。ビートルズの天才詩人ジョン・レノンが、その底知れぬ笑いの世界をこの一冊にこめて贈る、ナンセンス絵本決定版。出版社からのコメント新版の初版には、片岡義男さんの特別エッセイを付録。ええと、以...

  • 2016.10.14

フェアウェルパーティー

連休は特に約束もなかったので本を読んでいる。ゴリオ(仮名)に3連休などあるわけもなく、弁当持参で通常通りの生活を送っているため、私にとっても連休なんていう実感はないのだ。先日から続く「青春小説」の流れで「いちご同盟」以前の「青春」を読んでみようかと思ったが手に取った立原正秋の「恋人たち」(ドラマになった後、夢中で読んだ)、あれは大人の話だった。そこで、出版されたばかりの本を読むことにした。読んでい...

  • 2016.10.09

「キミスイ」

「キミスイ」と、呼ぶらしい。「君の膵臓をたべたい」のことだ。ゴリオ(仮名)のセンパイに本好きオタクがいるので、彼が遊びに来ると、私もおススメの本を貸してもらえる。ゴリオにだけしか見せない怪しげな本もある。それも貸してよ、と言うと「お母さん、これは勘弁してくださいよお~~( ;∀;)」と心底困った顔をされるが、「いやいや、別におかしな下心はないのよ~~~」と気持ちの悪い会話が今や小芝居と化している。彼の薦...

  • 2016.10.06

ゴリラの生態

我が家にもゴリラがいるのですが、彼はどうにか私が産んだ子なので、一応「ヒト科」に属しているようです。では、一般的なゴリラとはどのような生き物なのでしょう?ふとそう思ったのは、キングコングの映画の最後のあたりをチラ見したせいだと思います。ジェシカ・ラングの1976年版ですね。うら若き美しい女性を命をかけて守り、散って行った大きなゴリラ・・・。んなわけないだろ!巨大なゴリラを何故美化する?意味わからん、と...

  • 2016.09.24

王妃の冠

柚木麻子/著 『王妃の帰還』Amazon 内容紹介より"『ランチのアッコちゃん』の次はコレ!いま最も注目を集める著者が贈る、パワー全開! 永遠のガールズ小説!!王冠を手にするのは誰?教室は少女達の戦場!私立女子校・聖鏡女学園中等部二年の範子は雑誌の編集長として勤める母と二人で暮らしながら、チヨジ、スーさん、リンダさんという気の合う仲間たちと、地味ながらも楽しく平和な学園生活を送っていた。ところが、クラスであ...

  • 2016.09.19

君は時計塔に登ったか?

若い頃はジェットコースターも平気でしたが、最近は高いところも苦手です。ましてや時計塔になぞ登れやしません。「登る」というだけでもドキドキします。そんな私も、これには「登って」しまいました。なぜなら、これがあの宮崎駿ルパン映画「カリオストロの城」のモチーフになっているそうだからなのでございます。うーん、「カリオストロ」とは全然中身が違いますので、何とも言えないところですが、ここはぜひ、「幽霊塔」とし...

  • 2016.09.15

コーナー本

『Olympic Winter Games, Sapporo 1972 氷雪賛歌』 朝日新聞社/編図書館に行くと、夏も冬も取り混ぜたオリンピックの本のコーナーが作ってあった。私の目を引いたのは、真っ白な表紙に、黒文字の表題と、一目でフィギュアスケートの女子選手であるとわかる黒いシルエットのみの非常にシンプルなハード本だった。札幌冬期オリンピックの記録写真集である。巻末の入賞者一覧も非常に簡潔。この時の各国メダル獲得数は、この本によ...

  • 2016.08.12

ある意味紹介本より面白い

「第2図書係補佐」又吉直樹/著コラム的な短文が好きだ。コラムやエッセイで慣れ親しんだ作家は、大抵独自の「くすぐり」と笑いのツボを持っていて、そのくすぐられる感じが心地よく、気分転換にはもってこいだ。又吉のコラムも同じく、その語り口がもう「くすぐり」に満ちている。言葉の使い方そのものが、すでにくすぐっている。「第2図書係補佐」は、開いてすぐの「はじめに」から涙腺にきた。誰でもそう感じるとは決して思わ...

  • 2016.08.04

静かなパッション

齋藤孝のガツンと一発シリーズ第12巻「最終指令 ミッション!パッション!ハイテンション!」面白いので読んでいたら、小学生向けの本だった。鑑真や「スパイ大作戦」、伝統芸能、マイケルジョーダンや野球選手の逸話を盛り込みながら、気さくな語り口調でぐいぐい読ませる。別に説教くさいわけではないが、この本を読んだからといって、人はすぐにミッションを感じるわけでもパッションがわいてくるわけでもハイテンションになる...

  • 2016.08.03

東京ガールズエレクション

東京ガールズ選挙(エレクション)~こじらせ系女子高生が生徒会長を目指したら長嶺超輝/著アマゾンレビューではけちょんけちょんに言われている。出来の悪いラノベではある。がしかし、青少年なら面白く政治の話を自分たちに置き換えて読めるのではないだろうか。少しネタバレ校庭に立つ樹齢300年のイチョウの木を自分の根城として一人「ぼっち」をこじらせている女子高生「イチョやま」。彼女の元にある日現れた徳川家基の霊。若...

  • 2016.08.03

ランチタイムポピンズ

『ランチのアッコちゃん』『3時のアッコちゃん』柚木麻子/著「アッコちゃん」は大人にとってのメリーポピンズだ。次はどんな魔法を見せてくれるのだろうとワクワクしながらページをめくった。私にも1時間の昼休みが保証されているはずだが。そんなもん普段から無いに等しく、これからしばらくはその無いに等しいものすら「無い」状況に陥っている。仕事しながら毎日ゴリオの弁当ついでに作るおにぎりか、何でも挟み込んだサンド...

  • 2016.07.22

オレンジの太陽

『さようなら、オレンジ』岩城けい/著 第二十九回太宰治賞受賞作品。アマゾンのレビューはそれぞれだったが、私には共感するものがあった。最後で書き手の正体がわかるまで、その事情がわかるまでは、何度も翻訳ものじゃないのかと、表紙や奥付で確認した。作者は意識していたのだと思うが、これは英語で思考するものが日本語で書いた物語だ。言葉と文化、人種の違いが複雑に重なり合い、徹底的に重なるところのない部分もあり、...

  • 2016.07.22

数行の行間

和田誠さんが好きだから、和田さんの手になる表紙の本を買ってしまうのか、それとも好きな本に限って和田さんが表紙を描いているのか?相当な数の表紙を描いてこられた方なので、どこかで和田誠の装丁や表紙、挿絵に出会うことは当然と言えば当然なのだろう。「ほんの数行」 和田誠/著 七つ森書館「週刊金曜日」に連載された和田誠さんの「名言に類するものを紹介するのが目的」(あとがきより)というコラム集である。和田さん...

  • 2016.07.09

前を向いて生きること

夜7時のニュースを見ながら、本書の主人公の美甘さんはどのようなお気持ちだったろうと、ふと、思った。「8時15分」。私は以下のサブタイトルは個人的には不要だと思っている。作者である美甘章子 さんは広島の被爆二世。本書以外にも、このような本を上梓されている、心理学者だ。『「ゾーン」はここだ!―スポーツ&人生で最高レベルのパフォーマンスをゲットする10のレッスン 』Amzon 作者紹介より美甘/章子心理学博士。広島大学...

  • 2016.05.27

本棚に知性

Booklog(ブクログ)と呼ばれるweb上の本棚サービスをご利用の方もいらっしゃることと思う。私はイマイチ上手く使いこなせず、色々な方のレビューを読んで楽しませて頂いている。web上とはいえ、本棚を自分流にカスタマイズしたり、レビューを書いて公開したりと、みなさんマメなことこの上なしで、素晴らしいのだ。レビューは本を借りたり買ったりする時にはとても参考になる。と、ボカロ本とラノベと昔から捨てられないクレしん漫...

  • 2016.05.20

褒められたい人に褒められる

「褒められたい人に、褒められたいところを、褒められると、嬉しい。」これですね、伊集院光さんのラジオ。今、「小林信彦」でググると、「伊集院光」がセットでヒットするんです。私が聴いたのはこちらリンクしてます➡「伊集院光 深夜の馬鹿力  2010年11月15日放送分より」ですので、ずいぶん前の話です。もうちょっとアクが出てくれば一時期の巨泉さんに似たタイトルコール。やっと買い戻した小林信彦の「神野推理氏の華麗な...

  • 2016.05.12

猫語の教科書

連休とはいえ、ゴリオ(仮名)には休みがない。当然のごとく家事にも休みはない。朝飯、洗濯、買い物、おやつおやつおやつ買い物、夕飯、洗濯、夕飯後のラーメン、ゆで卵ゆで卵、トリの胸肉、弁当。完全夜型の私は朝が全く使い物にならないので、できる準備はほとんど夜中のうちに終わらせて寝る。夜中過ぎてから卵を茹で野菜を切り、肉を焼くのは日常茶飯事だ。最近諦めがついた私は、すっかりインスタント味噌汁に頼っているが同...

  • 2016.04.30

Whadayamean

「WHADAYAMEAN」ジョン・バーニンガム/著 「南紀熊野体験博」wikiはこちら「南紀熊野体験博」のためにバーニンガムが書き下ろしたと言われるが、日本語訳をまだ読んでいないのでそのあたりの詳細は知らない。英語版のはじめには、「世界を変えたかった母と父へ」と書かれている。ジョン・バーニンガムは「くものこどもたち」(Cloudland)、「いつもちこくのおとこのこ」など、ほかにも多くの素晴らしい本を出しているが、谷川俊...

  • 2016.04.21

ぼくはうちゅうじん

「ぼくはうちゅうじん」中川ひろたか/著  はたこうしろう/イラスト  アリス館地球も宇宙から見ればひとつの星。君も、私も、宇宙から見れば宇宙人。なんでもない発想の転換に、あ、と思わされる。この絵本の良いところは、「うちゅうじん」でいる自分に前向きな子どもの姿。イラストの星々が美しく、本当に夜空を眺め、明け方を迎えている気がする。おとうさんのダジャレはこの際いらなかったかな。言葉を減らした方が良かった...

  • 2016.04.18

考える人(ちょっと追記)

めったに地上波テレビは見なくなったが、時々家族が見ていたつけっ放しのテレビ番組を見ることがある。以前「しくじり先生」の舞さんの時も見ていたが、先日の「しくじり先生」、元プロボクサーの亀田(さんを付けた方がいいのだろうか?)の回も良かった。関根さんは何でも知っているのでなくてはならない「生徒」だと思うが、若林がなぜか立ち上がって何か言うのを、私は注目している。芸人。「若林正恭」。テレビのリアクション...

  • 2016.03.16

「三四郎」

1991年版、集英社文庫の、夏目漱石「三四郎」。この文庫の表紙を飾っているのは漫画家の吉野 朔実さん。彼女の漫画が好きだったのですぐにわかった。美禰子と思しき女性が日傘を手に佇んでいる姿を、袴に下駄ばきの三四郎が後ろからちょっと間抜けな感じで眺めている。何故今頃「三四郎」かというと、某所で、エミリー・ディキンソンの「頭の中は空よりひろい」と同じような言葉が、漱石の「三四郎」のセリフにもあるという文章に...

  • 2016.02.15

一冊~にさつ~

この1週間、仕事に追われていた。PCを開くと疲れてくるので、夜は本を読んでいた。面白かったのは山ン本 眞樹 「怪の壺 復刻版: あやしい古典文学」 とにかく一つの話が短い。短いが、とびきり怖いし不気味。みな参考文献や資料が残されている話の書き起こしである。こりゃドッペルゲンガーじゃん、という話や、え?もしかして地球外生命体?円盤?宇宙人?とか。海の生き物と人間の交じわる話とか。日本人が大自然と「夜」「闇...

  • 2016.02.06

空より広い

エミリー・ディキンソンについては「なぞの女性」や「The Brain-is wider than the Sky-」で書いたが、一番好きな詩のきちんとした翻訳をなかなか探し出せなかった。ところが、ひょんなところから発見。「ぼくには数字が風景に見える」の著者、ダニエル・タメットの著作「天才が語る」の冒頭に古屋美登里氏の手による「The Brain-is wider than the Sky-」の訳が載っていた。ネット上には上手に翻訳されたブロガー様の訳は載ってい...

  • 2016.01.24

ゆうき

スウェーデンの作家、レイフ・クリスチャンソンの岩崎書店「あなたへ」シリーズをご存知の方もいらっしゃると思う。私が今手にしているのは10巻の「ゆうき」だ。レイフ・クリスチャンソン著 「ゆうき」 岩崎書店 1997年より「円盤投げ夢の100メートルに挑戦する気にもならない人そんな人は失敗しない」「正義も自由も平和もはじめからあきらめている人そんな人は失敗しない」「ゆうき」がタイトルなのに勇気とはこんなもの、と...

  • 2016.01.04

こびとのくつや

こちらのサイトに「今月の絵本 - いもとようこ」←リンクしています絵本作家の「いもとようこ」さんの『こびとのくつや』が載っているのですが。全文読めるようになっていて、最後のいもとさんの言葉に、胸が詰まりました。転載禁止のため、載せられませんが、最後に「こまったとき、たすけてくれる だれかが あらわれるのですね」とあります。夕方、JOに一緒に行ったSちゃんのlineに、こんな言葉が書いてありました。「真央ち...

  • 2015.12.15

書く勇気 (やっぱり追記あり)

皆さま、もうすでに読んでおられる方も多いことと思います。勿論、「WiLL 1月号」のことでございます。前回同様、巻頭記事から全部読みましたので、今の私にとっては結構な分量でした。面白い記事が多くて、うっかり読み飛ばせないので。昨年の「WiLL6月号」の巻頭には「ヴィヴィアン・リー」。この時も夢中になって読みました。今回は「ジーナ・ロロブリジーダ」。大昔、彼女とジェラール・フィリップが共演した、「花咲...

  • 2015.12.01

エルトゥールル号

今年の夏、ふと手に取った絵本がこれだった。 エルトゥールル号の遭難 トルコと日本を結ぶ心の物語寮美千子/文 磯良一/絵  小学館トルコが親日国だということは有名な話だが、こんな事件があったことは、知らなかった。素晴らしい絵本で、実際に起こった海難事故を伝えているのだが、子供向けとは思えない読み応えがあった。こちらにこの海難事故の詳細が載っています。http://dic.nicovideo.jp/a/%e3%82%a8%e3%83%ab%e3%83%...

  • 2015.11.03

猫の矜持

猫を飼っていらっしゃる方のブログを読ませていただくと、その写真にほっこり癒される。先日JOの時にお世話になったSちゃん宅にも、それは美しい猫が2匹いて、私のパソコンの「ピクチャ」には彼らの写真がちゃんと保管してあるのだ。で、川村元気さんの「世界から猫が消えたなら」を読んでみたりする。これは私の年齢になると読むのが悲しく、ちょっとばかりツラかった。今日は目を手術されたばかりの猫さんの、実に良い面構え(...

  • 2015.11.02

ハロウィンの日のカブ顔

季節は違うが、ハロウィンを日本の行事に置き換えれば、「お盆」に最も近いと言われている。「カボチャの絵本 (そだててあそぼう (12))」いとう きみお (編集), ささめや ゆき (イラスト) 農山漁村文化協会 Amazon商品説明よりシンデレラのカボチャの馬車に、ハロウィーンのおばけ。自分だけのカボチャを育てて、まるごとカボチャを楽しもう。おいしい食べ方、おもしろ実験、歴史、品種紹介、栽培ごよみなどを収録する。この絵...

  • 2015.11.02

正義を水のごとく

1963年、キング牧師が行ったワシントンでの演説の折には、多くの支援者がリンカーン記念堂に集まった。その中には世界で名を馳せたアルトの歌姫、「マリアン・アンダーソン」もいた。この時彼女はすでに66歳。どんな思いでこの場に立ったのだろう。彼女は1939年、アフリカ系アメリカ人で初めてリンカーン記念堂で歌った人物だ。キング牧師の演説で歌った時は、3度目だったという。youtube、「Nobody Turn Me Around: A People's Hi...

  • 2015.10.19

阿呆の読書

私がこいつらだけはぜーったいに・・・・。とその存在を自分の地図上から消している物書きが数名いる。勿論筆頭はスケ連御用聞きのひろの。ご自分のお国のために、真央選手の件ではずいぶん実績を残されたお方。そして真央ギネス記録のことをこともあろうに新聞上で「豚」と一緒にした森絵都である。この森絵都の件はこちらのブログ様が詳細を残してくださっている。「フィギュアスケートを死なせたくない」様の「ギネス認定 何に...

  • 2015.10.11