2017
08.05

『ぽ』

Category: 日常のこと
』って、なに❓


『ネガポ辞典』なるムック的な本は、普通に考えて『ネガティブーポジティブ』ってわかるんですが。

『ダメぽ』はダメっぽいだし、

『ぬるぽ(ヌルポ)』に至っては
wiki曰く、


『プログラミング言語であるJavaにおいて、処理に異常(例外)が発生したときに表示されるメッセージのひとつであるjava.lang.NullPointerExceptionの略語で
単にその場を茶化したいときなどに意味も無く書かれることが多い。』



また、

『NullPointerExceptionはJavaによるプログラミングでのバグにより実行時にエラーとして見かけることが多いため、「良くないこと」「あってはいけないこと」の揶揄として使われることも多い。』


とある。


かつて『ぽ』にこんなに多くの意味が付加された時代があったのだろうか⁉️

『ぽ』を舐めてはいけない。

『ぬるぽ』と聞いて
『お湯でもぬるい感じなのかしら』とでもうっかり口に出してしまったら。

口の端をフン、と上げた嘲りの表情で
何も言わずパソコンの画面に視線を戻す
若いもんのリアクションが
もれなくついてまいります。


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2017
08.01

See you tomorrow

Category: 日常のこと
7月は飛ぶように去ってしまった。

公私ともに忙しく、それだけに夜寝る時間も惜しかった。

8月はもう一つの別れと出会いの季節。

4月ほどの節目でなくとも、春の別れとはまた違う。

『また、明日ね』

ある日突然、そう言えなくなる。

4月の節目とは違って、別れを惜しむ雰囲気でもなく。

なんと言えば表現として適切なのかはわからない。


今までにない不思議な感情とせめぎ合っている。


まだ若い友人は、
羽を準備する間も無く飛び立とうとしている。

SNSがどれ程発達しようとも、

ただ、『また明日』と、

互いの存在を確認しながら別れる。

そうできなくなる日。

それが、こんなに寂しいとは。

フィギュアスケートを見る、
あの日あの時の感激と興奮が2度と戻らないように。

今回の別れも、楽しかった時間は、
もう、2度と帰らない。

1人で呟く、『また、明日ね』。

あなたの幸せを信じて。



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2017
07.25

共通のナヤミ

Category: 日常のこと
友人のIzuちゃんとヒロちゃん。

40年近い付き合いの間、私たちは様々な悩みを相談し合ってきた。

共通の悩みに突破口を開くのはいつもヒロちゃん。

結婚、子育て、仕事復帰、そして親を看取ること。
ヒロちゃんはいつも果敢に人生を歩く。

彼女がまたしても新しい分野で先陣を切ったのは去年のこと。

私たちの共通の悩みは、「お肌」。
この改善に着手したのである。

効果は劇的だった。

高校生の頃よりピカピカになった白い肌。
すっぴんでファミレスに颯爽と現れた時には驚いた。

肌の悩みは人それぞれ。


ヒロちゃんの悩みは「そばかす」。

私は紫外線による大きくて深い「しみ」。

そしてIzuちゃんの目下の悩みは「肝斑」だ。

ヒロちゃんは大成功。

続いてレーザー治療を受けた私はまだまだボヤーンとした肌。

さて、次はIzuちゃんが「肝斑」に挑む。



これが何とかレンジャーだったら、私たちの名はなんだろう?




「そばかすのヒロ!」

「シミのミカイドウ!」

「肝斑のIzu!」

見栄をきったところで、ちっとも強そうじゃないな。


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2017
07.16

ダイエット

Category: 日常のこと
体重を測ることなく、毎日鏡を確認することで

ダイエットに挑戦中。

体重計の数字より、
実物を見た方が
「何とかしなくては」という
切実さが増す。

夜の炭水化物を控え、寝る前にストレッチを十分に。

可能な日は、夕方できるだけ早い時間に食べたいおやつか食事を済ませて家に帰り、
夕食は作っても、自分は翌朝まで食べない。

すると、顔のラインから変わり始めた。

今は背中とおなかだ。

12年ぶりに大好きな友人と会う、ただそれだけのために、
重い腰を上げる気になるものなのだ。







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2017
05.28

快速船で宇宙にはなかなか行けない

Category: 日常のこと
夕べ、洗濯も終わり、洗い物も拭き掃除も終わり、さてアマゾンプライムで『宇宙快速船』を開こうとしたその時。

ゴリオが『足の親指の生爪剥がれた』と部屋から出てきた。
完全に剥がれて出血というか、体液っぽく粘っている。

先日、ゴリラ仲間のあっちゃんは足のすり傷からバイ菌が入って足全体がパンパンに膨れ上がり入院。
歩けるようになるまで車椅子だった。

菌でできるイボは年中部員内で移しあっているので、
皮膚科の先生はその度嬉しそうに
『どう? イタイ?』と
液体窒素でジューっと焼いてくれるのだ。

グラウンドの土には破壊力のある雑菌がたくさん棲息しているらしい。

もう11時過ぎ。

試合前の練習を、試合に出られない位でゴリオが休んでくれるはずもない。

『舐めて治せ』と言いたかったがその後に行くグラウンドの土は怖い。

12時まで開いているドラッグストアまでトンネルを越え車で走った。

ゴリオは普通に靴下を履きランニングシューズを履いてついてきた。
イタイより、腹が減ったのだ。

ドラッグストアでキズが早く治るパッド(高いんですよ)を買ったら
『それ、病院に行った方がいいですね〜』と言われ、そのまま夜間救急外来に走る。

処置が終わった途端、『腹減った』。


ところが込み入った住宅街に迷い込んで夜だったこともあり、またしても道に迷う。

昼間、たくさん歩いたので眠くなってくる。

どういう訳かグルグル同じ所を回って出られない。

無事にコンビニにはたどり着いたものの、

ヘトヘトになって空っぽになった財布を手に、夜空を見上げる。

旨そうにコンビニの焼き鳥を頬張るゴリオを横目に、

月に向かって吠えたくなる。

どうしよう、宇宙快速船に乗る前に獣に変身しそうだ。

kaisokusen.jpg
画像お借りしました
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2017
05.08

連休総括

Category: 日常のこと
この連休中、我が家で一番働いていたのは、
誰あろう、空気清浄機の「キヨコ」だろう。

黄砂が飛んできているらしく、窓を開けていると
ゴォォォ~~~~~~~~!と左右に赤ランプを点けながら全力で何かを除去している。

ゴリオ(仮名)のニオイ以外にこんなに反応するのはかつてないことだった。

キヨコはついに自分の本領を発揮しはじめたのである。
「高感度モード」でもないのにランプはマックスの赤、
回転する音は夜中まで続いている。

せっかくなのでしっかり働いてもらおうと「静音モード」にもしないでいると、
キヨコは本当に休むことなく動き続けた。

我が家の空気は、どんだけ汚れているんだろう?


古本屋で見つけたムック本のおすすめ家電を見ながら、
「ルンバ」の拭き掃除版を買ってもいいかなと一瞬思ったが。

うちの砂と泥だらけの床を思うと家電に気の毒でそれはできない、と思う。

働き者のキヨコに晴れやかな休日が訪れるのは、一体いつだろう・・・。



というわけで、
連休も終わってしまった。

どこにも行かず、なーんにもしなかったと思っているのだが、三原ちゃん式に「嬉しいこと」を数えてみたら、結構あった。

まず、

巨大な古本屋でゆっくり本を選び。



onnsenn1.jpg

温泉で汗を流し。



sinnkyuu.gif


人生初の「鍼」をうってもらった。
「鍼」がとてもよく効くタイプらしく、一発で楽になった(部分もある)。


身体のケアをするとテンションも上がる。


学生時代の友人たちと旧交を温めもした。

数十年ぶりに再会した友人とは、
誰だか一瞬わからなかった場合もあるにはあるが、
それはお互いさまだろう。

話し始めると、長い年月は吹っ飛んで、
まったく普通に話がはずんでしまうのが不思議なほどだ。

古い町並みを歩き、空き家の冒険を果たし。

賑わう場所には一切近づかず。

いつもは連休中も持ち帰りの仕事をするのだが、
とうとう一度もUSBをパソコンにささなかった。


ロシア版のシャーロックホームズ(リヴァーノフ版とペトレンコ版ですね)を堪能し、
録りためていた古谷版金田一シリーズに拳を握りしめて(心の中で)ツッコミを入れ続け、
アニメ「団地ともお」に涙し、

建設的なことは、何もしなかった。


休みだから休んだ、それでよかったということで。

今日からまた働くのだ。

行ってまいります。



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2017
05.05

ゴリオ(仮名)の日

Category: 日常のこと
先日CSで大昔のディズニー映画、アニメーションの「シンデレラ」を観ていた。
ああ、この曲はいつか繰り返し聴いた曲・・・。
映画の一部からそのままCD化されていたんだなあ、と懐かしい。

ゴリオ(仮名)がまだ腹の中にいた頃、繰り返し聴いていたのはディズニーの映画音楽だった。
つわり症状の一環か、ホルモンのせいだったのか、妊娠中は食べるものだけではなく、
聴ける音楽、観られるテレビ番組が極端に変わっていた。

「名探偵コナン」のコミックスを甥っ子が暇つぶしにどっさり貸してくれたのに、とうとう一冊も読めなかった。
テレビは相撲と野球しか見ることができなかったし、
音楽は一日中胎教用のクラッシックかディズニーの二択。

まったくどうかしていたとしか思えない。

さて、アニメーションの「シンデレラ」である。

シンデレラの住む家から王様の住むお城の窓にカメラが鳥のように飛んでいく。
鳥たちと窓に近づくと、いきなりガシャン、と王冠が窓から飛び出てガラスが割れ、
お城の中の様子に場面が切り替わる。

王様は王冠を窓に投げ捨てて王子に怒っている。

「言い訳は聞きあきた!
息子が王子としての責任を自覚しておらぬのがじれったい。」

「余はもう若くない。
年ごとに、老いていくだけだ。
生きているうちに、孫をこの手に抱きたいのだ。」

「いや、一人息子に親離れされる親の気持ちはそちにはわからん。
息子というのは、大きくなるにつれ、
親から離れていくものだ。
余は、この古い王宮の中でひとりぼっちで・・・。
もう一度、バタバタと走り回る小さな足音を聞きたいのじゃ・・・。(泣く)」



といった複雑な親心で、例の舞踏会は開かれることになったわけだ。


今日はこどもの日。

ゴリオ(仮名)は、言うまでもなく我が家の子どもだが、
とてもじゃないが、「こども」という雰囲気は既に微塵も残っていない。

今の私には、王様が王子に怒っている気持ちがよくわかる。

すっかり大人のくせに、大人としてなすべきことをしない歯がゆさ。
一方で親離れしていく息子が何かと小憎らしい。

小さかった息子がパタパタと走り回る、その足音までが愛おしかった。
幼いあの子がもう懐かしい日々と共に戻ってくることがないならば、
「孫をこの手に抱きたい」のがせめてもの願いではないか。

私も、あの日のゴリオの小さくて元気の良い足音をもう一度聞きたい。

そんな思いは「シンデレラ」に秘め、
ゴリオの未来に向かって、私も走り出さねばならない。

ああまったく、それが舞踏会だったら、いいのだけれど。

king.png

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2017
04.24

水平線の向こうには

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2017
04.20

全力疾走

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2017
04.02

GとJK

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2017
03.28

ゴリオのQOL

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2017
03.25

送別会

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2017
03.14

早春

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2017
03.05

いつまでも女子

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2017
03.01

高さと奥行

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2017
02.17

予防接種も効かなかった

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2017
02.13

未来から来る少年

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2017
02.12

全力空気清浄機

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2017
01.24

職人さんの邪魔係

Category: 日常のこと
前回ブログを更新して以来、
実は初めてパソコンを開きました。
やっと引越が終わったのです。

スマホで皆さまのブログは読めるのですが、
携帯での入力は何しろ時間がかかるので
自分は何も書けぬまま、
時間ばかりが経っておりました。

毎日引越していたわけでもないのに、
何故パソコンすら開く間もなく毎晩寝落ちしてしまっていたのかと言いますと。

そう、現場通いをしていたのです。

引っ越し先の工事が遅れていたこともあったのですが、
子どもの好奇心と同じで、
大工さんが働く様子を見ているのが楽しくて、
毎日出勤前、出勤後と、差し入れついでに
邪魔しに通っていたのでした。

若い頃、中華料理のコックさんの料理教室に通ったことがありました。
25年も昔のことですが、今も忘れていないのは、レシピではありません。

「片付けながら料理する」

私はあのコックさんから、これを教わったのだと思います。


あれから四半世紀。


「片付けながら工事する」


またしても職人さんの手際に舌を巻いたのでした。

汚さないための養生の仕方一つとっても、
場所と上に置く道具で養生の仕方も変わる。

毎日毎回、マンションの出入り口を汚さぬように玄関の手前で靴を履き替える。

床の段差をなくすと同時に、壁や天井の段差もなくすために
下地の補強も兼ねて徹底してフラットに作り直す。

素人の私の無茶な要求や単なる思い付きに付き合ってくれた営業の方は、
大工さんの手伝いをしながら実に上手くコミュニケーションをとっておられました。

最後の仕上げが終わった時に、彼が言ったのは

「うちの職人はほんと、いい仕事するなって思いました。」



これです。


毎日自分たちの仕事を覗きに来てはあーだこーだ関係ないことを喋りまくる私に、
色んな分野の職人さんたちは、
嫌な顔ばかりしていました。

けれど、朝お願いしたことは、
夕方にはその通りに仕上がっているのです。

壁の下地を塗っているおじさんに向かって
その仕上がり具合に、

「魔法?」


と言って失笑も買いました。

そんな日々を送っておりましたが、
とりあえず、日記の続きは、段ボールの山が片付いてからでしょうか。


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2017
01.02

明けましておめでとうございます

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明けましておめでとうございます


酉年。

鳥。

2016national6.png



連想ゲームのオチはいつも通りです。

今年もよろしくお願いいたします。

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2016
12.18

本当に大事なものは少ない

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2016
11.18

大工の息抜き

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2016
11.02

「技師の親指」ならぬ、「職人の指」

Category: 日常のこと
スケ雨もスケカナも、ステップのレベルやら何やらでジャッジやルールについて細かく検証されておられるブログ様のフィギュア愛には頭が下がる。

結果ありきの後付けで理由を探すためにルールブックがあるんだろうかと思ってしまう。

キスクラで選手もコーチも一瞬驚くレベルだと、素人には余計に難しい。

毎回重箱の隅をつつくように、ルールブックに載っている「理由」を探さなければ理解できない競技って・・・。

私もフィギュアスケートはやはりスポーツで、勝ち負けがあるからこそ面白いと思っているし、
ショーだけだと、正直満足できないところもある。

でも同時に、スケ雨の真央EXや、スケカナのパトEXなんかを見てしまうと、幸せ過ぎて、本当に順位など
もうどうでも良いと思う瞬間もある。

パトリックが地元で優勝したことや、そのプロトコルなんかより、あのフリーやEXにはシンプルにスケートの楽しさと美しさがあった。
真央スイートも同じ。
美しさを裏付ける確かなテクニックの積み重ねにどうにも気持ちを持っていかれてしまう。

レベル取りこぼしの原因を探り、対策を立てる。
どの選手もチームも必死だろう。
ファンもだ。
そこに注目しない私は、純粋なスケートファンではないのかもしれない。

ジャッジの無能より有能な証拠を見つける作業なんて、私にはできないから。

//////////////////////

全く違う話だが、今朝も書いたうちの食器棚は、2本の手の、9本の指で作られたものだ。

有名なデザイナー家具や、お洒落な店の品物でもない。
北欧風でもないし、シャビ―でアイアンなものでもない。

世間の評価がどうであれ、私にはとても価値のあるものだ。

家具を売る店で、商品ではなく、店の什器を売ってくれと迫った私に、家具屋さんが親切にも紹介してくれたのが、今私のつたない絵をリアルな家具に仕立ててくれる家具職人さんだ。

彼は10年ほど前、仕事中の事故で指を1本失っている。

ゴリオと同じ位の子どもさんと、明るい奥さんのいる家庭をそれでも支えるため、9本の指で、家具を作り続けている。

尊い手で作られたシューズボックス。
一切のたわみもゆがみもないそれは、古いマンションの狭い玄関の壁が、断熱材のせいなのか何かで、すでに真っ直ぐではないことを明らかにするほどだった。
背板一枚、材料に手抜きはしない。
昔ならカンナで家具の方を削ったそうだが、今はコーキングで綺麗に処理してくれる。
その手際は、指のことなど微塵も感じさせない。


短期間で引っ越しを決める決定打になったのは、「作り付けの家具がとても気に入ったから」という買主さんの一言があったからだ。

家具を作った彼は電話口で「こんなに嬉しいことはないです。」と喜んでくれた。

技術や出来栄えでも申し分のない家具だが、
その家具には職人である彼の魂が宿っている。

高く売るために、稼ぐためだけに作っているわけではないことがよくわかる。
喜んでもらえるようにと、精一杯の仕事をしてくれた。

次の古くて使いにくい箱を使えるものにするために、
また彼の手は忙しく動くだろう。

ゴリオはいずれ家を出るし、私たちは年をとる。
オシャレやステキとは無縁だが、年寄り向けの住まいにはなるだろう。

このように、価値観というものは本当に人それぞれ。


同じものを見ながら、気になる部分が違うのも、当たり前なのだろう。




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2016
11.02

サンダーモーニング

Category: 日常のこと
水曜日に何寝ぼけてるんだと言われそうですが。

こちらの「サンデーモーニング」がサンダーでしたので。
びびびびびっ!ときてしまって、我ながら驚きです。

パトリックのエキシ、やはりエアリーエアリーしていてびっくりしました(@_@)
なんじゃこれ!


(Sunday Morning by Maroon 5)

転んでもわざとなのか本当に滑っちゃったのかもうわからないくらい。

いやもう、こづこづもここまで続けられれば良かったのに・・・・と、悔しいやら残念やら、たまりません。

さて、段ボール食器棚が悲しかったので、
百均のミニ棚と木材で工作してみました。


間仕切りの板に棚をくっつけただけです。
薄くて安定が悪いのと、フラットな部分を80~90㎝取って、炊飯器とレンジを載せるのでそこだけ奥行を45センチ取ろうかと思案中。
shokkidana1.jpg

横から見るとこんな感じで。
shokkidana2.jpg
横幅は240センチを想定。
キッチンの幅を考えると、大体これくらいが限度。
実際のものとはサイズのバランスが全然違いますので、イメージだけしか職人さんに伝えられないのですが、
仕方ないのでテープに大体のサイズを書いて貼っています。
全体の高さが150㎝から160㎝あれば、キッチンが殆ど見えないようになります。
圧迫感を抑えることを前回は重視したのですが、それより台所が丸見えだという方が余程気になるものだとわかりました。
ま、いつも綺麗にしていれば問題ないのでしょうが。

ミニで作っても安定性に欠けるので、何がしか考えなくてはなりません。カウンター上には普段使いの食器やカップ類を。
下にはもう少し棚を増やしてゴミ袋やごみ箱の類が入ります。背の高いたっぷりのゴミ箱がおけるように、
現在の物よりかなり幅も高さも出しました。

手元部分を現在の80㎝から100㎝まで高く持ってきて、
下に入るフライパンや調理器具も、できるかぎりかがまずに手に取ることができるように。

現在はお掃除がしやすく頑丈な白の分厚い合板ですが、
経年劣化を考えると
無垢の白ペンキ塗りかつや出しのみで押さえるか、ちょっと考えてしまいます。

格子状の棚は一番上段にあたる部分まで裏の板を持って来なければ目線の位置に抜け感が出ます。
今はその部分にフェイクグリーンを置いて目隠しを兼ねていますので、同じようにできればと思います。

これ、最下段はお掃除のために下の板はありません。

最下段に板を使わないことで、床との段差も扉もないために、重いお米の袋や焼き肉プレートなどが出し入れしやすく、重宝しています。
何より掃除が楽です。

それにしても、百均って、こんな時は本当に使えますね。

百均の什器に、壁一面の格子棚の後ろに白く透けた薄いプラ板のようなものが貼ってあり、その後ろからライトが当ててあるのがとても良かったので、いいなあ、と思ったりもしましたが。
コストを下げるというお題をクリアすることと、安定性の確保の方が今は重要です。

家具職人さんと、よく話し合いたいと思います。


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2016
10.31

メープルは意味不明。

Category: 日常のこと
週末は、メープル杯だったようです。

メープルは、日本女子にとっては苦い大会になりましたね。

さっとん頑張れ!みんな頑張れ!と。
テレビを流し見しながら見ておりましたが。


女子は「表現力が・・・・。表情がっ!」で塗りつぶすような実況と解説でうんざりしました。
この試合では、「表現力」がTV様のおふれになったようです。

画面右下に予定の演技などの情報が出ていますので、
今更解説のポンデがそれを読み上げる必要などないのですが、
読み上げるんですよね、なぜか。

おぉっ!と思ったのは、ふわ4回転をついに披露したパトリックの演技のみでした。

パトリックのあの「ツルツルスーッ・・・・ふわっ」を見ていると、幸せでした。
解説の殿も、男子の時には専門用語をチラつかせてくれますので、
とっても素敵です。

それにしても私見ですが、スケーティングスキル抜群なこのお方より、
真王さんはもしかするとスケートが巧いのかもしれない、と思ったりしました。

解説ひとつをとっても、
他の選手と、真王の扱いは何故こうに、違うのでしょう。

ポンデリングをくわえ、真顔でグルグル回って見せたあの方は、
メドべのスケート靴の話や体調不良を実況と2人で持ち出し、珍しく選手情報を語り出したと思ったら、
彼女には不調をものともせずに本番に合わせてくる力があるとかなんとか、
そのようなことを強調されておられました。

もちろん、それが何に対する裏返しの言葉なのか、
今までポンデからそんな選手情報なんぞ聞いたことのないものにとっては、
どう聞いても前の試合の選手に対する裏返しのようにしか、聞こえなかったのでございます。

まあ、年寄の戯言ですし。
耳も遠くなり、理解力もなくなってきておりますし。

最初で最後のポンデ流増田明美さん解説だったのかもしれません。

さっとんのステップも行方不明になってしまいました。

ルールが変わったのか、選手にもコーチにも、パッとわからない不明事件が起こるとは。

まったくもって、意味不明な採点です。

それでも銅メダルに手が届くさっとんは凄いです。
本当に、おめでとう!!!!!


さて、週末は。

引っ越しに向けて各方面と話し合いをするなどということで分刻みで車を走らせておりました。




話し合いが終わると、そのまま試合会場のグラウンドへ。

ゴリオ(仮名)は出場できなくなりましたが、チームは花園予選を迎え、勿論全力応援のために遠い試合会場まで出かけることもあるわけです。
急に寒くなりましたので、軽いモッズコートにグルグル襟巻をして。

箱をリノベーションなぞするならば、普通はショールームに行ったりするのでしょうが、私の場合、好みの店の什器(店舗用家具)を見に行くのです。
そして、前から気になっていた障害者の方々が作っておられる家具も見に行ってまいりました。
オリジナル作品なので、シンプルなのにとても良いのです。

床材の研究を一通り終え、結局店舗用の床で見積もりに出しました。
今は新しい食器棚の参考になりそうな店の什器とか、パネル、拡大すると使えそうな小家具を研究中です。

水回り品は全て入れ替えなくてはならないとわかったので、予算の事もあって頭を悩ませました。
交渉の末、意気投合した工務店の展示品で古くなったものを格安で一式譲ってもらうことに。

洗面ボウル位置が通常より高いサイズの洗面台がありましたので、売れ残ったそれも頂くことに。
腰をあまり曲げずとも顔が洗えるのはありがたいので、今回自分で考えていたものはボツに。

ということで、ひとまず見積もりが出るまでの間、段ボールと画用紙などで、楽しい工作をしておりました。

図面を引くより、小さな現物を作って、そこにサイズを書いたテープを貼っていく方が家具屋さんに伝わりやすいかなと思ったのと、メープルが苦すぎて何か手仕事をしたくなったからです。

実際の色はともかく。

ミニサイズの段ボールで作った食器棚は、カウンター部分になる棚の色だけを赤い画用紙で貼ったり。
サイドパネルを黄色にしたりで、かなりカラフルな面白いものになりました。
間仕切りを兼ねていますので、壁になる部分をスノコ状に部分的に開け、抜け感を出してみました。
一部を窓のように開けて、すりガラスを入れたいところでしたが、地震などのことを考えるとそうもいきませんので、苦肉の策です。

近いうちに家具職人さんの工房に行き、無垢の端材を掘り出して材料代を浮かせ、それでコストダウンを狙おうという計画です。
狭くて使いにくい間取りは前回と同じですので、頭のひねりどころです。

というわけで、
食器棚の段ボール工作をしていたおかげで、メープル杯も何とかしのぐことができました。

でなければ、今頃怒り心頭だったことでしょう。



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2016
10.25

若毛の至り

Category: 日常のこと
ゴリオ(仮名)の頭は、剛毛で強力な天パだ。

小さい頃は坊主にしておけば
「髪の毛が薄いのかしら?」くらいに見られていたが、
小学生になると、格好のいじめの材料になった。

公園での野球にも、
グラウンドでのサッカーにも入れて遊んでもらえなかった彼を、
剣道でもさせるか、と思い立ち、
近くの道場に連れて行った。
剣道場は武道場の2階にあり、1階は柔道場になっていた。

ゴリオは頭を叩かれるのが嫌、という理由で2階に決して上がろうとせず、
柔道着を借りて、その日から1階の柔道場で練習することになった。

以来、現在にいたるまで
どちらかといえば格闘系のスポーツに足を突っ込み続けている。

スポーツのおかげで、一番多感な中学時代も何とか乗り越えられたのだと思う。
髪の毛のせいで、辛かったことは山ほどあったはずだ。

中学の卒業式には、担任の先生から、「進学前に、ストレートパーマ、かけた方がいいと思いますけどね」とまで言われた。
ゴリオは、「オレは俺のままでいい」と言い放った。

高校に入ると、真っ黒に日焼けした南方系の顔に、モリモリのガタイで
私服で待ち合わせした友達からは毎度「どこのガイジンかと思った」と言われるようになった。

強面なのに真面目な彼は、学校の先生からは異様に好かれる。

学校の容儀検査では、「お前の髪の毛は何をしてもいい」と言われたそうなので、
今は「どこまでこの髪の毛を伸ばせるか」に挑戦している。
なのでそろそろ、陽水のYouTubeを見せる時が来たと思っている。

昨日、そんなゴリオが久しぶりに「髪の毛」について、語り始めた。
それは「〇ーとネイチャー」のCMの最中だった。

「母ちゃん、あっちゃん(部活の仲間)のさ、髪の毛、やばいんだよね。」

「え?なんであっちゃんなのよ?何がヤバイわけ?」

「あれさ、上からかぶせて隠してるからまだいいんだけど、細毛で薄毛の上にヘッドキャップかぶるから、それ脱ぐとペシャンコになるわけ。髪の毛が。なんかすごい気にしててさ。」

「あの、あっちゃんがっ!
でもさ、ジョン(別の友人のあだ名)だって、生え際危ないって言ってたじゃんよ。」


「そーなんだよ、ジョンはまじやばい。」
「ジョンがさ、『おまえその剛毛何とかしろよ』って絡んでくるからさ、『おまえこそその生え際何とかしてみろよ』って言っちゃったよ。
ほら、オレの場合、どうやっても禿げないから。」

「ええええええっ?あんた、それジョンにひどくない?ジョン、きっと気にしてるよ。」

「だよね。でもあいつもウザいんだよ。俺のふさふさの髪の毛がそんなに羨ましいかねえ。」


//////////////////////

公園に行くたび、上級生からも同級生からも「チリチリ頭が来た!」と、
砂をかけられ罵倒され、泣いて帰ってきたあの日の小さなゴリオ。

あれから10年。

こんな(ひどい)ことを言うようになる逆バージョンなんて、あの頃は想像もできなかった。

昨今、若者の薄毛、生え際の後退が早まっているのか?

由々しき問題だとは思うが、
おかげで、
ゴリオがとっくに「髪の毛問題」を乗り越えてしまっていることに、ホッとしてもいる。


別に他意はないのだが、JBのスケ雨FS「ピアノレッスン」の美しさに見惚れながら、お団子ヘアの彼の生え際に、じっと目を凝らしてしまったのは、ナイショだ。








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2016
10.22

飾りじゃないのよ定規は

Category: 日常のこと
ライストでスケアメのショートを見たばかりです。
もう、真央ちゃんだけでいいので。

何かと忙しく、丁度電話中で、PCの前で電話しながら「キターーーーーー!」とガッツポーズしておりました。

何度もリピしたはずの黒リチュですが、このスケアメの黒リチュの妖しさと言ったら!

いやもう、もうもうもうもうもおおおおおおおおおおおおおお~~~~~~~!

まさに宝石(⋈◍>◡<◍)。✧♡

美術品?
芸術品?

いやもう、美しかったです💛



点数はね、驚きましたわ//////////。

以下自粛。


今夜、テレビでとりあえず見て、また別記事にいたします。





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2016
10.11

牛乳―――――♪

Category: 日常のこと
ゴリオ(仮名)が珍しく、
「母ちゃん、あのさ、昔の唄でさ、こんなの知ってる?」と聞いてきた。

「何にもなくって、とにかく何にもないんだよ。」

「でさ、歌ってる人は『さん』って言うんだ。」

・・・・・・・・・・?

ゴリオの知性に元から期待はしていなかったが、
この質問は・・・3歳児か?


「ほら、なんにもねーって言う奴。」

こんなゴリラでも息子なので、
通じるものがある。
私の脳裏に、昭和のあの歌が蘇ってきた。


「それって、さん、じゃなくて、ぞう、じゃないの?」

「とにかく数字で三(さん)って書いてあるんだよ。」

「吉幾三でしょ」

そして私は、夕食を作りながら
「おらこんな村、いやだ~♪」と歌ってみせたのだ。

「それそれそれっ!母ちゃん、すげーじゃん!」

・・・・・・そこでゴリオが携帯で持ち出してきたのがこの曲だった。

元歌はきゃりーぱみゅぱみゅなどのプロデューサー、中田ヤスタカのユニット。
そこに吉幾三さんの『俺ら東京さ行ぐだ』をマッシュアップしたものがあって、
それをさらにリミックスしたらしいバージョンがこれ。
吉幾三の歌がこんな風に聞こえるという英語がまた、!!!!!



ゴリオは小学生の頃からアニマックスの番宣のバックで流れていたこの元歌が好きで、ずっと探していたところ行きついたのがこれだったそうだ。
つべで見つけて聞いたけれど、番宣のバックの曲なんて、ナレーションがうるさくて耳に入っても来ない。

どんな耳で聴き分けているのやら、わけがわからない。

耳だけはいい息子だが、もっと脳みそにもこの才能が欲しかった、と惜しまれる。



それから「吉幾三」で意気投合したゴリオと私が、しばしこれに合わせて腰を振り振り踊ったことは、
誰にもナイショだ・・・・・・・・。

牛乳wwwwwwwww


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2016
09.28

遠足

Category: 日常のこと
今春職場をリタイアされた大先輩は、人間的な魅力も大先輩なお方だ。

彼女と初めて話をしたのは、仕事の依頼の件ではなかっただろうか。
いまだに同僚から、「あの話にはびっくりしたわー」と言われる無茶ぶりを彼女から課せられた私は、
そのおかげで自分の奥に眠っていた「願望」や「欲求」に気が付くことになった。
生まれて初めて、仕事をしていて腹の底から愉しかった。

そんな大先輩を囲んで、様々な催しものが行われる。
私も末席に呼んでいただける身となった。

さて、そのお方がある日、「一目惚れの末に、買っちゃった」と告白した。

「・・・何をでしょうか?」

「築140年の町屋よ💛」

「・・・・・・・・は?」

古い町屋の保存のため、そして一目で惚れ込んでしまった以上、万難を排し買ってしまった、というのである。
家を一軒。

現在も素敵なお宅にお住まいなので、その別宅をどうしようかと、思案中でいらっしゃる。

そこで皆でその「一目惚れの相手」を見学に行くことになった。

大人の遠足である。

男子2名、女子5名の年齢不肖軍団が、
町屋見学に、遠出と相成った。

格子戸の玄関を入ると、台所に通じる広く長い土間。
全てが昔のまま、引き戸の木の色は栗の実のようにつやつやと深い。
右手には大きな石を使った上がり框。
そこに3帖の小部屋があって、奥には床の間のある広い畳が広がっている。
手の込んだ欄間からは、内庭の陽が差し込み、異空間に紛れ込んだようだ。

床の根太も脆く危うい状態なのか、踏んだ畳が、ぼよん、と沈み込む。
お風呂はトトロの家のよう。
漆喰の壁はこっくりと甘いバニラの色。

不思議な場所に、はめ込みガラスが入っていたであろう跡。
今はベニヤ板が打ち付けてあるが、板を外してガラスに戻せば、きっと素敵な明り取りのアクセントになる。
広くつながる廊下の窓も、全て木枠のガラス窓。

長く風雪に耐え、よくぞ今もその形を保っているものだと感慨深い。

私も子供の頃、こんな古い造りの家に住んでいた。

土間や廊下が遊び場だった。
陽の当たる2階の廊下は夏も冬も心地よく、そこでどれほどの時間を過ごしただろう。

懐かしい思いで一杯になりながら、
急な階段を上る。

2階に上がると、そこには木目が怪しい雰囲気を醸す天井が。
寝る時にこんな天井を見上げると、木の模様が色々なモノに見えるのだ。
物入れスペースも小ぢんまりと、全て、昔のまま。

腰かけて外を眺めることのできる窓辺。
頭の中は小説か映画の世界に飛んで行き、
そこに住んでいる自分を頭の中に勝手に描いていた。

天井の電灯用ソケットは映画にでも出てきそうな昔の丸いもの。

光と影のコントラストを、こんなにも美しいと思ったことはなかった。

この町屋を、建て替えをせずに手を入れて残すと、
決心された先輩が誇らしい。






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2016
09.04

所属したい

Category: 日常のこと
ゴリオ(仮名)が、部活の試合中に狭心症発作を起こし、
倒れてから最初の1週間。

引きこもっているゴリオを残し、私は仕事に出ていた。
昼も夜も、ひたすらパソコンで遊んでいるのはわかっていたが、
その間、彼が何をしていたのか、その一端が判明した。

彼は競技と共に、№8を諦めなければならなくなった自分と折り合いをつけるために、
違う所属先を探していたのである。

彼が求めた新たな所属先として現在わかっているのはこの2団体。

日本唐揚げ協会

日本赤十字社 複数回献血クラブ


「食って」

「出す」


非常にわかりやすい選択である。


「チームに所属できなくなる」=ぼっち
これをいかにゴリオが恐れていたかがわかる気がした。

「日本唐揚げ協会」ではwikiで勉強し、検定試験を受けて会員資格を得たらしく、「カラアゲニスト」と認定。
「複数回献血クラブ」ではいつの日か「ゴールド会員」になることを夢見ている。

カラアゲニストでい続けた結果、脂質過剰で献血ができなくなったらどうするのであろうと疑問に思うが、
何がしかもがいている彼の姿は、成長の一過程として非常に興味深いので、
とりあえず「へー」と「ほー」で相槌をうっておいた。


新人戦でチームのサポートを始めてから、
とりあえずチームに戻った形のゴリオ。

走ることは止められているので、
今は皆が練習している間、
筋トレとタイヤ引きで身体をぼちぼち動かしている。

弱小チームは助け合いが命。
夏休み中も殆ど毎日朝から晩まで一緒だったのに、
練習が半日で終わる日でさえ、夜まで一緒にいる。

映画、
温泉、
カラオケ、
ゲーム。

激しいスポーツで疲れ果てた挙句、
同じメンバーで出かけたいと思う気持ちが不思議だ。

彼が「群れ」の一員でいたいという気持ちは、
青少年としての自然な流れではあるだろう。

それにしても、他のメンバーの彼女話を指をくわえて聞いているだけのゴリオ。

「群れ」から「カップル」に前進するまで、
どれだけのクラブや協会に「所属」することやら・・・。


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2016
08.30

俺の名は。

Category: 日常のこと
先日ドクターストップがかかって以来、
ゴリオ(仮名)は1週間ほど自分の身に起こった現実を処理できず、じっと家に引きこもっていた。

練習を終えたチームの友人達が家に来てくれた日も、冴えない顔をしていた。

普通に考えても、これは挫折である。

私は確かに男の子を産んだはずだが、
気づいたらゴリラに育っていたので、彼の気持ちはわからない。

ただ、このままゴリオをチームから引き離せば、
彼の精神のバランスは崩れるだろうと感じてはいた。

青年というものは、かくも脆い。

チームには迷惑をかけてしまったので、
まずお詫びと検査結果の報告に伺った。
ゴリオの今後を考えるのはその後だ。


日曜日の試合に、ゴリオを連れて行った。
彼は、スパイクを持って行かなかった。


一端チームに合流すれば、水を運び、雨でずぶぬれになりながらチームを応援し、
帰り道、ゴリオはチームのバスで皆と帰った。

よく考えれば、ゴリオは今年に入って練習や試合を休んだことがなかった。
怪我で長く試合に出られず、チームの練習道具の準備や水の補給をしてくれていたチームメイトと、
初めて行動を共にした。

これまでチームを支えてくれていたのは、
マネージャーだけでなく、試合に出られない仲間の力があったことを、
私もあらためて知った。

こんな係活動があっても良いと思った。
ゴリオと先生の中では、
多分部活をやめることを考えていたのだと思うが、
この日、空気が変わったのは間違いない。


2度とグラウンドで戦うことはなくても、
チームを支えて行けば良いのだ。
「係」が交代しただけだ。

たまたま翌日、ゴリオの学校では「メンタルトレーニング講習会」が行われた。

今、スポーツだけでなく、例えば吹奏楽部等においてもメントレは重要らしく、
多くのブカツ生徒が参加したそうだ。

ゴリオがただ一つ、講師の先生の話の中で覚えて帰ってきたことは、
「チームワークが大事」という部分だったらしい。

「例え個人競技であっても、チームの力が必要なんだってさ」と、
小学校の6年間を、厳しい個人競技で過ごした彼は言った。


ゴリオはその後、チームの友人達と『君の名は。』を見に出かけた。
「あと3回は見ていい!めちゃくちゃ良かった!」と上機嫌で帰ってきた。

「俺の名」が、何であろうと構わない。

係活動は続く。

卒業すれば、どちらにしても皆バラバラになる。

その日まで。

辛さや悔しさより、もっと大事なものがあるなら、
それを大事にすれば良い。

というわけで、親として私がこれからできることは

ゴリオ色白化計画と、ダイエット細マッチョ計画、そして
脱ゴリオ、祝人間化計画の実行ではないかと・・・。








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2016
08.22

人生のホーン岬

Category: 日常のこと
オリンピックもクライマックス。

今回、直前まで治安や選手村など、不安要素も多かった五輪なのに、
なんと素晴らしい大会になったことか。

チームワークの良さが際立っていた。

陸上男子リレーの4人には、
「ものづくりニッポン」的な努力と工夫が見えて誇らしかった。

不可解判定もロンドンに比べると格段に少なかったように思える。

報道だって、冬季に比べりゃ絶叫しようと失言があろうと、
どれだけましだったことか。

解説には愛があり、興奮があり、感動がそのまま伝わった。

本来、自国選手はこのように扱われるものではないのかと、
つくづく思う。

某TBSは別枠だが。

スポーツを長年続けること、しかも世界でトップクラスでい続けられることは、
ほとんど奇跡ではないか。

持って生まれたもの、運と努力、人に恵まれることは勿論のこと、
ありとあらゆる条件が揃って初めて、あの表彰台に立てる。

スポーツ選手は、宝物だ。

そんなこともわからないで
彼らを持ち上げたり貶める報道や番組はまったく馬鹿だ。


世界の舞台で戦う彼らは、
それがかなわないまま、競技を辞めていったものたちの
星の数ほどいる全ての選手たちの
夢を叶えてくれている。



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2016
08.15

女子会報告

Category: 日常のこと
盆と正月に、大体集まる同級生。

今回は日曜日だったが、私たちの年代は忙しい。
ようやく5人集まったのだが、毎回とはいえ、我が身の老化が嘆かわしい。

よくよく聞けば、私以外の全員が、ホットヨガやジム、ウォーキングなどで「筋活」をしている。
皆若い若い。
お肌はつやつや、このクソ暑いのにふんわりスカートにストッキングにハイヒールとか。
私には死んでも着られないノースリーブとか。
階段を後ろから上っていると、彼女たちの手足の美しさに見惚れてしまう。

なんでこんなに綺麗なんだろう。
遠近両用メガネのマツコ(私)以外は(T_T)

とても年齢相応には見えない彼女たち、
話題はまずもちろんの事、SMAPショックから始まった。
特にしんご君ファンの友人は、午前1時の速報の直後、そして早朝6時から、娘たちから励ましメールが入ったそうだ。
「お母さん、SMAP解散、大丈夫?」

彼女はいたって冷静で、「しんごが辛そうなのはもうずっとわかってた」と、身内発言。
そして「そろそろ嵐に乗り換え時かな・・・」と揺れる女心をチラリと見せた。

話はそのまま嵐にスライドして、次のツアーのチケットは、もっと広域で申し込んでおくことで
嵐ファンの2名は作戦会議を終えた。
尚、この2人の片方は、嵐の初回限定盤ブルーレイをゲットしたのに、家のブルーレイの機械が古くて再生できず、
もう1人は最新ブルーレイ機器を持っているのに初回限定盤が買えなかった。
勿論ブルーレイじゃないヤツをもう1人が買い、2人で取り換えっこしたらしいが、
50過ぎてもやってることが何となく学生の時そのままで微笑ましい。

それからしばし、
『先祖代々檀家のお寺に新しく「納骨堂」ができて、今〇〇万で買えるんだけどどう思う?』
と一人が言い出しお墓問題で盛り上がる。
断然その「納骨堂」は買い、という結論で全会一致。

その他、健康診断は何と何をどこで受け、どこなら楽に大腸検査が受けられるかなど役に立つ情報交換。
健康診断は皆結果が気になるところで、まるで通知表をこっそり見せ合うがごとき告白大会。

やっとリオ五輪の話になる。
スポーツで盛り上がるのは私一人だが、ついでに中学の時に体育で「1」を取ったことがあると、うっかり自慢してしまった。
自慢のつもりだったのに。
「なかなか取れないよ~~~~。」
「1だなんて、しかも体育よお。」
本気で驚かれて自爆。

1980円スマホCMの話題では、皆少し怒り気味。
『バカにしてるわよねえ。バブルの時代を馬鹿にされたら、自分たちのこと言われてるみたいじゃない』
皆「バブリー」でも「美奈子」でもなかったのに、なぜここで怒るのかが興味深い。

いや、ほんとにお笑い芸人に笑われてるって。

hirano.png
こちらの方ですね。
http://halleluja.jp/25313

バブル芸人こと「平野ノラ(バブリー美奈子)」に学ぶバブル用語

平野ノラさんが演じるキャラクターバブリー美奈子が、バブル時代を思わせる衣装をまとい、太眉にロングソバージュ、大きな携帯電話を携えてバブル用語を連発するという芸風。「バブルはそこまで来ているゾ!」「おったまげ〜!」「ぶっとび〜!」「OKバブリ〜!」などのセリフが有名です。


この「でっかい携帯」の話で皆大いに笑った。


というわけで、昨日は息子が汗と泥にまみれている間、しばし息抜きの休日を過ごしたのだった。

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2016
08.14

ゴリオの係活動

Category: 日常のこと
オリンピック期間中は、テレビをつけるとどの時間帯でも大抵何がしかのスポーツの中継や録画が流れていて、
見ているだけで幸せだ。

離れがたいがテレビを消し、とりあえず身支度を済ませ、車で2時間ほど走る。
炎天下、10分と立っていられないほどの暑さと日差しの下に立つ。
オリンピックとは無縁の、部活動見学である。

ゴリオ(仮名)は今月だけでも合宿が3回。
ほとんど休みなく、お盆も遠征だ。

弱小の上、新チームにはメンバーが足りず、試合に出ることはできても
次の新人戦では正規のリーグ戦に出場はできないだろう。

先生方には頭が下がる。
ブラックもブラック、ずっと選手と一緒に合宿中は寝食を共にし、
強烈な日差しの下、立ちっぱなしの指導。
行き帰りのバスの運転までしてくださる。

昨日は一試合で相手チームの3人が足を怪我して担ぎ出され、ゴリオのチームメイトは熱中症と内臓強打でグラウンドの外に運ばれた。
ゴリオ(仮名)は去年は血尿に悩まされたが、今年はまだ何とか耐えている。
足の裏は一面水膨れで腫れあがり、痛む上にシューズがきつくなり更に痛む。
夏は人工芝のやけどしそうな暑さで、擦り傷が膿んで治らない。


休むことも許されず
笑うことは止められて
這いつくばって
這いつくばって
一体何を探しているのか    

~井上陽水「夢の中へ」(うろ覚え)



リオ寝不足でフラフラの早朝、やっと作った弁当もそのまま持って帰って来る。
疲れすぎて食べられない。
豚丼にしたご飯とおかずもだめ、麺類を弁当にしてもだめとなると、こちらも考えなくてはならない。
今日はロールサンドとエナジー系ゼリー、凍らせたスポーツドリンクにしておいた。
夜は野菜でスープを作るが、
朝はスムージーか何かにするしかないだろう。
米の飯が一番良いのはわかっているが、もう限界の暑さ。

弱小チームは、予算も限られる。
マネージャーはまだ不慣れ。
氷の準備も足りず、怪我人の手当てもその場で対応できていない。

練習試合で自分たちの勝ち負けもよくわからないまま、
何度もメンバーの動きとサインを確認している(らしい)。

ゴリオの担当はいよいよ、一番避けたかったポジションになった。
どんなに向いていなくても係活動なので仕方ないが、
指示出しの仕方が「優しすぎる」と
猛烈に叱られていた。

底辺の底でスポーツをしている子ども達を見ていると

リオで輝く選手たちの、その裏側を見るようで。
オリンピックの頂点に立つまでの苦しさの一端を見てしまうようで切ない。

強くなればなるほど、いわゆる上部組織の問題も絡む。

その万難を越えて来た、
オリンピック選手の笑顔よ、もっと輝け。












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2016
08.05

雑誌の整理をしていた

Category: 日常のこと
本棚がパンパンになり、家具の買い足しか買い替えを考えなければならなくなった。
本や雑誌、資料の類が増えすぎた。

こんな時、まず私は物をドンドン処分する。
物だけではなく、増やすつもりだった家具も、逆に減らしてしまうほど処分する。

部屋の片づけの際、一番の関所は本と雑誌の山である。
この関所は、「読まねば通せぬ」とばかりに私の前に立ち塞がって時間を奪う。

というわけで、今、私の手元にあるのは茶番の時のNumberだ。
捨てないけれど、読み始めたら止まらない。
6年前の№747と749を読み返している。
どちらも蕎麦の茶番選手の特集が大きく紙面を割いている。
自国の安藤、鈴木両選手よりも多くの紙面、多くの情報、多くの褒め言葉と写真を多用して。
今見ても、異常な扱いだと感じる。
ソチ前のテレビでも何度も刷り込みが行われたが、茶番後のNumberでもあの選手の「驚異的な加点の理由」が技術的なものでなく、「チームの作戦勝ち」という、理屈にもならない屁理屈をこねた記事が堂々と載せられている。

同時に掲載されている宇都宮さんの記事と好対照になっていて興味深い。「最高難度の技術には、もっと敬意が払われるべきだ。」という宇都宮さんの言葉は今もずっと言い続けてもらいたい部分である。

茶番とソチシーズンのNumberの違いは、フィギュアスケートにおいての男子選手の取り上げ方だろう。
茶番OPで、高橋大輔は日本人男子として初めてのメダルを獲得した。
にもかかわらず、女子フィギュア選手の後のカーリング選手の後、ライサとプル様の後にしかそのインタビュー記事は載せられていない。織田、小塚両氏は更に申し訳程度である。
雑誌の構成としては中盤の大特集のつもりだったのかもしれないが、現在の男子選手との扱いの差は歴然である。

浅田の記事は、6年前のこのNumber2冊に関しては宇都宮さんの手になるものだ。宇都宮さんの「浅田真央○○才」シリーズから部分的に使用した「発掘ノンフィクション」は747号に載っている。
記事そのものは以前書かれた本からの再構築だし、宇都宮さん自身に浅田を貶めるつもりはなかっただろう。しかしこの記事構成、浅田家と親しかったゆえの言葉の切り取り方、タイトル、小見出しのつけ方は浅田のイメージを非常に損ねるものだった。
残念極まりない。

雑誌でさえ読めば読むほど、結局、政治的なものに目を向けずにはいられなくなる。

リオOPが始まる。
日本のメディアが本気で騒ぎ立てるのはリオより「ぽんちゃん」の方だろう。
それはまだいい。
ニュースで見ることのできる世界の出来事の幅は、ますます狭められている。
自分の母親を見ていても思う。
情報操作は、見事に功を奏している。
犬HKですら大きく取り上げないニュースの陰で、お気軽な感じのGA隊入隊のCMが流され始めた。


ああ、こうしてあれこれ考えていると、片付けというトンネルの出口は、益々遠のいていく・・・。
いやしかし、「好きな人が載っている雑誌」、「好きな作家の本」から残すことにしていけば、「関所」の山も早く減っていくはず。
はずっ!

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2016
07.23

夜歩く

Category: 日常のこと
夕べ、いつものようにゆっくりまったりと食事を終えたゴリオ(仮名)。

家でのスタイルはトランクス一丁を冬でも貫くゴリラが、夜の9時を過ぎてTシャツを着はじめた。

何してんだ。

『ヒサジーがさ、今から一緒に行こうって言うんだよ』

『探しに行くのかい』

『頑張ってくるぜ』

『車に気をつけな』




男の子の親は、この辺りは気楽である。

「悪いことはするな」と言っておけば良い。

あのガタイではそうそう被害者にはなるまい。

結局近所の友人4人と11時ごろまでポケモンを探して歩き、クタクタになって帰ってきた。

金曜日の夜間に、住宅街から商店街にかけ、ぞろぞろと人が歩いていたそうだ。

スマホを持って。



これが受験生の親なら、怒髪天ではなかろうか。

南半球は冬のはずだが、そちら出身の同僚の話では、あちらでもその話題で持ち切りとか。

冬の夜も、ポケモン探しに奔走するのだろうか。



全く、あぶねーよ。



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2016
07.03

迷子

Category: 日常のこと
今日は天気はともかく、
湿度の高さと暑さで大変な一日だった。

よりにもよってそんな日に。

なんというか、
入り組んだ昔の住宅街の迷路の奥にあるお宅にお呼ばれしたのだ。


途中からは車も入れない道だ。

お土産を抱え、歩くしかなかった。

古い街の込み入った住宅街は丘が連なり、アップダウンも並大抵ではない。

道に迷うこと、ほぼ1時間あまり。

メールの道案内に従って歩いていたのに、途中から家々の塀に記された番地が目的地から遠くなっていく。

しまった。迷子だ。

GPSも途中で私を見失ったらしい。
携帯もここまで入り組んだ道では役に立たなかった。

多分すぐ近くまで来ているはずなのに、自分のいる場所の説明ができないことと、
ここまで来たら何としても自分の力でたどり着きたいという
「何かとの戦い」が私を駆り立てた。

それにしても暑い。

汗みどろで荷物と携帯と日傘を抱えたまま、石段の途中で座り込んだ私を、
通りかかったおばちゃんが恐る恐るチラ見している。

3人に道を訊ねたが、
目印もなく番地だけではわからない。
車の通る道まで戻ってタクシーに乗ったが、ナビで住所を見た運転手さんからも
「車で行けるのはやはりここまでですよ。」と降ろされてしまった。

もう歩けない。
来た道を戻るだなんて、到底無理。

なのに何だろう、この「ここで負けたくない」という気持ちは。

とうとう、絶対この近くだ、というところまで道を戻り、約束の時間をとっくに過ぎてしまったところで先方に電話した。

「多分近くだから、庭から大声で名前を呼ぶわよ。」

迷子の挙句に、大声で名前を呼ばれる・・・・・。

致し方なく、午後の静かな住宅街で自分の名を呼ぶ微かな声をたどり、
ようやくたどり着いた先には、
紫陽花の咲く庭が待っていた。


行き倒れになる前にたどり着いてよかった( ;∀;)


ところで、10人足らずの集まりに、遅刻したのは私だけではなかった。

これまでに唯一、携帯を頼りに一人でその家にたどり着いたという強者の到着が遅れていた。

私が着いてから30分ほど後、強者が汗だくで到着。

いつもはずっと歩いてくる道を、
初めて途中までタクシーに乗ったばかりに道を見失い
彼もまた遭難しかけていたのだった。

「いや、何か負けたくなくて。」

電話しなかった理由を、彼はそう語った。

それからわかったことは、奇しくもその人と私は同じ誕生日で、同じ日に同じマカロンを手土産に持ち、
同じように道に迷って同じ人にお呼ばれしたということだった。

何の接点もない御方だが、
不思議なシンクロニシティである。




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2016
06.26

先週の続き

Category: 日常のこと
はい、今週末も雨の中参加してまいりました。

「英語観光ガイド養成講座」。

今回は実地研修の巻だった。

雨の予報が出たというだけで自主休講する気マンマンの私。
ところが先週、講師の先生の弾丸トークに辟易していた友人の方が、「行く」と言う。
まじかまじなのか?

先週貰った資料一式に、あれから一度も触れていない私に比べ、
彼女は会社にいるもう一人のYOU、「Pさん」に資料を読んでもらい、
大まかな内容と、文章の書き方のパターン、
単語の解釈などを一通りテキストにしてもらっていたのである。

どんだけヤル気あるねん。

私は朝から夕飯の買い物を済ませゴリオ(仮名)のオタクの巣窟を大掃除し、期限の迫った自分のレポートの最終チェックをして提出。
それからオットの買い物と食事に付き合い、補習から帰ったゴリオとクラスメイトを勉強部屋兼お食事処であるファミレスまで車で送ったところだった。

もう一日は終わったも同然の気分だったが、友人が行くなら、私も行かなくてはなるまい。
「観光ガイド」になることなど、一生なくとも。

友人の家は交通の便が悪いので私が車で迎えに行き、一緒に実地研修の集合場所に向かった。

私が住む町は町の中心部にごちゃごちゃと細かな歴史的建造物やその跡が残っている。
多くは現存していないものの、「〇〇跡」と書かれた石碑が数百メートルおきにある。

そんな町の中に、数年前、建築物を建替えのために掘り起こしたら、下から珍しい遺構が出てきましたよ、ということで、保存することになったものがあるのだ。
現在そこは遺跡発掘現場のように保存され、誰でも見学できるようになっている。
遺構が建っていたのは、400年だか500年ほど前のほんの5年間だけだったそうだ。
なのに日本と当時の諸外国との関わりを、その5年間建っていただけの建造物から読み解くわれらがYOU。

「観光ガイド養成講座」の先生であり、学者であるYOUは、観光地となっている遺構の、自治体が作成した説明文にも突っ込みを入れずにはいられない。
勿論それは明らかに「ショーグン」と「カンパク」を間違えているのだから自治体側のミスなのだが、何しろ読み手にとっては「カンパク」より「ショーグン」の方がわかるんだからそれでも良いではないか(英語のパンフレットだし)。

それを見逃せないのがYOUのYOUたる所以だろう。

それにしても、小さな町中の半径2キロほどのエリアに、よくもこれほどの「情熱」を注げるものだ。
知らなかった町の謎を次々と解き明かすYOUの話は、予想外に面白い。

私たち一行は見慣れた、そして散々見飽きた町の中に、数百年前の歴史をたどりながら歩いた。

友人も私も、昔の出来事が今こんな形で残っていると説明された一つ一つに目を見張り、
「へーーーーっ!」とか「はーーーーっ!」とかポカンと口を開けて感心するのみ。




さて、この時初めて知ったのだが、
この「養成講座」を企画したのは私の恩師だった。

阿保面下げた昔の教え子の私に、恩師は言い放った。

「要するにね、企画しなきゃ始まらないのよ。」

「あなたが前に立てた企画、あれと同じでしょ。あんなの考え出さなきゃ、こんなことできないわよ。」

・・・・・・・・・・・・・・・。

言葉もなかった。

私は以前、今の仕事に就く前に、
自分が進めていた講座の企画のことで、この先生にとてもお世話になっていたのだ。

因果応報・・・・。

ちょっと違うのかもしれないが、そんな言葉がグルグルと頭の中を駆け巡ったのだった。



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2016
06.20

週末の午後

Category: 日常のこと
高校時代の友人は、設計の仕事をしている。

なのになぜだか会社で翻訳をする部署に回され、
そこで一緒に働くYOUに悩まされているらしい。

仮にそのYOUをPさんとしておこう。

Pさんは友人の発音を一語一語訂正しながら、話す。
どんな会話も全て彼の『その発音は・・・ちゃう!』に遮られ、
小さな彼らの部署は彼の弾丸トークの独壇場となる。

或る時は『今週末はバーベキューやろうよ』と誘ってきた。
友人は几帳面なので、早速自宅の庭に設置するバーベキューコンロのことなどを考え、
旦那に都合を聞き、パーティーのメンバーに頭を巡らせたそうだが、
散々2人で計画を練った挙句、
『・・・・・・・ってことで、ジョークだから~~。バーイ!』と去っていった。

毎日毎日彼女は笑いと歯ぎしりの狭間で仕事をしている。

私ともう一人の友人は『Pさん』が目に浮かぶようで、大爆笑だ。

新手のギャグと嘘を仕込んでは職場にやって来るYOU。
NYで生まれ、世界中を転々としている彼は、『世界中に彼女がいるんだ』と豪語するそうだが、
週末に彼が何をしているのかは会社の誰にも謎のままだそうだ。

さて、いちいち発音にケチをつけられ、いい加減頭に来た友人は、
『あたし、今人生で一番英語勉強してんのよっ!』と鼻息荒くPにギャフンと言わせるために
努力を続けている。

そんな友人の話に散々笑わせてもらった私は、ある日1枚のチラシを貰った。

「英語観光ガイド養成講座」と書いてある。

週末に1時間半ずつ11月まで5000円で英語を習うことができるという。

講師は英国随一を誇る大学を卒業後、米国随一の大学で博士号をゲットというバリバリのイギリス人。

素敵な発音に触れることができて英語が上達するなら5000円は安い。

私は友人に「こんな講座あるけど、どう?」と「お知らせ」をし、
『Pさん』に逆襲をもくろむ彼女は即それに乗った。

さて、土曜の午後、ちょっと緊張しながら会場に座った私たち。

「英語観光ガイド養成講座」は、美しく聞き取りやすい英語の弾丸トークで
1時間半をジェットコースターのように駆け抜けた。

「英語観光ガイド養成講座」とは、先生の「観光地オタク」と「大学での専門分野」が見事に結合した『講義』を只々黙って聞くものであった。
あとは自分たちでレジュメにある英語に肉付けし、「専門用語による専門知識」を外国人観光客に話せるように勉強しろ、というのだ。
観光地の話なのに、あまりに専門的過ぎて、彼の論文の一部であるらしい資料に載っている単語は、携帯の英単語帳にすら載っていない。

参加者はほとんど私たちより年長の、仕事をリタイアしているに違いない方々のようだったが、皆適切な場面で頷き、笑っている。

こんな年齢で(失礼)弾丸英語についていけるんだ・・・・・・・・・・・・・・・・。

友人と私は、自分たちが住む町の『観光地』の知識を6世紀あたりまで遡ってその道のYOUに教えられ、
とんでもない『場違い感』でフラフラになりながらオットというタクシーを呼んだ。
帰りにお茶するのを楽しみにしていたのに、もうそれどころではない。

覚えたところで到底『Pさん』には使うチャンスもない専門用語を英語で覚えてくるように宿題を出され、
オットタクシーの中で友人と私は其々が聞き取った『講義』の内容を確認し合うのに忙しかった。

別れ際に『また来週ね~~~~!』と言った私に、友人が
『えぇ~~~~~!?』と叫んだのも、無理はない。

友人のリベンジ、道のり遠し・・・・・。







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2016
06.05

齢80歳の興奮

Category: 日常のこと
バレーボールのリオ予選にすっかりハマりこんでいた80歳の母。

最近少し元気になった彼女は、

「もう~心臓がバクバクいうんだわー」と、コワいことを言いながら日本チームの応援を続けている。

そういえば、彼女の母は、相撲が好きだった。

千代の富士の全盛期。
毎日毎日「あの千代めがっ!あの千代がっ!」と、
他の力士を寄せ付けない強さに文句言うのが元気の素だった。

千代が強ければ強いほど威勢の良さが増していく。
なので場所が終わると途端に口数が減る婆様だった。

その娘である私の母は、若い頃は全く祖母に似る気配はなかったのだが、
ここにきて、やはり母娘だなあと思うのだ。

バレーボール男子のサーブの決まらなさを散々言うだけ言いながら、
今日はゴリオ(仮名)の試合場へ向かった。

ゴリオ(仮名)は何というか、先輩の怪我の具合でポジションを変えられるので、
シューズも気持ちもどっちでも行けるように準備はしていたようだ。

結局今日はあまり走らないで良い方のポジションだった。

試合が始まると母が猛烈な勢いで言いだした。

「ゴリオもあんたも大体太り過ぎなんだから、少しは食べるのやめたらいいんだよ。
だからあんなに走れないんだよっ。
ほら、見てごらんよ。
ちっともボールに触れないじゃないかっ!
どうしてすぐ下敷きになって寝てるんだよっ!
あの“ずんぐりむっくり”めがっ!」

注:ずんぐりむっくりとは
背が低くて太っているさま。物が太くて短いさまを強めていう語(語源由来辞典より)



「お母さん、あのさ、ゴリオ(仮名)は今日、そういう役目なんだよ。
自分のチームがボールをキープできるように身体を張ってるんだからね。
ゴリオは今日走る役目じゃないんだよ。」

彼は私たちが知らない間にトライしていたそうだが、
そんなことはどうでも良い80歳の勢いは止まらず、イキイキと“ずんぐりむっくり”を罵り続けている。

「大体もっと痩せるスポーツをさせると良かったんだよ。
何だってこんなこと(失礼)させるのか、あたしゃあんたの気が知れないよ。
頭だけ使う部活動はないのかね。
ま、親の子だから仕方ないよねっ。」

・・・・・。

この婆様の怖いところは、これをおっとりとニッコリ笑顔で言ってのけることである。

彼女の言葉が聞こえないところで見ている人には、
優し気なおばあちゃんがニコニコと娘と語り合っているようにしか見えなかっただろう。



「ああ、面白かった。
今日のバレーボールはフランス戦だよ。
きっと良く眠れるよ。」

そう言って、ゴリオ(仮名)の試合も含め3試合も見続けた彼女は、
意気揚々とグラウンドから引き揚げたのだった。





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2016
05.18

テスト期間

Category: 日常のこと
ゴリオ(仮名)はテスト中。

本当ならわずかなテスト前の部活休止期間とテスト期間をフル活用すべきだと思う。

ところが、彼が家に帰ってきて言うことには。

テスト勉強をするために友人たちと出かけたマックの近くで「献血ルーム」に誘われ、
断り切れず「飲めや食えや」に乗せられて献血してきたそうな。

緊張してとんでもなく血圧が上がったことを除いて、
どうやら彼の献血初体験は楽しいものだったらしい。

初めての未成年献血者は感染症の有無などを調べるため、200ccまでしか取れないらしく、
「2か月くらいしたら、次は400取りに来てねっ!」と中年男性職員に誘われ、嬉しかったようだ。

実は私も献血した時に、私の前にいた青年が「貧血で献血はできません」と帰されているその横で、
「とってもいい(血)ですね。もう一本頂けますか?」とおかわりを要求されたことがある。
勿論お断りしたが、血液を褒められたからと嬉しい女性はどれほどいるのだろうか。

400ccって、牛乳ビン2本分ですが。


「ゴリラの血は人間には使えないんじゃね?」と言うと、

「オレの献血はきっと人様のお役に立つ!」と胸を春日並みに張っていた。

その後マックで勉強しながら、ゴリオの友人達は、好き勝手に妄想していたそうな。
ゴリオ(仮名)の献血がどこかの美少女のお役に立って、彼女の中のゴリオ成分(怖いわ)と互いに
魅かれ合い、恋愛に発展したらどーよ、と。

ゴリオ(仮名)はその妄想のおかげで、次の献血を夢見てガンガン夕飯を食っていた。

非常に気持ちの悪い妄想だが、最近彼らが読む小説なんて、なんだかそれ系の不思議話が多いではないか。


このところブログの更新が滞っているのは、私もテスト期間だったからだ。
勿論受ける側だ。

昨年取り切れなかった単位を、何としても今季で取ってしまいたい。


というわけで、近頃我が家の夜はテレビより会話で成り立っている。

それもまたアリ、かもしれない。
ゴリオ(仮名)の学校生活や友人情報をたっぷり聞き出せて面白い。

彼の恋愛は一向に発展の気配を見せないが、
毎晩ギターの練習をしているのも、
好きな女子のためだということがわかった。

ハッ!

テスト期間なのだ。

少しは勉強しろよ。


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2016
05.10

購買ぶ

Category: 日常のこと
さて、一昨日の夕方、いつものごとくスーパーで大量の食料品を買い込んでいると、
隣でオットが、もしかしたら今日は母の日ではないかと言い出した。

「来週じゃないの?」と返事をしつつ、サケの切り身の大きさをジッと見極めていた私だが、
そういやスーパーのあちこちに「母の日」なるのぼりが立っている。

ほんの数日前に「こどもの日」と称してゴリオ(仮名)所望の回る寿司を食べさせたばかりではないか。
それなのにもう母の日とは?

早い、早いよ、行事の運びが!

あれこれ考えても仕方がないので普通の日と同じく、
普通の食事をして大量の洗濯物を干し、母の日は終わった。

その翌日、昨日の夕方。

ゴリオ(仮名)が卒業した中学校の前で、車で信号待ちをしていた。
すると道路を挟んで右側に「購買部の顧問」と呼ばれるおばちゃんが手を振っている。
左側には女子中学生が「おばちゃーんっ!」と嬉し気に手を振っている。

ゴリオ(仮名)の母校の購買部のおばちゃんは、京塚昌子に似た一見して優しい人とわかる風貌をしている。
私より少し年長なので、おばあちゃんと言っても良いくらいのご年齢だと拝察する。

おばちゃんの仕事は始業時間前から昼までの購買部の仕切りなのだが、
実は生徒の登校時間よりずっと早い時間からその仕事は始まっている。

ゴリオ(仮名)曰く、それは「部員」がおばちゃんを囲んで談笑する、
「購買ぶ」と呼ばれる「部活動」なのだそうだ。
ほぼ決まったメンバーが、毎日おばちゃんに会うために朝早くから登校する。

意地悪なことを言う同級生はゆっくり学校に来るので、
その様子を見られることなく、思う存分おばちゃんに話したいことを言って授業に臨めるのだ。

ゴリオ(仮名)は部員ではなかったらしいが、メンバーのことも、おばちゃんのことにも詳しかった。

彼は言ったものだ。

「要するに、学校のお母さんなんだよ。安心できるおばちゃんなんだよ。
誰にも何にも言わないし、ニコニコ話を聞いてくれるしさ。」

なるほどなあ。

京塚昌子的おばちゃんは、今も理想の日本のおっかさんなのかもしれない。
例え今の子たちが「肝っ玉かあさん」や「おふくろさん」を知らなくても。

子どもにはつかず離れず、家族のために懸命に働くお母さん。

余計なことは言わず、困ったときには話を聞いてくれ、そっと手を差し伸べる。

子どもにべったりと甘え、自分のためなら懸命になる似非なる母は、
道のあちらとこちらで手を振り合う彼女たちを羨望の目で眺めながら、
「購買部の顧問」を尊敬せずにはいられないのだった。



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2016
04.10

齢80歳の困惑

Category: 日常のこと
母が、「これ、どう思う?」と取り出したのは、
いつもお世話になっているデイサービスのスタッフから頂いたというプレゼント。

キーホルダーだった。
80歳の母がお花のレイをかけて笑っている写真が、丸いキーホルダーになっている。

「あら、よかったね」
私は本当にそう思ったのだが、
母は憮然として言った。

「誰がこんなの、欲しいと思う?」

彼女は老いた自分の顔を晒すキーホルダーに困惑していた。

「これをさ、私がどこにつけるんだよ、ねえ。」
「せめて好きな俳優のキーホルダーならねえ・・・。でもさ、捨てるわけにもいかないよね。」


ふーん・・・・・・。
私はこんな時だけ悪知恵がまわる。

「人が捨てたいものでも捨てられない奴がいるじゃん」


*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*


「きっとご利益があるよ。」

何のご利益だか知らないが、
そう言ってキーホルダーをゴリオ(仮名)に押し付けた。

微妙な顔で受け取ったソレが、
これから先、ずっと彼の手元にあることは間違いない。

便利な男だ。

いつか彼が結婚した時、
彼の「捨てられないモノ」の数々を見て、
お嫁さんが絶句する日が楽しみなような、不憫なような・・・。









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2016
04.03

合宿の週末

Category: 日常のこと
世界選手権をゆっくり見るには、余りに忙しい週末だった。
明け方まで仕事とネットで読んだり書いたりした挙句、
早朝5時半から合宿所で朝食作り。
練習試合の会場までの車の中の往復の時間が唯一熟睡できる時間だった。
朝食の片づけの後は昼食まで作って競技場に持って行き、練習試合の部員たちに食べさせて又夕食作りに合宿所に戻るという。
ど根性な週末。

ゴリオたちのチームは、大きな怪我をする子もいず、(両肩脱臼でさえまだ良い方だ)とりあえず春休みの合宿を乗り切った。

ゴリオ(仮名)は、1年たって体つきもメンタルもずいぶん変わった。

練習とはいえ試合を楽しんでいる。

彼曰く、「合法的にどけやおら~って、前に進んだり、相手を倒したりできるからね。」

「合法的」っすか。

フィギュアのような繊細さは欠片もない。

けれど、試合が終われば互いに握手をし、時に相手の肩をポンポンとたたき、ねぎらいを見せる。

こんなガチ勝負の競技でさえ、練習中に「マナー違反」をしたのされたのでいきなり相手に怒鳴ったりすれば、
それこそ失礼な奴で、メンタルが不安定なのではと思われるだけだ。

「俺様」
なら何をしても被害者で、
相手を一方的に非難してもいいわけか。
スピンしている選手は、その場で止まった状態で回っているのだから周りは見えない。
いくら自分のジャンプの軌道上にいようと、近づいていく選手の方が、避けようと思えば避けられるはず。

スピン中の選手に向かって滑っていく方が恐ろしくはないか。
例え自分の曲かけ中であっても、自分一人がリンクを使っているわけではない。

そんなに相手選手が「マナー違反を繰り返している」のなら
自分はどうなんだろう。
これまでの動画も見たが、この世選でも不思議なことをしているではないか。

今回のフリーの6分間練習の直前。

リンクに出る前の選手たちのいる狭い場所には関係者も座っている。
その狭い中で、只一人ジャンプをくるっと跳ぶ選手は危なくはないのか。

あれで当たり前なのか。
他の選手たちは並んでリンクに出る瞬間を待っているというのに。

ついでに言えば、私は上位3選手が座る席での土下座が信じられない。
ふざけてやっているのだろうが、
見ている方は、その卑屈な態度とは裏腹な傲慢さを感じてしまう。

土下座の意味するところを、世界選手権という場で他の国の人々がどのように見るのか、
彼は考えたことがあるのだろうか。




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2016
04.02

新年度

Category: 日常のこと
満開に咲いた桜の花を眺めながら、今日は屋外テラスのレストランで慌ただしいランチを仕事仲間と食べた。

今日からまた新年度。
やっておかなくてはならない仕事が山積みで、時間がたつのを忘れていた。

着替える時間も惜しく、そのままゴリオ(仮名)の合宿所に向かう。
保護者は合宿の飯炊き要員なので、とりあえず間に合わなくても行っておかなくては申し訳が立たない。

毎度家で持ち帰りの仕事を抱える私には、非常に辛い。
明日も早朝から朝食作り。
だがしかし、女の世界は裏で何を言われるかわからない。
「誠意」だけは見せておこう。

早朝、世界選手権女子SPの結果は確認していたので、
選手の演技は日付が変わる頃に見られれば良いと思っていた。

真央ちゃんの演技を楽しみにしていた。
ただ、笑顔が見たかった。

ヘアスタイルもお化粧も、素敵。
ちょっとポンパ気味に前髪も盛り加減で毛先はカール。
とても似合っている。

2016worldmao3.png

難しいことをいとも簡単にやってのけながら、氷に吸い付くようなスケーティングに見とれているうち、あっという間に終わってしまう。
驚くほど落ち着いたレポートをする高橋大輔氏も「ステップに引き込まれているうち、2分50秒があっという間」、と言っていた。

それにしてもPCSの低さに驚く。
男子の時も思ったが、もはやSSなんてジャンプのおまけ点と同じなんじゃないのか。

世界選手権の女子は、華やかで迫力があり、ブンブンスピードがあり、という選手が上位にきたように見える。

女子は欧州からこれまであまり知らなかった素敵な選手が何人も出てきている。

未来ちゃんの演技には泣けた。
彼女の良さが存分に出ていた演技。
観客の声援が後半の情熱ほとばしるステップに繋がったのか。

回転不足というのはアシュリーもしばらく取られ続けていたが、
雨女の中でも「押し」ではないからか、点数は演技とはとても見合わないものだと感じた。

アシュリーも素晴らしかった。
彼女自身が楽しんで滑っているのがまたとても。

メドべはリプ同様、やはり好みの選手。
ただ、少し疲れていたのかもしれないが、点数は出過ぎだと思う。

ラジオのスピンのポジション!!!ロシア女子のスピンは本当に素敵。
でもジャンプに関しては、未来ちゃんとどう違うのか全くわからない。
やはり同じ基準では採点されていないと感じるのも無理ないのでは?

本郷さんも今日はとても良かったのでは。
さっとんのショートも大好きなプログラム。
このショートは何度見てもワクワクする。
今日は回転不足を取られたけれど、PCSは出ていたし。
今回は特に、ヤマト先生がキスクラに座っているせいか、
違う動悸を感じるのは、歳のせいだろうか。

GGのタンゴには、ちょっと笑ってしまった。
健康的で元気いっぱいのキレッキレタンゴも、時にはいいかも。
この加点とPCSは地元点?

ポゴは集中力が半端なかった気がする。
力強く、迫力を感じる演技に釘づけ。

こうして見ていくと、みんな違って、みんないいと、本当に思う。

みんな同じにしてほしいのは、採点の基準だけなんだけど。


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2016
03.26

送別会

Category: 日常のこと
さっき確認したら、昨年の今日も、同じように送別会の話を書いていた。

昨日、一昨日と送別会が続き、遅い帰宅後、ゴリオ(仮名)の翌日の弁当のおかずを作っているうち目が冴えてしまい、2晩続きで遅くまで起きてしまっている。

仕事の上では一匹狼の私が、誰かとの別れをこんなに寂しく思うようになるとは、思ってもいなかった。

共に何か仕事をしたわけでもなかったのに、話をする余裕もほとんどなかったのに。
心の琴線に触れる出来事が、いくつもいくつもあった。

定年で退職する方々も、異動になった若い人も、本音を言える人達だった。



そういえば、息子が保育園の時の保護者会がそうだった。

同じ園の同じ組の保護者というだけで、子どもの事よりも、自分たちの個人的な話までを語り合い、
同じ釜の飯を食ったくらいの、不思議な仲間意識が生まれていた(と思う。少なくとも、私は)。

時間や中身は関係なく、火花が散るように、一瞬に生まれる連帯感のようなもの。

その中に一人、絵描きをしている人がいた。

彼女がある時言った一言が忘れられない。

「芸術ってね、時に人の中まで入り込んで、えぐるようなものなのよ。」


人は何かの折に、自分の秘密を語りたくなるものらしい。
彼女が最後に話してくれた、その仕事を選んだ理由とそこに至った人生に、
涙が止まらなかった。


私が浅田真央の演技に必ず思い出す彼女の言葉。

心をえぐられるほどの感動を貰うほうは幸せだが。

えぐる側の葛藤と苦しみを、分かち合うことはできない。

只々、心の中で、祈るだけ。

ショーとは違う緊張感の中で、再び浅田真央は戦う。

世界選手権はもうすぐ。





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2016
03.18

お人形の方のフィギュアの話

Category: 日常のこと
ちっちゃいものと言えば「おじゃるで雅な」アニメに「ちっちゃいものクラブ」があって、テーマソングで行進していた。
小さいものというのは、なぜにあんなにカワイイのだろう。

フィギュアというと、普段スケートのこと(スポーツ的な分析なんて一切ありませんが)を書くこともあるが、
ここでいう「フィギュア」は、いわゆる「特定の趣味を持った方々が愛好する人形」のことである。


ゴリオ(仮名)は「けいおん」のフィギュアに始まって、今では数を数えるのも面倒な程のフィギュア入りの箱を部屋に積み上げている。
「けいおん」の場合はギターなんかの小物がとても良くできていて、私でも欲しいと思う可愛さと細部の完成度だ。

だがしかし・・・。
中にはカップ麺の蓋を抑えるための「監獄学園」キャラフィギュアなどというものもあって、
すごい格好で座っている姿のそれは女として憤りを感じずにはいられないほどの代物だ。
これはゴリオ(仮名)の生活態度にいよいよ注意をしなければという時の格好のネタになっている。

私も実は食玩シリーズが好きで、戸棚の中には勉強部屋と台所を隠し持っているので息子のことは言えない。

こういうののコンプリート版を大人買いしたりするので、ランドセルとか昔の「ピアニカ」やそろばんなんかもある。

tukue.png


ちっちゃいものを愛でるだけの趣味ならまだいい。

でもそれが女の子のフィギュアってーのがどうにも許せない。
せめてあのお高いワンピースキャラであってほしかった。
もう時すでに遅いのかもしれないが、
歪まず育ってくれよと
親としては祈るような気持だ。

そっと取り出して眺めてニヤッとしてまた箱に戻す。

自分だけのミニチュア世界がそこに広がっている。

物としてというよりは、そこに物語を見ている。

私の場合はそうだが、ゴリオ(仮名)の物語の場合、想像したくもない・・・。



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2016
03.13

ホワイトデーの自立

Category: 日常のこと
三寒四温の季節。

突然暖かかったり、急に冷えたりで何を着ればいいのかわからない。

昨日は少しのどかなあたりに車を飛ばすと、もう菜の花と、早い桜がチラホラと咲いていた。

ハナミズキも満開で幸せな気持ちになる。

そんな3月・・・。

今年のバレンタインは日曜だったが、
ホワイトデーは月曜日。

大抵のことは女の私が動かなくてはなーんにもしない我が家の男共。
そこでバレンタインもホワイトデーも自分で準備することになる。

クソ忙しい時でも、世間並の行事はしてあげなくてはと、
「義理」と「人情」と、チョコレートへの偏愛が私を動かしただけなのだが。

バレンタインは、めったに「義理」でも頂けないチョコレートを、オットとゴリオ(仮名)と、一番良いのは自分のために。

そして明日までには、「義理」を果たして下さったありがたい少数派の皆さまにお返しのクッキーなどを。


ところが昨日、せっかく買ってきたカワイイクッキーに親子揃って言いやがった。

「あ、〇〇の店の箱入りのあのお菓子買いたいんだよね。自分で行くからいいよっ!」

自分の部屋は片づけられなくても、
「義理チョコのお返し」は買いに行けるのか、お前らは。

ついに自立したのか、この日だけ・・・。

ムッとしながらネットを徘徊していたら

2回目オープン「レンゲ屋さん」のお知らせがっ!

こちらからどうぞ➡おやつレンゲ屋

前回頂いたお菓子がどれもすんげー美味しかったのと、良心的な原材料の選び方に頭の下がる思いのネットお菓子屋さん。

私がハマったのは

これっ!

「やみつきスパイス・ナッツ」
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お酒が飲めても飲めなくても、お茶でもコーヒーでも何とでも合う!
このスパイスの香りだけで踊り出しそうになる。


今回は、ゴリオ(仮名)にもオットにも見つからないようにこっそり注文、こっそり食べる。


「義理」へのお返しに使ってもらえなかったクッキーは、ゴリオが一口で食べるだろう。

レンゲ屋さんのお菓子で彼らの自立を祝おう。

・・・(*´▽`*)



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2016
02.11

男子高校生の(かかあの)日常

Category: 日常のこと
「男子高校生の日常」というアニメがあるのを、ご存知でしょうか。
ゆるくてなかなか好きなんです。

つべで第1話が見られます➡こちら

最初や最後にちょっとだけ「女子高校生は異常」という小ネタも出てきますが、こちらもありえない展開でまあまあ。



で、彼らの「かかあの日常」は、どーなんだ、と。

ゴリオ(仮名)という生物を育てている私の場合を言えば、その日常とは・・・。




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弁当



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捕食捕食捕食


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買い物買い物買い物



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夕飯はイメージです。


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夕食前のおやつ

そして

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洗濯機がしますが。イメージです。




この合間に働いて、働いて、鏡もろくに見ずに、気が付くと眉毛がイモトになってたりするんですわ。

何しろ、この生活を続けるにはPCという道楽を減らし、寝るしかありません。
ということで、
更新は減っております。



さて、丁度ゴリオ(仮名)の部活も大きな試合は終わり、試験休みに入ったはずでした。

ところが夕べ突然、「試合に出てもらいます」と有無を言わさぬ電話が。

選抜のテスト試合っちゅうもんです。

結果はもうわかっているんです。
これまでの試合で、選ばれるべき選手は十分にそろっているはずなのに、
「一応、平等に選出した」という名目がいるんでしょう、とりあえずあちこちから集めた選手を試してみるわけです。

大人の事情は大人にはわかるのですが。
ま、本人にもわかってるでしょうよ。

そう思っていたら。

なんと。

ゴリオ(仮名)はめちゃくちゃ緊張していたのでした。

選ばれる可能性なんて、1000%なくても、選手は試合になると、やっぱり、頑張るんでした。

他の選手も、みなそうでした。

全力でやるからけが人も出る。

それでも、結果はわかっているのに、そこでプレイできることが、やはり嬉しいんだなと。

スポーツするって、こういうことなんだと。

どんな競技も、星の数ほど選手がいて。

その中から、全国区で頭角を現すのは、ほんの一握り。

しかも、世界の一線で現役として戦い続けられる選手などどれだけおりましょうか。

だからスター選手は星にも太陽にも例えられるのでしょう。

私の星であり、太陽である選手は、
ワールドに向けて今日も頑張っているのでしょう。

選手は、どんな選手も、試合に出られるならば万全を尽くしたい。

そんな彼女を、弁当作って働いてるだけのおばちゃんも、心から応援しているんです。

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2016
01.19

特急券

Category: 日常のこと
いらんことをよく引き受けてしまう。

得にもならず、別に大したこともできないくせに、準備だけはやたらかかる。

私の弱みは、その「いらんこと」が好きだというところだ。

残業代がつくでもなく、当日までに要した時間など数える気にもならない。

おかしなもので、努力は確かに嘘をつかないが、
人の記憶に残るのはちょっとした「破たん」だったりする。

結局、自分は取り繕えない。

相手のために仕事を超えて何かしようと思ったら、
知識や技術など、最後の支えくらいにしかならない。

北村薫の「スキップ」には、元国語教師らしい言葉が顔を覗かせる。

「文法はやらなくっても読めるっていうのは正解だよ。だけど、そいつはよっぽどセンスと力とやる気のある人がいう台詞なんだ。
凡人はな、文法をやった方がよっぽど楽なんだ。特急券なんだよ。苦労の末につかむ筈の法則を、最初にぽんと教えてもらえるんだから。」


(北村薫著 「スキップ」 新潮社 1995)より



これは古文の話の部分なので、違うといえば違う話だが。

文法もセオリーも、やろうとしていることに当てはまらない時はどうするんだ、と思う。

私も、特急券が欲しい。

でも今は普通の切符しかない。

というわけで、努力の人、さっとんの写真にほっこりしながら、
泥臭く這いずり回る日々が続くんでした。


身長差48センチ!関西を代表するアスリートが初の2ショット
スポーツ報知 1月18日(月)20時0分配信

関西運動記者クラブ選定の第59回関西スポーツ賞の表彰式が18日、大阪市内で行われ、特別賞を受賞したプロ野球・阪神の藤浪晋太郎投手(21)、個人で受賞したフィギュアスケートの宮原知子(17)=大阪・関大高=らが出席した。

 身長150センチの宮原は藤浪と初対面し、身長差なんと48センチの2ショットが実現。198センチの藤浪を見上げ「背が高くてびっくりしました」と目を丸くしていた。



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